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和書 492240 (356)



ワーグナーと人種差別問題―ワーグナーの反ユダヤ主義 今日に至るまでの矛盾と一貫性 (道しるべブックス)
販売元: BOC出版部

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ラヴェル―その素顔と音楽論
販売元: 春秋社

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硬い表題で損をしているが、これは弟子ロザンタールによるラヴェルの回想録である。内容は決して晦渋ではなく、訳注も適切なので大変読みやすい(但し、ときに文章の接続の仕方に疑問がある。また、途中から参照ページがずれるので、次の機会に直してほしい)。私自身の興味はラヴェル晩年の病気についてであり、その発病と症状の推移を知るために入手した本であるが、それとは別に、彼の性格、交友、芸術などについても、楽しみながら読了できた。困難な読書を覚悟していただけに、予想外の収穫であった。とくにラヴェルの大ファンというわけでなくても、十分に楽しめる本だと思う。挿入された写真も貴重である。




ラヴェル―回想のピアノ
販売元: 音楽之友社

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ラヴェルの盟友といえるロンの回想記。大半はラヴェルのピアノ作品の解説であり、曲に精通していなければ、何を言っているのかわからない。しかし、随所に挿入された逸話や、最後の章「自伝的素描と肖像」には、共に同じ時代を過ごした人ならではのラヴェル像が描かれていて、非常に興味深い。

私のラヴェル体験は、「展覧会の絵」(管弦楽版)と「ボレロ」から始まった。早い時期から「夜のガスパール」の「スカルボ」、「亡き王女のためのパヴァーヌ」を愛好したことを含め、きわめて陳腐な入門方法であったが、ちょうど一年ほど前に「子供と魔法」に目覚め、「マ・メール・ロワ」(マザー・グース)の素晴らしさを再発見して以来、ラヴェル作品を次第に多く聴くようになっている。ここで挙げられた彼の代表作を、ロンの解説で追うだけの実力は私にはとてもないけれど、ラヴェルの思い出を拾い読みするだけでも本書の価値は大きかった。とりわけ私は神経内科医として、ラヴェルを襲った慢性病に興味がある。本書から新たな発見は特になかったけれど、周辺状況ではっきりした点はいくつかある。欲しかった本であり、期待しただけの価値はあったと思う。ピアノが弾ける人にとっては尚更貴重な記録であろう。





ラヴェル―生涯と作品
販売元: 音楽之友社

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リゲティ、ベリオ、ブーレーズ―前衛の終焉と現代音楽のゆくえ
販売元: 音楽之友社

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本書の独創性は《1970年前後に現代音楽の世界で「前衛」という様式が終焉をむかえ、現代音楽が本質的な変容をとげたことを、実証的に論ずる》ことにあるとされている(音楽之友社HP)。しかし,中身を見る限り,本書を実証的な研究とは呼べないのではないかと思われる。方法論の観点に絞り,理由を大きく2点述べる。

1.資本主義論理の支配と教養主義の崩壊により,経済的に新しさの追求が経済的に困難になった。作曲家は多かれ少なかれ大衆に迎合しなければならず,これが前衛の終焉に結びつくとしている。ならば,まず歴史学の観点から,かつての前衛における社会的状況と,現代に於ける前衛の社会的状況を,定量的に比較することが必要だ。しかし本書には譜面による分析しかなく,肝心の「前衛の終焉」については主観的評価しかくだしていない。

2.譜面の分析についても問題がある。譜面の分析において「前衛の終焉」を「実証」的に論ずるとは,ある語法がどれくらいの比率で用いられたのか,任意の表現技法の構成比が母集団の中でどう変化したかを定量的に示すことを指す。しかし,筆者はこれもおこなっておらず,この点においても主観的評価しか下していない。

畢竟,作者にはすでに前衛の終焉についての私見があり,これを譜面分析によってそれらしく装飾しただけである。正しく実証的な研究は,もっと地道な情報収集と,臆断を挟まぬサンプリングによって行われるべきである。なお,三人の作家の代表性を始め,他にも少なからぬ論理の飛躍や臆断が含まれているが,紙幅の都合上割愛する。




リスト〈作品篇〉
販売元: 音楽之友社

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リスト〈生涯篇〉
販売元: 音楽之友社

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リズム・トレーニング強化書―全ての楽器のプレーヤー、作曲家、ヴォーカリストのための
販売元: 音楽之友社

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リズムはゆらぐ―自然リズムの演奏法
販売元: 白水社

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 黄金分割、って、この言葉だけを教条として取り上げてみるとトンデモに見えちまうのかも知れませんが、要するにそれは自己相似に人間が見出す美や快感のことであって、著者はその点について、自分の方法論に基づいて論を展開しているだけで、特におかしなことを言ってるようには思いませんが。数式やグラフなども、「読み飛ばしても構わない」と著者自ら言うように、むしろそれは自分の方法論を明示するためにこそ提示されているのは明らかでしょう。方法論が明確であること、実例が適切であることで、一つの論として有効なものになっていると思いますが。それは、演奏解釈例として挙げられているショパンを見れば一目瞭然ではないですか。

 また、著者は自分の論の限界についても触れている(ウィンナワルツのメロディーとリズムの拍のずれの項)し、また、メトロノームの効用にもちゃんと触れてますし、そうしたもろもろが読めてないと、トンデモ本に見えてしまうのですかね。





リズムの基礎
販売元: 音楽之友社

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私も以前はそうだったのですが、楽譜を読むのに苦労されている方の多くは、音高とリズムを同時に把握することに慣れていない場合が多いと思います。そのような場合、リズムならリズムだけを単独でトレーニングすると、短期間で読譜力をアップさせることができます。
この本では、リズムは音高から切り離され単独で扱われています。様々なリズムパターン(1声・2声)を正しく打つためのエチュードが、簡単なものから高度なものまで収められていますので、メトロノームを使いながら手でひざやテーブルを叩いて練習してゆくことで、ぐんぐん読譜力がついてきます。オススメです。


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