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和書 499784 (206)



近きより〈3〉日米開戦前夜 1940~1941 (現代教養文庫)
販売元: 社会思想社

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近きより〈5〉帝国日本崩壊 1943~1949 (現代教養文庫)
販売元: 社会思想社

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中国的転変―胡耀邦と〓@68B0小平 (現代教養文庫)
販売元: 社会思想社

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峠の軍談師―連作・秩父困民党稗史 (現代教養文庫)
販売元: 社会思想社

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ドキュメント クワイ河捕虜墓地捜索行―もうひとつの「戦場にかける橋」 (現代教養文庫)
販売元: 社会思想社

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七歳の捕虜―ある中国少年にとっての「戦争と平和」 (現代教養文庫)
販売元: 社会思想社

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虹の戦士たち―グリーンピース反核航海記 (現代教養文庫 (1131))
販売元: 社会思想社

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虹の戦士号爆破事件―フランス情報機関の謀略 (現代教養文庫)
販売元: 社会思想社

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八万キロの戦争―語り部が伝える真実 (現代教養文庫)
販売元: 社会思想社

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花岡事件の人たち―中国人強制連行の記録 (現代教養文庫)
販売元: 社会思想社

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元々戦後三十年に出版された本書は、数ある中国人強制連行の中でも特に有名な「花岡事件」の生き残りである在日中国人の三人から当時の様子を聞き書きしたもの。強制連行され、酷使され、虐待され、蜂起し、裁判にかけられた様子が、当事者達の生々しい証言によって語られる。やや短いが日本人三名による証言も載っている。

自身当時の花岡で捕縛され死んで行く中国人達に対して、何も知らずに「チャンコロの人殺し!」と叫んでいた国民学校の五年生だったと云う筆者は、後に「自分もまた加害者であった」と云う無念の思いに駆られたと云う。問題なのは、その「何も知らない」と云うこと。隠蔽され黙殺されることをその儘にしておいては、やがて時間が風化させ、「負」の記憶が「負」の記憶としてきちんと成立しない儘に、過去との対話はどんどん不可能になってゆく。著者が聞き取りを試みた当事者達の間でも、それに応じてくれたのは極く僅かだと云うが、「忘れられないからこそ、忘れたい」と云う思いは、加害者の側でも被害者の側でも同じことだろう。この恐怖は実際に感じてみたことの無い者には解り難いかも知れないが、過去と向き合うことのそうした困難を乗り越えて行くことで、世代を越えて共有することの出来る現実が生まれて来るのだと思う。本書を読んで、読者が少しでもそうした生の感覚に近付いてくれればと思う。



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