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和書 492410 (389)



匠の国 日本 職人は国の宝、国の礎 (PHP新書 501) (PHP新書 501)
販売元: PHP研究所

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資源が乏しい人口大国日本。著者は金融業や商業はあくまでも黒子であって、製造業こそが日本の基礎をつくっていると指摘する。また長期の低迷に喘ぐ日本が再生するためには、製造業を核とする以外に手段はないと訴える。著者が指摘するとおり日本人の勤勉さや職人気質は、長い年月にわたり育まれてきた「モノづくりの心」の中から生まれてきたものであろう。また、それらは一朝一夕には培うことができないと考えられる。現時点で我が国は、既に他国と十分差別化可能な人材や技術をもっているのだ。日本酒、漆器、和紙、茅葺、金箔、和蝋燭、織物、仏像と修理、人形、日本刀、花火、陶芸など世界有数の伝統と技術を根絶やしにすることは、国家の存亡に関わることなのだ。新書であるため手軽に読めるし、内容的にも今の日本にとって重要なメッセージを発する良書である。特に地道な努力を厭い「楽して儲けたい」と考える人にこそ、ぜひ手にとって頂きたい。




コオロギと革命の中国 (PHP新書 502)
販売元: PHP研究所

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結果が出る発想法 (PHP新書 503) (PHP新書 503)
販売元: PHP研究所

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知の大競争時代、情報大航海時代なんていわれる昨今、アイデアを出せる人が重要になってくるのはその通り。しかしながら時代に即したアイデア発想法が提示されていると思いきや、従来型の発想法の分析でとどまっているように思えた。人工知能による発想支援ももはや使い古されたテーマであっていまさらなかんじである。文章をもう少し整理された形で提示してほしかった。全体的に散漫な印象である。




生活保護VSワーキングプア (PHP新書 504)
販売元: PHP研究所

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実際に生活保護のケースワーカーをなさっていた方の著書です。

恥ずかしながら、
私の生活保護についての知識は「悪いイメージ」のみでした。
生活保護を受けるような環境になっているのは、
結局は自分が選んだ結果じゃないか、と。

しかし序章から著者が書いているように、
個々人がどうにかできる範疇を越えてしまっていては
どうにも出来ないことが沢山あってもしょうがない。
私の中に、こんなにも偏見があるのか、と驚いてしまいました。
また、著者の方が言う今後の改善策が実際に行なわれたとすれば
本当に受給者・ケースワーカー双方が良い方向に進められると思います。

忘れてはならないこと。
健康で文化的な最低限の生活を守る義務が、国にはあります。
このままじゃいけない、という漠然とした不安は皆が感じています。
どうにかしなければいけない、もまた、皆が感じています。
私が直接政治に触れることはないけれど、
少しでも生活保護制度と受給者・その周辺を理解するうえで
偏見をなくし、本質を見抜くきっかけになれば
結果良い方向に動くのでは、と思いました。
そのためにも、こういう本を周りの方々に薦めたいと思います。





旧皇族が語る天皇の日本史 (PHP新書 505)
販売元: PHP研究所

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まず、日本&天皇論で始まり、日本神話から神武天皇までを簡略化して記す。
ここまでは、この手の書籍通りだが、ここから考古学的な論述でも日本の古代を記しているのでバランス感覚がある(縄文&弥生論には私見と異なるが)。
その後は、歴代の天皇史を進めるが、幕政を除いては日本史そのものである。
逆に、天皇が表舞台から離れる普通の「日本史」では学べない幕政時の天皇史(天皇と幕府&民衆の関係)も学ぶことができて参考になった(個人的に近代史を重点的に学んでいるため、通史の基礎が学び直せて良かった)。

個人的に、この本を読みながら天皇史の視点から日本史を組み立ててみて(「あの天皇と○○の関係で、この出来事が」)、ついでに、125代の天皇の諡号を全て覚えてみてみたが、その作業も楽しめたので、皆さんも是非、お試しください。
戦前は強制的に全ての諡号を覚えさせられたそうだが、いざ試してみると、日本文明に生きる日本国民の基本的な作業という気もする。





頭がよくなるユダヤ人ジョーク集 (PHP新書 507)
販売元: PHP研究所

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主要目次:第1章 なぜユダヤ人ジョークは面白いのか、第2章 人生と家庭、第3章 お金とビジネス、第4章 宗教と日常生活、第5章 セックスと人種、第6章 ユーモアの効用と実践

長年ユダヤ人との交渉経験を持つ著者が独自に集めたジョークの数々を披露しています。ジョークの分類(※)・ジョークの解説・ユダヤ人文化が分かりやすく書かれていて、大変読み易いです。「笑いは固定観念(常識や先入観)を壊すことによって起きる」(「ジョークとトリック」(織田正吉))、ということが再認識できるユダヤ・ジョークが本書には詰まっています。"固定観念にとらわれないモノの見方や価値観"&"自由な発想を生む精神"がユダヤ人のユーモア感覚に根付いているのだな、と気付きますね。このユーモア感覚は、別にジョークに限らず、日常生活のいろんな場面で役に立つと思いますよ。(「飛び越えられないのなら、下に潜れ」というユダヤ人の諺にも、思考の柔軟性の重要さが良く出ていますね) そういう訳で、タイトルの「頭がよくなる」は「思考の柔軟性が養われる」という意味だと捉えれば良いでしょう。

(※ ジョークの分類) a)洒落や語呂合わせと地口、b)どんでん返し、c)矛盾があっても平気、d)しっぺ返し。なお単なる"ダジャレ"はユダヤ人が最も嫌うジョークだそうで、a)のジョークは殆どありません。




ラジオの戦争責任 (PHP新書 508)
販売元: PHP研究所

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著者は、日本における太平洋戦争での「ラジオ」の影響力に迫ります。

この本の構成は、この間「ラジオ」に深く関係した5人を取り上げ、その行動を述べながら、「ラジオ」の果たした役割を見出そうとします。
取り上げられているのは、「ラジオ」の創生期に「ラジオ」を通じて講演をし、「ラジオ」の普及に大きな役割を果たした宗教家高嶋米峰、友松圓諦の二人、そして「ラジオ」を供給する側として活躍した松下幸之助、そして様々な政治的な扇動の道具として利用した松岡洋右、終戦の玉音放送の立役者下村宏の5名です。

作者は、この中で「ラジオ」が、それまでの伝達手段と違って「声の文化」であることを強調します。そのために、「文字の文化」のような合理性が曖昧になり、話している内容の脈絡も曖昧ということで、それが太平洋戦争の戦争目的、概念を曖昧にしてしまったとしています。

更に、「ラジオ」の影響力は、その単純な統計主義で考えるよりも遙かに大きなものがあったとしています。
それは、日本の「家」が明けっぱなしであり、集団で聴取がされたためで、「ラジオ」の普及台数を遙かに超えた人が聞いていたという点を指摘します。
しかも、放送は日本放送協会の独占であり、統制をうけたものであったために、そこには「集団的誘導作用」があり、ドイツと並んで日本が極端な国家主義に至った要因ともなったとしています。
しかし、玉音放送として一気に「終戦」に至ったのも、「ラジオ」によります。

今まで考えたこともないような内容で、言われてみればと言う感じでした。
と同時に、マス・メディアの影響力の強さを改めて感じました。

著者の言葉で、「数字ほど確かなものはないが、数字ほど人の判断を誤らせるものはない」という言葉が胸に残りました。




聴き上手 (PHP新書 509)
販売元: PHP研究所

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タイトルは「聴く」ことですが、本書の目的は「話力」
の向上にあります。

著者は、「話力」を「人間としての成熟度」と定義し、
この話力を伸ばすために、よく聴くことを推奨してます。
具体的には、聴くことで
 ・自らの表現力を磨く
  (「人の振りみて、我が振り直せ」)
 ・自分の望む水準に達する
ようになるとのこと。
また、これらの効果を早める・高めるためには向上心・
好奇心をもって聴くことが大事としています。

目的と手段の位置付けが明確で分かりやすいです。




「懐かしの昭和」を食べ歩く (PHP新書 510)
販売元: PHP研究所

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仕事に役立つインテリジェンス (PHP新書 511)
販売元: PHP研究所

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「インテリジェンス」という専門用語は国防・外交などにおける情報分析を意味している (らしい).タイトルには「仕事に役立つ」とあるが,民間の仕事のための情報分析の本としては他に適切なものがあるから,この本は政治における情報分析や「仕事」における分析とのちがいを知るためのものとかんがえるべきだろう.

民間の情報分析とくらべると,直観によるバイアスを軽減し「当然の前提」を再検討する必要がある (「サイエンス」を重視する) ことは同様だが,「アート」あるいは「ヒューリスティクス」におおきなやくわりをみとめている点にちがいがある.

ケーススタディのひとつとして看護師による殺人がうたがわれた事件がとりあげられている.ここではマトリクスをつかった分析を読者の演習問題としている.ここから感じたのは,これまで「アート」の世界だった裁判に「アート」を知らない裁判員がはいったときに,その不足をおぎない裁判をより客観的なものにしていくために「サイエンス」をとりいれることができるのではないかということである.



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