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和書 492252 (338)



アカデミー賞―オスカーをめぐる26のエピソード (中公新書)
販売元: 中央公論社

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アカデミー賞は年々没個性化しているような印象がありますが、この本を読めば昔のアカデミー賞を巡る俳優や監督たちのエピソードは笑えるものあり感動するものありとにかくおもしろいの一言です。
長らくアカデミー賞に縁のなかったヘンリー・フォンダが『黄昏』でようやく主演男優賞を受賞するまでの娘ジェーンとのいきさつ、授賞式欠席ばかりのキャサリン・ヘプバーンが1974年に初めて出席したわけ、受賞を拒否した二人の名優、など映画史に詳しい方ならおなじみのエピソード満載で楽しめます。
私もこの本を読んで未見の名作映画をもっと観たいという気にさせられました(でもTSUTAYAなんかにはたいして置いてませんよね…)
川本さんの筆致も淡々としていながらおかしみがあって、読みながらくすくす笑ってしまいます。
映画好きな人なら読んで損のない一冊です。




アカデミー賞―オスカーをめぐるエピソード (中公文庫)
販売元: 中央公論新社

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 アカデミー賞をめぐるハリウッドの愛憎うずまく裏話エピソードを多数集めた本です。裏話というのは大抵どんなものでも興味深いものですが、ハリウッドの著名人のものとなればなおさらのこと。著者は平易な文章で大いに楽しめる一冊に仕上げています。

 しかしこの本には大いに苦言を呈したい点があります。

 アカデミー作品賞を受賞したコメディ映画がとても少ないということを論じた章にこんな記述がありました。
 「そして80年代は現在までのところ(中略)『愛と追憶の日々』があるだけ。」(172頁)

 実際には89年に「ドライビング・ミス・デイジー」が作品賞を受賞しています。ということは、2004年発行と奥付にありながら本書は89年よりも以前に書かれた原稿をまとめていることが読み取れます。それもそのはず。著者は90年に中央公論社(当時)からほぼ同名の著書を出しています。この文庫はそれをもとにしている本だということがようやく巻末の解説によって初めて分かるという具合です。

 今年再出版するにあたって、手を加えた跡は確かに見られます。授賞式を欠席し続けていたウッディ・アレンが2001年には珍しく出席したこと(120頁)や、「キリング・フィールド」の助演賞俳優ハイン・S・ニュールが96年に射殺された事件(155頁)などにも触れています。それでも全体的には90年代以降の記述に物足りなさが残ります。

 既に物故者となったマルチェロ・マストロヤンニが受賞式で「グラーチェ」というところを見たいものだ(198頁)という記述も残ったまま。10年以上も前の本を表紙とサイズだけ変えて再出版したというお手軽さが透けて見えます。
 出版社と著者が読者(=お金を払って本を買う人)に対してどういう姿勢でのぞんでいるかということが自ずと分かります。




アカデミー賞受賞者総覧―生いたち・栄光のプロフィール (Newton DATABASE)
販売元: 教育社

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アカデミー賞受賞者総覧―生いたち・栄光のプロフィール〈92年版〉 (Newton DATABASE)
販売元: 教育社

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アカデミー賞を買った男―夢を追いかけて映画バイヤーになった (夢を語る技術)
販売元: B!インターナショナルブックス

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アカデミー賞を獲る脚本術
販売元: フィルムアート社

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 ハリウッドで脚本家として名をあげようと野心を持つ読者のために、すぐれたシナリオを書くための極意を指南しようという書です。著者はアメリカの映画界でスクリプト・コンサルタントとして活躍する女性。
 脚本家の卵のための入門書というよりは中上級者向けの書ということですが、私のような一映画ファンでも十分楽しめます。

 コーエン兄弟がオスカー脚本賞を獲得した「ファーゴ」が、「登場人物を明確に描くための体系的映像」をどのように用いているかについて記した箇所(154頁以降)はなかなか唸らせます。二人組の犯人が凍った雪道の中で凍える様子と、捜査するマージが温かい家庭に包まれている様子を対比させることで、主人公がこの世を肯定的に捉えていることを脚本家は示そうとしたと著者は考えるのです。

 このように映画(の脚本)には、観る者の深層心理にするりと入り込む仕掛けがいくつも散りばめられている場合があり、そしてその散りばめ方が見事であればあるほど観る者の心を深くつかみとることができるのです。

 そしてまた著者は、脚本家が目指すべきは登場人物たちが成長する物語であると強く信じて次のように記します。

 「人間は成長しなければ人生の勢いは衰え、時には止まってしまう。変化がなければ、人間は同じパターンを繰り返すだけで、人生の旅は止まってしまう。(中略)人間の変化とはより人間味のある、自分らしい人間へと変わっていく動きであり、前向きなものだ」。(184頁)

 人間を信じる力強さをそこに感じます。映画というものが優れた表現手段であり続けるのは、まさにこうした脚本家たちの信念が背景にあるからなのだという意を強くしました。

 なお、巻末に掲げられた映画作品名に先に目を通すことをお薦めしておきます。これは本書で言及されている作品のリストですが、本書はその結末にまで触れてしまっている場合がほとんどだということを忠告しておきます。




アカデミー賞全史
販売元: 文藝春秋

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アカデミー賞映画で学ぶ映画(シナリオ)の書き方
販売元: スクリーンプレイ出版

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シナリオの書き方というよりも、ストーリーの作りかたの本ですね。
構成や台詞、人物造形など、面白い物語を作るための方法論が述べられています。
シナリオの他、マンガや小説を書く人にとっても参考になる本だと思います。




手にことばをのせて―ある手話劇団の記録 (あかねノンフィクション)
販売元: あかね書房

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赤ひげ (ヨムゲキ100―ヨムゲキゴールド)
販売元: ENBU研究所

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