この写真集は「色」でテーマが別れており
それぞれ違った衣装やシチュエーション、
表情で単調にならずに、楽しませてくれます。
若干スタイルもスッキリして大人ぽい表情が多いのですが、
笑うと三日月になる目は
相変わらず可愛いです。
サイズもとっておくには丁度良く
その分ページは多めで充実しています。
ドラマとかに出ると、グラビアから離れる
アイドルが多い(露出も)ですが
彼女は両方をバランス良くやっているので
これからも楽しみです。
中身は、カードマジックに必要なテクニックを写真を交えて解説するとともに、ほぼ紹介されたテクニックだけでできるマジックが、それぞれの章の最後に紹介されるという形で展開されます。
テクニックごとに、星の数でその重要度を表していますが、できなきゃダメということではありません。同時に易しいものも紹介されています。
またこの本では、手の大きくない人でもテクニックをこなせるように、カードの持ち方が工夫されています。事実決して手は大きくない私が一通り習得できたのですから、かなりの人が練習すればできるようになると思います。
難を挙げるならば、左右など重要な所で誤記があり、少し考えないとそのテクニックがなぜそうなるのか理解できない場合がありますが、かえって手取り足取りよりも身につくかもしれません。
こういった本は非常に多いですが、何よりも安い。始めたいけど高い本は・・・という方は、この本から入ってみては?
しかし普通の人がこのレベルまで練習を継続できるとは信じられません。
なぜなら
1.奇術を構成する一要素に過ぎない技法を、
2.しかも実際の演技では使用が限られる技法を、
3.他のもっと自然なムーブや技法で代替可能なのに、
どうしてそこまで上手くならなくちゃいけないのか。
という疑問が心に去来するからです。
テクニシャンに憧れる私、
マニア心を誘惑するタイトルに引かれ、つい買ってしまいました。
結果は・・・やっぱりついていけません!
奇術そのものよりも、技法上達に喜びを感じる求道者タイプの方には面白い本かもしれません。