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和書 492410 (117)



7つの黄金郷 <6>
販売元: 中央公論新社

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未完の大作。鉛筆描きの第四部ネームP30を含む。

欧州中が旧教徒と新教徒との戦いに巻き込まれる中、英国はスペインやバチカンと敵対していた。
英国レッドフォード家に生まれた双子の男女エロール・リーとオリビエ・リーは
4歳の頃から両親と別れ10年間船上で暮らしていた。
父侯爵から帰国の命が下り、祖国へ戻ると母ビクトリアが何ものかにさらわれ
3年の月日がたつ事を告げられる。
オリビエは4才の時に旧教徒にさらわれ背中に「EL DORADO」のイレズミが刻まれていた。

完結と謳いながら半端なネームをのっけられてあきれてましたが、読み返すとやはり面白いです。
マンスフィールド伯アーサー・ローレンスなんか、オリビエへの思いを完全に押し隠している為に
かえってはちきれそうでエロい感じがします。
兄のエルでさえ、妹を他の男に預けた時には娘を持つ父親の気持ちがわかると言った
ジェラシーらしきものを感じているのに、実の父レッドフォード侯爵は謎です。
アーサーに「オリビエの手当てをして自分も生身の男です。こんなムラムラした自分と
あなたの娘を今夜ふたりきりにすべきではないと思う(直訳)」と告白されても
「結婚ならいつでも許す」と、父の情に流される事もなくその場を後にしてしまいました。
だいたい娘にまでフェロモン振りまいていったい何がしたいのかと。
でも、すごく楽しいです。
もしも舞台化する事があったならロレンツォ・デ・クレメンテ公爵は是非美輪明宏さんに演じて頂きたい。




7つの黄金郷(エルドラド) (1) (中公文庫―コミック版)
販売元: 中央公論新社

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うろ覚えですが、『三銃士』や『岩窟王』やアルセーヌ・ルパン(だったかしら)
そんな色々な面白さを詰め込んだ作品を書きたいと作者がどこかに
書かれていました。確かに影響をうけています。
舞台は16世紀末エリザベス女王の統べる英国。
スペインとの宗教戦争のまっただなか、王家の血を引く双子と

美貌の敵国人、そしてかっこいい同国人たちの恋の物語です。
伯爵や公爵や女王陛下や枢機卿などがでてきます。
ジプシーや泥棒や海賊や幻のインカの伝説なんていうのもでてきます。
こんなタカラヅカ真っ青のような豪華な設定の少女漫画が昔はあって
週刊誌で毎週読むことができたなんて、とても幸せなことでした。

確かに微妙に荒唐無稽だったり、歴史の考証ミスはありますが、
たとえば『三銃士』の荒唐無稽が決して作品のキズではないように
この作品の荒唐無稽さも、作者の執筆の勢いとして、光り輝くように
感じています。
また、この歴史考証はどうのこうのというのも少女漫画の読み方としては
つまらないものだと思いますので、西洋史に詳しい方も目くじらを

立てずにロマンの旅にでてほしいです。
読後に、登場人物の名前の由来を映画スター、歴史上の人物
小説の登場人物などに探したりするのも楽しいです。
もしかしたら、暇人向きでしょうか。
残念ながら未完ではありますが、1部から3部まであり、各部で完結した
ストーリーですので、十分楽しめます。
1部と2部だけ読むという読み方もあるかもしれません。

この作品の完結を願っていましたが、このような素敵な漫画に
子供のころに出会えただけでも、私は作者にとても感謝しています。
そして、とても才能のある漫画家であった山本鈴美香さんが少女漫画界から
早くに去ってしまわれたことを、いつまでも残念に思います。




7つの黄金郷(エルドラド) (2) (中公文庫―コミック版)
販売元: 中央公論新社

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この文庫版は1,2巻が第1部。3,4巻が第2部。5,6巻が第3部となっています。
1部と2部は単独で読んでもストレスの少ない内容になっています。
1部の特徴は、海賊らしさやインカ帝国の黄金の郷についてのロマンスに
あふれているところです。
2部3部と、主人公の成長に従って恋愛のウエイトが大きくなるのに比べ

1部は主人公も子どもで、安心して(?)楽しむことができます。
編集の意図で、第1部は主人公が母親の行方を捜す母子ものという設定になったそうですが
オリビエとエロールの幼さが愛らしくて、私は結構この1部が気に入っています。
また、1部終了から2部への展開も絶妙で、作者の好調さを感じます。

(2部から3部への展開はこれに比べるとあまり絶妙ではないのです)




7つの黄金郷(エルドラド) (3) (中公文庫―コミック版)
販売元: 中央公論新社

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1部でレッドフォード侯爵夫人の救出が成功して、このストーリーの主題であるエルドラドについて語られ始めます。同時にロレンツォがオリビエの背中の緋文字のコピーを公開し旧教国の目を大西洋の彼方のインカへ向けさせ、この部ではイングランド国内の混乱に乗じたスコットランドの反乱を煽るメアリスチュアートとその隠し子の紅蜥蜴の暗躍と多分後に語られる筈であったイングランドの艦隊がスペインの無敵艦隊を破る名場面への伏線を張っていった様ですが構想が大き過ぎたのでしょうか連載が休止されて久しい。

もう少し続きを描いて欲しかった。それでも観賞価値は十分あると思います。




7つの黄金郷(エルドラド) (4) (中公文庫―コミック版)
販売元: 中央公論新社

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7つの黄金郷<5> (中公文庫C)
販売元: 中央公論新社

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いよいよ第3部となりました。
個人的には、この3部はいろいろと苦手な部分が多いのですが
敵側スパイ総元締め、紅蜥蜴の正体と素顔が明らかになるため
やはり、読まずにすごすわけにはいかないでしょう。
(素顔は、第6巻で登場します。もちろん美形)
畏れ多くもローマ法王などもでてまいります。

2部に比べて、作者は不調だと思いますが、5巻部分は少なくとも絵は綺麗です。
3部の冒頭のエピソード、クレメンテ公が紅蜥蜴に疑われ
オリビエが拷問される、というのには感心しません。
2部で刺青の公表役を受け持ち、また、スコットランドに同行して
双子の身を守ったという一連の出来事を無視しています。

クレメンテ公が紅蜥蜴なら、オリビエはとっくの昔に暗殺されていたはずです。
この不自然な設定はひとえにクレメンテ公の過去を明かすために考えられたのでしょうが
その場面の公があまりにもせつなく美しいので、ひとまず設定の不自然さは
不問に付します。
しかし、次の6巻部分ではクレメンテ公は瀕死の重傷を負い、

お風呂にも入れなくなってしまうという
あまりにもロレンツォさまをないがしろにしたこの3部って
もう少し何とかならなかったんでしょうか。
公が意識不明で生死の境をさまよっている間に
ロレンツォファンの3/1は紅蜥蜴ファンに流れたものと推定されます。
(その点アーサーファンからの移動は少なかったと思われます。

マリオットファンやドレークファンなどの渋い層も流れたか二股かけたものと推定します。)




七人の敵あり―長編小説 (1962年) (カッパ・ノベルス)
販売元: 光文社

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七人の風来坊―ホーソーン短篇集 他四篇 (1952年) (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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7年目の制服/君が教えてくれるすべて―宮川匡代名作セレクション (集英社文庫―コミック版)
販売元: 集英社

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7日間で速効チェック!TOEICテスト頻出英単語 (宝島社新書)
販売元: 宝島社

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