戻る

前ページ   次ページ

和書 492250 (89)



女形の運命 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






歌舞伎への招待 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

戸板康二というと、最近の読者はどのようなイメージを想起するだろう?
「ちょっといい話」シリーズに代表される洒脱なユーモリスト。
名探偵中村雅楽を生んだミステリー作家にして直木賞受賞者。

しかし彼の本業にして本領は歌舞伎劇評・評論であり、その原点こそ「歌舞伎への招待正・続」であった。永らく復刊が待たれた歌舞伎評論史上の金字塔である。これまで一部の「通」や「好事家」のものとして敷居の高かった歌舞伎を、彼は「エトランゼ」(異邦人)の眼から俯瞰し、翻訳し、鮮やかに切り取って見せる。その斬新さは昭和二十五年出版という「旧さ」を忘れさせる程だ。戸板康二の都会的センスが存分にきらめく、極上の案内書である。
同時に、この本を生みだした「暮らしの手帖」の名編集者・花森安治と戸板との見事な連携も忘れてはなるまい。




続 歌舞伎への招待 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






歌舞伎 ちょっといい話 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「ちょっといい話」のシリーズで数多くの読者を持つ戸板康二が、晩年の10年間、歌舞伎座の筋書(プログラム)に連載したコラムの集大成が本書である。

 昨今、歌舞伎や寄席に若い人が増えた。決して悪いことではない。それが一時のブームに終わらないことを希う。
 古典芸能の楽しみというのは、数十年のスパンで藝が師弟あるいは親子の間で伝承していくことを見守り、現在の舞台に、数十年前の名人の面影を再見することである。
 長い歳月、歌舞伎を愛し続けた戸板氏の文章で、私はあらためてそのことを思い知った。

 軽妙にして深さこの上ない一冊である。私は1日でこの本をむさぼり読んだ。そして、これからの人生でもたびたび、頁を繰りたいと思う。






元禄俳優伝 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






作者の家〈第1部〉―黙阿弥以後の人びと (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






作者の家〈第2部〉―黙阿弥以後の人びと (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






綱大夫四季―昭和の文楽を生きる (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

NHK大阪(BK)勤務時代に、山川静夫氏は八代目綱大夫と深い心の交流を築き上げ、その死に至るまでの人間・綱大夫を赤裸々に描いたものです。若い頃に、二度までも文楽界の主流から袂を分かちながら、その才能と山城少掾という絶大な後ろ盾をにより、おめおめと戻ってくる姿は遠慮会釈なく書かれています。当時は子供でよくわからなかったのですが、綱大夫に対しては冷ややかな雰囲気があり、今は忘れ去られてしまっていますが盲目の若大夫さんの方に贔屓が集まっていた理由が、この本を読んでなんとなくわかった気がします。強い絆で結ばれた師である山城少掾の引退を画策する綱大夫と、「親ばかチャンリン」と言われながら息子・咲大夫を溺愛する綱大夫。一代の名人と言われた人も、やはり人間だったということなんでしょうか。現代の文楽をご存知の方にもぜひ読んでいただきたい本です。ただ、残念なのは永六輔の下品な解説です。内容・文章が浮薄なことはさておくとしても、この本が書かれた1974年のあと随分経って2004年の岩波現代文庫への収録なのですから、1976年に相三味線の竹澤弥七に起きた出来事を触れておくのが解説者としての責務であると同時に、人間としての礼儀のように思うのです。折角の素晴らしい本が、最後で台無しになっています。




中村吉右衛門 (岩波現代文庫―文芸)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






能―現在の芸術のために (岩波現代文庫―文芸)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

素晴らしい内容でした。
能への、伝統芸能への畏敬と憧憬が文学的な表現で語られておりました。
あらゆる内容を集積し、削除し、編纂し直したと思われる愛着に思える程の能への長い恋文のようでした。読んでいて感動しました。ヴィジュアルでないもう一つの形の美しいものを観たような気持ちです。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ