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和書 492412 (385)



悪魔の部屋 (光文社文庫)
販売元: 光文社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

初めて読んだ笹沢左保作品『霧に溶ける』がとてもおもしろかったので、期待して読み始めたのですが・・・。
ある男(というよりはその一族)に恨みを持つ者がその男の妻を誘拐、ホテルの一室に監禁しレイプする。初めは家族が何とかして助け出してくれるものと期待していた女だが、夫とその一族の、警察にも届けず世間体ばかりを気にした対応に不信感が増し、やがて、自分を力ずくで犯し嫌悪感しかなかった誘拐犯に少しずつ心ひかれていって・・・、といった内容のピカレスクロマン。
適度なバイオレンスに濃密なセックスシーン、ベストセラー作家の売れる作品とはこういったものなのでしょう。が、自分が期待していたものとは大きく違っていて残念です。
聞くところによると、笹沢作品には本書のようなものが多いが、中には『霧に溶ける』のようなミステリとして申し分のないできのものもまだまだあるとのこと。この次は、ぜひそういったミステリを読みたいものです。




悪魔の飽食 (第3部) (角川文庫 (6110))
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

本書は、本書によって731部隊を有名なものとした森村による、中国での証言を集める一種の
旅行記である。意味不明なレビューが載っているが、かかる著述を読んだ他者に対する配慮
に欠け、日本人として恥ずかしい。本書では、731に関連する村や事件または作戦が行われた
地において、中国人に対し森村が取材したものだが、金銭(取材費)を払ったと言う事実は
無根である。確かに玉石混交で、現在ほぼ通説となっている事実と照らし合わせると、場所
が異なっていたりするが、直ちに全くの虚偽の事実を述べ立てていると判断してよいかは
疑問が残る。何より本書が明らかにした功績は、戦争中のことはおいておくとして、日本軍
撤退後にも731による被害が発生したという事実にある。ある意味で、原爆症を患いながら
戦後も生きた被爆者、不発弾や地雷により怪我をしているベトナムや日本人(当然に沖縄も
含む)などに対するものと同等の危害が発生したわけである。現地におけるもっと早期の
聴き取りや、ソ連や朝鮮人に対する聴き取り(生きていたら)をしておくべきだった。東京
裁判で731を訴追せず、戦後間もない米軍による731関係者への調査でも人定実験や生体解剖
を行っていないとしている以上、アメリカが本件を掘り下げることは期待できない。調査
結果はハバロフスク裁判、中国による裁判上の証言と明確に異なるがいすれを信じるか、
資料の成立過程なども含めて判断しなければわからない。




悪魔の飽食―第七三一部隊の戦慄の全貌! (続) (角川文庫)
販売元: 角川書店

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 光文社カッパ・ノベルズで初版が出たとき(1981年)の衝撃はものすごかった。それまでごく部分的にしか知られていなかった旧日本軍の細菌戦部隊(七三一部隊)の概要が、これ(『悪魔の飽食シリーズ全三部作』)によってほぼ明らかにされ、一般読者にも知れわたることになったからだ。
  『第一部』は七三一部隊元隊員からの聞き取り調査、『ハバロフスク公判記録』、医学雑誌等に発表された七三一部隊の元上級隊員による論文、などをもとに書かれた。つづく第二部の『続・悪魔の飽食』では主としてアメリカの資料(「トンプソン・レポート」など)に基づいて著述され(この『第二部』の巻末にはアメリカ側の資料につての松村高夫氏による解説がついており、理解の助けになる)、最後の『第三部』では中国の現地調査に基づいて書かれている。すべて各文献資料やインタビュー等の信憑性を相互にチェックし、執筆された。これを「左翼のプロパガンダ」などと呼ぶことはできない。
 その後の研究の進展により、細菌戦部隊の人体実験、実戦の実態がよりいっそう明らかにされている。『続・悪魔の飽食』で「写真誤用問題」が発生したが、これについては『第三部』の最後の章で事実経過が報告されている。「写真誤用問題」のほか、部分的な訂正はいくつかあったが、内容の大枠について訂正をせまられることはなかった。歴史事実の解明に大きな進展をもたらした本書の価値は貴重である。
 本来なら歴史の空白を埋めるのは歴史学者の仕事と思うが、歴史学者だけがこれをなしうるというわけではない。本書は本多勝一『中国の旅』などとともに、作家やジャーナリストによって(聞き取り調査などの「オーラル・ヒストリー」の手法で)歴史の穴埋めが行われることのひとつの典型作品とも言える。




悪魔の道連れ (光文社文庫)
販売元: 光文社

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悪魔の密会 (光文社文庫)
販売元: 光文社

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悪魔の紋章 (江戸川乱歩文庫)
販売元: 春陽堂書店

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 元々は雑誌『日の出』に昭和12-13年に連載されたもの。
 明智小五郎の活躍する、冒険小説的な色合いが濃い作品。
 プロットは良く出来ていると思う。ただ、どこかで見たようなディテールばかりで、まったく新味がない。読み始めて数頁で真相が割れてしまうほどだ。
 思うにこの作品は、乱歩が自作の断片を拾い集め、新しいプロットにはめ込んだものなのではないか。ストーリーとしてはよく練られているし、個々のディテールも優れている。初めて乱歩を読む人だったら、傑作だと思うかも知れない。
 しかし、ある程度読み慣れた私としては、「ああ、これね」とか「またか」と思わされる箇所が多く、いまいち楽しめなかった。




悪魔の紋章 (創元推理文庫)
販売元: 東京創元社

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乱歩作品の中では犯人がもっとも執拗。不気味な指紋を見せつけるというトリックもあったりで、今日、こういう犯人像はかえって珍しく面白いのではないか?発表当時の挿絵も入って史料価値もあります。




悪魔の誘惑 (カッパ・ノベルス)
販売元: 光文社

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悪魔の誘惑 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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悪魔の誘惑 (光文社文庫)
販売元: 光文社

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