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和書 492410 (390)



イノベーション思考法 (PHP新書 512)
販売元: PHP研究所

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イノベーションについて述べられ、「技術革新=イノベーション」だけなく、「様々な知識・経験を組み合わせて新しい創造・価値を創出=イノベーション」でもあることから、従来の日本的考えだけでなく、ヨコとのつながり、異文化とのコミュニケーション、出る杭になること・失敗することを怖れない等、例を挙げて説明している。
ただ、残念なのは、内容が表面的(広く浅く)かなと感じ、もうちょっと色々な箇所で詳しく述べて欲しかった。
また、内容における斬新さは感じられず、梅田望夫氏「ウェブ時代をゆく」の方が、自分の経験やトレンドを踏まえているので面白いと感じられた。筆者の貴重経験を交えてもっと述べてくれていれば、オススメできる本だと思う。




チャーチルが愛した日本 (PHP新書 513)
販売元: PHP研究所

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チャーチルの親日的言動の背景には、母親から聞いた明治中期の日本と日本人が影響していたという。
母親が旅行したのはほぼ1ヶ月、横浜に入港し箱根・日光・京都などを巡り浮かび上がる情景は、明治初期に日本を旅行したやはり英国人女性、イザベラ・バードの記録した日本とほぼ同じ「魅力に満ち心安らぐ国、礼節を心得た男性と声色の穏やかな女性の国」である。
母親の耳朶にいつまでも残る“田園の道をゆく盲目の按摩のうら寂しい葦笛”―今はもう失われた光景を想像して、読んでいる方まで哀惜の念に駆られる。
それはよいのだが、この著者、ところどころでおかしな歴史認識を語る。
満州事変を日本の侵略行為と決め付けたり、連盟から脱退して国際社会での孤立を深めたとか、日中戦争は中国民の大同団結をもたらしたとか、戦後教育史観というか謝罪史観の片鱗が覗く。
やっぱり外務官僚かと溜息がでるが、それ以外はよい。
最終章の扉のページに、エリザベス女王戴冠式に出席するため訪英した皇太子殿下(今上天皇)が、チャーチルの会釈を受ける写真が出ている。午餐会の席上でのチャーチルの挨拶がまた味わい深い。
かつて日本人から母に贈られた青銅の馬の置物を指して、その日本人が母にこう言ったことを紹介する。
日本にはこういう美術を生む文化があるのに西洋人はそれを認めようとせず野蛮国のように扱い、日本が何隻かの軍艦をもつようになって初めて一流国と認めた。
チャーチルは続いてこう言う。どの国もこのような美術品の制作に力を注ぎ、軍備にはカネを費やさないですむようにしたいものだ…。




あなたにも解ける東大数学 (PHP新書 514)
販売元: PHP研究所

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内容的にはじゅうぶん良い本の部類に入るのだとは思うが、タイトルと内容のギャップが酷すぎる。

本書の内容の約8割は、数学(算数)塾を運営していく上で、苦手だった生徒をどうやって得意にしていたか、能力を発揮できず伸び悩んでいた生徒をどうやって引き上げていったか、著者の経験に基づいてまとめている本である。その手法がポイントを絞って具体的にわかりやすく述べられている。

また最後には必ず「何がポイントだったか」のまとめがついており、わかりやすく短い文章ゆえ読み流して大事な部分を落とさないように、子供が算数・数学を学んでいくうえで何が大切かがわかるようになっている。算数や数学で悩んでいる子供を持つ親には、参考になることが多い。

ただ、本書のタイトルはあくまで「あなたにも解ける東大数学―発想と思考のトレーニング」である。このタイトルを見て期待するのは、数学があまり得意ではなかった大卒サラリーマンに、東大数学への再チャレンジを促すような内容だろう。いわゆる再入門書である。

だが、はっきり言って、そのような需要にはほとんど叶っていない。最後のほうで、実際に出題された東大数学を解説する章があるのだが、ほんのつけ足し程度である。ほかの部分との整合性をあまり感じることができない。本書では「東大数学」「発想」「思考」は単なる撒き餌である。

本書の場合、著者が書きたいことと編集者が書かせたいことのギャップがあったのだろう。もしかしたら編集者が依頼した内容が、著者が書いてきたものと食い違ったのかもしれない。本書の著者が伝えたい内容はかなり素材としてはおもしろく、だったらそのまま生かすべきだったのではないだろうか。内容と違うタイトルをつけられて、ダマされるのは結局、読者である。

「算数を得意な子供にする方法」などといったタイトルにして、もっとテーマを絞るべきだったのではないか。新書は毎月点数が多く、こまかい調整など難しいだろうが、こういう仕事はいただけない。担当編集者に猛省を乞いたい。




バカ親、バカ教師にもほどがある (PHP新書 515)
販売元: PHP研究所

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 タイトルは非常に挑戦的ですが、実はそうでもなくて今の学校の抱える問題について、学校側からの意見、PTAも含めた親からの意見をどちらもバランスよく取りあげ、本当はモンスターペアレントなるものは殆どおらず、どちらもがお互いの言語を理解していないが故の余計なトラブルが発生しているだけだという論旨の新書です。
 どちらもがお互いに対して理解ができなかったり、過剰に防衛、攻撃するからトラブルが発生するのだというのはたぶん多くはその通りなのでしょうけれど、あまりにモラルのない言動を繰り返す親の出現や、大分県の問題に代表されるような腐敗した教師が大量生産されている現状を知ると、この本で取りあげられている事例やケースは、あまりにもそれは理想論というかうまくいっているケースを中心に作り上げた出来る人たちの話に見えてしまいます。非常に残念ですけれど、そう思えてしまいます。
 藤原さんといえば、「夜スペ」に代表される特殊な学校教育を押し進めている方で学校に地域ボランティアが百人単位で動いているし、予算も寄付を含めいろいろな点で一般の中学とは違う形で運営している方です。また川端裕人さんは、小説家として「夏のロケット」「せちやん 星を聴く人」などを著している方でこれまた一般の保護者とはスタンスも感覚も違う方で、そのあたりが余計にそういう思いを強くします。
 これが一般のごくありふれたどこにでもある中学の校長と、どこにでもいる父兄が書いたのならまた違う感覚をひょっとしたら得たのかも知れませんが、元教職関係でいわゆるモンスターペアレントと呼ばれる人たちと生で対峙したり、腐敗した教師とじかに接したことのある自分からすると、この問題をごく一部の例外はあるけれど、大半はコミュニケーションの問題で片付けてしまうのは危険な気がしました。




熱き心 寛斎の熱血語10ヵ条 (PHP新書 516)
販売元: PHP研究所

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市民のための裁判入門 (PHP新書 517)
販売元: PHP研究所

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 『司法のしゃべりすぎ』(文春新書、2005)などの著作で知られる、異色の判事だった(2006年退官)著者の最新刊。
 タイトルどおり、一般市民のためにわが国の裁判制度をわかりやすく解説することを目的としている。
 そもそも裁判とは何であるか、司法権とは何であるかといった原論的な話から始まり、次いで裁判所の権限、裁判官の独立といったわが国の裁判制度の根幹部分について論じた後、裁判所の構成、司法行政の仕組みといったより具体的な話に移り、さらに実際の裁判の手続について簡にして要を得た説明を行い、末尾で来年施行される裁判員制度について触れている。
 「市民のための」とあるが、一般市民がある日突然裁判に呼ばれることになったから裁判について知りたいとか、あるいは誰かを訴えたいがどうすればいいかわからないので知りたいといったニーズに応える本ではない。あくまで、裁判とはどういうものかを概括的に知るための本である。
 記述は平明でわかりやすい。入門書として適当なレベルだと思う。
 ただ、一般的な説明の中に、著者独自の見解(それも通説から見てかなり異色の)が巧みに盛り込まれている。
 そのため、本書を全く鵜呑みにして、裁判とはこういうものだと信じ込んでしまうと、後々痛い目に遭うように思う。
 したがって、一般市民が裁判制度について手っ取り早く知りたいと思って本書を読むことは、決してお勧めできない。
 「入門」と称する本で、独自の見解を何の注釈もなしに多数盛り込むことは、決して褒められた行為ではないだろう。
 著者ならではの裁判論を読んでみたいという、ファン向けの本だと思える。




グーグルが日本を破壊する (PHP新書 518)
販売元: PHP研究所

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グーグルと言えば、卓越したアルゴリズム技術で検索サイトのトップを独走し、新しい広告モデルを確立したことで莫大な資産を擁する大企業だ。そして、グーグルは新聞やテレビなどの既存のメディアの地位を危うくしており、今や理工系の学生の憧れの企業だ。

無名の若者たちが、大メディアから広告を奪うことでのし上がろうとしているのは痛快だった。グーグルといえば、技術一つで天下を取ろうとするクールな企業の象徴だった。

しかし、最近、日本でも公開されたストリートビューが問題になっている。グーグルは、日本のごみごみした住宅街を誰でも見れてしまうシステムを作ってしまった。住所を検索したら、あなたの家や周囲の街並みの画像が見れてしまうのは恐ろしい。少なくともこれを不快、不安に思う人は少なからずいるという現実がある。

このストリートビューによって私のグーグルのイメージは一変した。

最先端をいくクールな企業から、「ベスト&ブライテスト」の自信過剰でプライバシーに鈍感な若者が、面白半分に勢いでなんでもやってしまう、ネット界の支配者だ。

何も考えず、ただ便利というだけでグーグルを使う時代は終わった。日本では、ストリートビューがグーグル凋落の第一歩になるかもしれない。




團十郎の歌舞伎案内 (PHP新書 519) (PHP新書 519)
販売元: PHP研究所

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青山学園で行われた特別講義の書籍化です。
授業を受けに行きたかったけれども行けなかった私には、この書籍化は嬉しい限り。
なかなか聞く事のできない実際に演じる側ならではの心構えや、
芝居や舞に関する基本的な事など、色々な内容を語られています。
実際に、目の前で動きながら教えてくださる姿を見られた
学生がとても羨ましくなってくる内容です。

口絵などに舞台写真や、子供時代のスナップが収録されています。
團十郎丈ファンであれば、これだけでも一見の価値はあります。




世界をつくった八大聖人 人類の教師たちのメッセージ (PHP新書 520) (PHP新書 520)
販売元: PHP研究所

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著者が“聖人”とみなしている「ブッダ」、「孔子」、「老子」、「ソクラテス」、「モーセ」、「イエス」、「ムハンマド」、「聖徳太子」の8人。本来ならば一聖人につき一冊でも納まりきらない内容を、何故この八人なのかも含めて、簡潔且つわかりやすく著している。著者は、八大聖人のプロフィールやメッセージから共通点を見いだし、そこから人類が進むべき道を示している。その集大成として書かれている「人類の信条(クレド)」にはただただ脱帽。是非、私自身もこの十七条を実践して、人類としての品格を高めていきたい。




その日本語が毒になる! (PHP新書 521)
販売元: PHP研究所

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「一万円からお預かりします」を、日本語の乱れとは捉えず、「進化」だと指摘します。目から鱗でした。また朝の「おはようございます」以外には、「こんにちございます」「こんばんございます」という目上の人に通用する挨拶がないという事実も教えてくれます。確かに困っていたと思いました。
できれば使わない方がいいという慣用句を紹介しながら、日本人の気質と言語意識が論理性に欠ける日本語を生んだと検証していきます。日本語の曖昧さを具体的にわかりやすく指摘した本です。


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