和書 492242 (304)

これからのびるための建設業財務診断

これからのまちづくり・みちづくりのヒント

これからのエコロジー住宅―21世紀のトータルな健康のために

これからのエネルギーと環境―水・風・熱の有効利用

これからのライフスタイルと環境―消費者教育シンポジウム

これからのリーダーには何が必要か?―貞観政要に学ぶ指導者の条件

これからの中高層ハウジング

これからの国土・定住地域圏づくり―都市と農業の共生空間をめざして

こういった世の中の動きを背景にして，本書では，とくに都市近郊に存在する農地にあり方について，都市の側からではなく，農業の側からいろいろと提案していたものだった．

これまでの都市農業は，激しい都市化と農業排除の中でしぶとく生き残ってしまったモノ．ということはその存在には，強烈な合理性を持っているはずであるとする視点は，とても新鮮だった．この残ってしまった農地と都市を共生という形でとらえなおして，行こうとしているがその道は，なかなか険しい．

昨今はやりの多面的機能云々も，ややイメージが一人歩きしている感があり，本書のいくつかの章では，そういう印象を受ける．
しかし，一方で，よくよく整理して用いなければならないと釘を刺している章もあり，このあたりバランス良く議論されている点に，好感が持てる．

オムニバスで様々な考えが述べられているが，よく整理されていて読みやすい．
農政に多少とも関わる私としては，手元に置いて時折読み返しておきたい．

これからの安全都市づくり―阪神・淡路大震災の教訓を踏まえて

これからの家―健康で快適な住まい