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和書 492410 (104)



500年のトンネル 下 創元推理文庫 F フ 7-2
販売元: 東京創元社

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 原題は「スターカームの握手」(邦題「500年のトンネル」は、ちょっとセンスが悪すぎる)。スターカームとは、16世紀英国の辺境の民。人は右手で握手する。武器を持つ手を差し出すことで、害意のないことを示す。ところが、著者が創造したスターカームの連中はほとんどが左利き。だから、右手を差し出しながら左手で短剣を抜くことができる。そのスターカーム一族と握手(契約)をかわしたのが21世紀の私企業で、極秘裏に開発したタイムチューブを使った鉱物掘削やリゾート開発で一儲けを企んでいる。誇り高く名誉を重んじる粗暴な16世紀の民と、合理的かつ冷徹に私利私欲を追い求める21世紀の企業人。この高貴な欲望と低俗な欲望がぶつかりあう五百年の時を超えた戦闘や、通訳兼連絡係として送り込まれたアンドリアと一族の長の息子ピーアとの恋愛譚を織りまぜた「児童文学」の巨編。生き生きと叙述されたスターカームの精神が本書の最大の魅力だが、アンドリアも含めた21世紀人があまりに貧相で、物語としての興を殺ぐ。タイムトラベルの趣向も十分に活かし切れていない。




500年目の恋人 (パレット文庫)
販売元: 小学館

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50CCバイクで島の温泉日本一周 (小学館文庫)
販売元: 小学館

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 小型のオートバイをおともに、日本中の島を走りまわった記録。伊豆諸島、小笠原、江ノ島、小豆島、隠岐、佐渡島、五島列島、屋久島、沖縄と全国をくまなく訪れている。
 目的は2つ。島をオートバイで走ることと、温泉に入ることだ。あと、美味しい魚を食べことも含まれるみたいだ。楽しそうな旅で、実にうらやましい。
 島に渡るには、多くはフェリーや渡船を利用することになる。そうやってわざわざオートバイを持ち込み、島中を走るわけだ。なかなか爽快そう。親切で安い島の民宿も素晴らしい。
 ただ、本書で取り上げられている島が188ヶ所にのぼることからも明らかなように、あまりにせわしない旅であった。また、出来るだけ数をこなすというのが目的になってしまっていて、ちょっと寂しい感じがする。




50の職場と50の小説 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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50歳からの旅行医学 ―快適・安全・楽しい旅への76の知恵 (講談社+α新書)
販売元: 講談社

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「50代の生き方」を本気で考える本―人生の大転換期を楽しく乗り切る49のヒント (PHP文庫)
販売元: PHP研究所

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50億ドルの遺産 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

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~『火神を盗め』や『謀殺の弾丸特急』などに連なる、冒険小説。

主人公はヨーロッパから東南アジアへと渡り歩いて来た青年・中尾英輔。
彼が島国スマリで進行する陰謀に巻き込まれるところから物語は始まる。

アメリカがベトナム戦争で使った兵器、
50億ドルそうとうの遺物がスマリに残っているというウソによって、
スマリに世界銀行等から融資を引き~~出し、軍需産業に一泡ふかせよう、
というのがその陰謀である。

その倒錯的な発想も凄いが、
それに絡んでいる殺し屋やプロの軍人たちのストイックな描き方は
さすが山田正紀、という感じ。
終盤は最初に挙げたような作品と同じく、絶望的な戦力差を前にしながらも、
目的地に向かった行軍/冒険が待っている。

例によってクライマックスはあっけ~~なく通り過ぎてしまうのだが、
本作ではそれを補うかのような、多少長め、
かつ意表をつく二転三転の展開のエピローグが待っている。~




50億ドルの遺産―青春冒険小説 (1979年) (カッパ・ノベルス)
販売元: 光文社

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50名山の歩き方名景の撮り方―登山難易度・撮影ポイント付き (講談社プラスアルファ新書)
販売元: 講談社

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50年前の憲法大論争 (講談社現代新書 1888)
販売元: 講談社

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「大論争」というと,国民の権利のありかたや,憲法における天皇や国政組織のかたちなどについて論争がくりひろげられるさまを想像してしまう.ところが,この本のおもな内容はそれとはまったくちがっていた.日本国憲法はマッカーサーがきめたのか国会がきめたのか,国際法上有効なのかどうか,などなど,憲法の制定過程などに関する議論がほとんどである.民主主義にとって手続きが重要であることはもちろんだが,もっと内容に関する議論が必要なのではないだろうか.

この本の解説のなかにも「この 50 年間,憲法改正 (中略) の論議が深まったということはなかったのである」とかかれているが,それはいまだに議論のおおくが具体的な憲法の内容にふみこまずに,手続きなどに関する不毛な論争をくりかえしているだけだからではないだろうか.もっと条文の内容にたちいって議論しないかぎりは,いつまでたっても議論はふかまらず,日本の民主主義もふかまらない.そして,気がついたら,むりやり国民投票にかけられているということになりかねない.

こういう "からっぽの議論" が 50 年前にはじまっていたことを確認する意味で,この記録は貴重なものだといえるだろう.



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