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和書 492410 (284)



Jazz‐Tango (小学館文庫 (あA-23))
販売元: 小学館

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

この物語の結末を読んだ瞬間に私の脊髄を駆け抜けた感情を何と呼べば良いのか・・・
全く判らなくて、しばし呆然自失してしまった。

一番近いのは『戦慄』だと想われる。
だが、そんな単語ごときでは到底言い表せない。

この舌の上に残るイヤな苦味、
まるで足元がガラガラと崩れてしまいそうな『絶望感』
そしてホラー小説の様な『恐怖感』さえ在る。

私には兄弟姉妹はいないが、
もしも自分が天王丸の様に不幸のどん底にいたとして、
自分と同じ遺伝子を持った者が、何の苦労も無い恵まれた幸せな日常を謳歌しているのを瞳の前で見たら、やはりそんなにも憎悪してしまうのだろうか?

天王丸の行動は主人公に対する憎しみだけでは無く、
彼に与えられなかった愛を求める故の行為でも有った様に想える。

己の周囲に居る者を誘惑し、破滅へと導く彼の姿は怖ろしくもあり、哀しくもある。

それにしても秋里和国さんのストーリーテラーぶりには驚嘆させられた。

昔読んだ『花のO−ENステップ』等の様なラブ・コメディを描かれたのと同じ筆致とは想えない衝撃作である。




JAZZ“名盤”入門! (宝島社新書)
販売元: 宝島社

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 後藤、中山、村井各氏の共著ということで、即買い。ただ、元々、2003年に別冊宝島のムック本として出されていたものを改訂・新書化したものだそうです。
 ジャズについて、初級を出て、中級者の入り口についたくらいの人が対象か?私自身がその程度の知識なので、私的には、まずまずの内容でした。が、全くの初心者には、ロリンズなどちょっと選択しているアルバムがマニアックっぽいかなと思われるところもあるし、逆に、よく聞きこんでいる中級〜上級の方なら、買うまでもないかもしれません。私も、比較的最近のミュージシャンやプロデューサーの人など、あまり興味ない人物の項は、斜め読みで飛ばしました。
 また、改訂するのなら、もう少し手直しした方がよいのでは、と思われたところも、少しありました。一例を挙げれば、エルヴィン・ジョーンズは2004年に亡くなっているのに、「そのパワフルなドラミングはいまだ衰えを知らない」というのはないでしょう。これらの点から、1点減じて星4つとしました。 
 三氏による鼎談、後藤氏による豆知識も面白かったです。中山氏の「月に買うCDは2枚でよい」説は、なるほどと思いました。それくらい、よく聞き込んでつきあわないといけない、ということですが。「この本を参考にしてCDを買った人から文句がきたとして、自分がそれを買い取る自信があるものを選んだ。買って失望したよという人がいれば、お会いして説教してあげる」(中山)ーちょっと笑ってしまいましたが、その言や良し、って感じです。 
 白黒ながら336枚にも及ぶアルバムジャケットも紹介されているし、読み物としても楽しめました。




JAZZ〈1〉 (ディアプラス文庫)
販売元: 新書館

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けっこう評判いいみたいなので。すみませんファンの方。
本作、かなり読者を選んでるんじゃないだろうか。「痛くて、せつなくなるような」話を期待したのに、別の意味で痛い話だこれは。喘息もちの高校生瀬川は、年上の内科医成沢に対し強烈に恋に落ちた。そして取った手段は一服盛って、ってそんな…その後はもう体繋げればって感じで、取ってつけたように母親の束縛やら愛し方を知らない自分やら、もう飽きるほどボーイズラブ系で登場するキーワードのようなものが散らされているだけ。いや、これだけのことで話をここまで進めるのはすごいなと感心もするんだけど、作品世界にはまったく入り込めず。主人公瀬川と同年輩くらいなら楽しめるんだろうか??




JAZZ〈2〉 (ディアプラス文庫)
販売元: 新書館

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 永遠に片思いってわけじゃないかもしれない・・・。前作より、少しは望みを持てるようになった瀬川。気持ちに余裕が出来て、奪うだけから、成沢が失って来たものを埋めて行くような愛し方へと変わって行く。大人へと成長しつつある瀬川は、いつか紛い物の恋から醒める日が来る。そんな未来を成沢が予感していることなど、瀬川は知る由も無く、成沢の気持ちが一向に見えて来ない不安に揺れ・・・些細な誤解から、成沢を酷く傷付けてしまう。擦れ違う二人がどうなって行くのか。少し大人になった瀬川くんを、この先も見てあげて下さい。




JAZZ〈3〉 (新書館ディアプラス文庫)
販売元: 新書館

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 この巻は高群保さん描く表紙が過激ですが、勇気を出して手に取ってみましょう(笑)。前作から、2年が経過。アメリカで共に暮らしたものの、そこでの生活は、あくまで異邦人としてのもの。帰国した成沢と瀬川は、本来居るべき場所での現実を突き付けられることになる。社会的な立場。将来。瀬川の両親。・・・現実に押し潰されそうになりながら、瀬川から離れて行こうとする成沢を、瀬川は許さない。成沢を最も不安にさせているのは、大人へと変わって行く瀬川自身であることには気付かない・・・。擦れ違う二人の行く末を、どうか見てあげて下さい。




JAZZ〈4〉 (新書館ディアプラス文庫)
販売元: 新書館

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 瀬川が容易く誓う『永遠』は、とても近い未来のことかもしれない・・・。変わって行く瀬川の側で、いつか恋が終わる時が来ることを、予感し続けた成沢。ついに“その日”が訪れた時、予想以上に受けた衝撃は大きく、成沢は戸惑うが・・・。成沢先生と瀬川くんが出会ってから、4年近くが経ちました。擦れ違ってばかりいた二人が、どんな結末を迎えるのか、見てあげて下さい。




JAZZとびっきり新定盤500+500 (だいわ文庫 F 74-1)
販売元: 大和書房

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実に面白い本でした。所謂、俗に言う定番はこの本にはありませんね。だから面白い。一般的な定番、名盤の案内本なら捨てるほどあるのではないでしょうか?これが定番?と言うと考え込まされる部分も多々ありますが知られざるLP&CD、あまり知られていない演奏者を紹介している点に関しては評価されると思います。また、紹介されている盤も決して高価な物でもありません。これ見よがしに紹介するならもっと希少盤を紹介すると思いますが。(私の知る限り希少盤はごく僅かです)知らない盤ばかりだからと批判するのは寂しいですね。知らないLP&CDを探すのも楽しみの一つと思う気持ちの余裕も必要だと思いますが。メジャーばかりがJAZZではない。いい加減、メジャーから離れて自分好みのJAZZ探しに出かけましょう。そのためのガイドブックだと思います。




JAZZの聴き方に法則はない (講談社プラスアルファ文庫)
販売元: 講談社

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ジャズ喫茶の主人であり、ジャズ評論家の著者の快著。「独断と偏見?」でどんな名盤もバッサリ。返す刀でマイナーな盤でも、ほめる。それはレコード会社やスイング・ジャーナルなどの「業界誌」との「しがらみ」がないからだ。著者のコレクションのレコードジャケットのカラー写真を見ているだけで楽しい。夜寝る時にジャズを聴きながら、読むのは至福の時でもある。(松本敏之)




JAZZはこの一曲から聴け!―マイ・フェイバリット・アルバム100 (講談社プラスアルファ新書)
販売元: 講談社

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とにかく全編、ジャズ喫茶の親父にしてジャズ評論家の寺島さんのジャズに対する愛情が伝わってくる。ビル・エヴァンス、リー・モーガン、クリス・コナーなどのいわゆる万人が認める名盤も取り上げられているが、多くは現役のジャズメンたちの現代のジャズ・アルバムに多くのページが割かれている。そうです。ソニー・ロリンズもいいけれど、現在のジャズを聴いて欲しいという寺島さんの思いがあふれているいる一冊。値段も安いし、読んで面白い。(松本敏之)




JAZZを聴く 五感ときには第六感で! (講談社プラスアルファ文庫)
販売元: 講談社

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JAZZ関係で著作の多い寺島氏であるが、この本は従来の辛口口調の寺島氏に若干シュガーを加えたような感じである。そうは言っても随所に光る寺島節は相変わらずである。JAZZの楽しみ方をちょっと理解した”脱初心者”の方には最適かと思われます。ベテランの方や他の寺島氏の著作を熟読した方にはあまりおすすめしません。


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