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和書 499784 (209)



現代中国の飢餓と貧困―2,000万人餓死事件への証言
販売元: 弘文堂

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現代陶芸・名匠の技
販売元: 誠文堂新光社

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現代の棟梁 竹中工務店の21世紀戦略
販売元: 実業之日本社

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コーカサスの金色の雲 (現代のロシア文学)
販売元: 群像社

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 30年代と40年代の旧ソ連では、スターリンの大粛清と対独戦により大人の人口が大幅に減少したため、いたるところに孤児院があったらしい。この作品はモスクワ近郊の孤児院に住む、11歳の双子、サーシカとコーリカのクジミン兄弟の物語。時は1944年。戦争はまだ終わっていないし、孤児院への食料の配給は不十分で、院長たちは子供たちの配給をくすねるほど腐敗している。

 そこにコーカサスへ移住する話が持ち上がり、現状に絶望しているクジミン兄弟は行くことにする。ところが彼らがたどり着いた村は、もともとチェチェン人の住んでいたところであった。チェチェン人たちはナチスに協力した容疑で、スターリンの命によりシベリア等へ根こそぎ強制移住させられているのだが、山岳部に逃れた人たちがゲリラとなって、夜な夜な村を襲いに来る。

 物語の前半は、クジミン兄弟のヴァイタリティに満ちた生き様をコミカルに描き、後半はコーカサスに移ってからの生活を活写する。女性教師レギーナの愛情に接し、豊かな人間愛に目覚めた兄弟の幸福も束の間、彼らもゲリラの襲撃を受ける。その衝撃の描写に胸が引き裂かれそうになるが、ほんの少しだが希望は残されている、とだけ言っておこう。

 作者の実体験が基になっているそうだ。彼も孤児で実際にコーカサスに行き、命からがら逃げ帰ってきているという。この過酷な作品を生む必然性は、平和ボケのなかで安穏と暮らしている我々には持ち得ないものであり、我々の生み出す文学作品など本作に比べれば、オママゴトのようなものである。

 個人的には、過去十年間に読んだ最高の小説。最後まで読者をひきつけて離さない三浦みどり氏の翻訳も素晴らしい。本作を知るキッカケは、週刊文春に連載されていた故米原万里の書評から。ロシア語の通訳、随筆家そして作家であった彼女は、真に偉大な読書家でもあった。この場を借りて彼女に感謝すると共に、心から冥福を祈りたい。

  




現代語訳・切支丹鮮血遺書(ちしほのかきおき)
販売元: 燦葉出版社

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まえがき抜粋「本書は、原本の現代的意義に注目した、
燦葉出版社の企画として復刊されたものである。
(中略)大部の原本のうち、まず来年でちょうど
400周年を迎える本邦初の大規模なキリシタン殉教事件の
記録として「第一篇 日本二十六聖人の殉教」と、
併せて全国各地の殉教事件の記録を集めた
「日本殉教者一覧」を刊行することになった。」

《内容》

①序文
②訳者まえがき
③日本二十六聖人の殉教
④日本殉教者一覧
⑤注考・解説
原本序文 新村出氏「改版序文」
編者・松崎實氏「自序」
原本の目次
原本「緒説」の抄訳
1 原著者ビリオン師のこと
2 『鮮血遺書』の典拠と編纂
3 『鮮血遺書』の端書
⑥あとがき




海軍―加藤寛治日記 (続・現代史資料)
販売元: みすず書房

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元朝・中国渡航記―留学僧・雪村友梅の数奇な運命 (歴史の想像力)
販売元: JICC出版局

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厳冬のサガルマータ―究極の挑戦 南西壁
販売元: 毎日新聞社

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裂けた岬―難破船長食人事件の真相 (幻冬舎アウトロー文庫)
販売元: 幻冬舎

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真贋―中居屋重兵衛のまぼろし (幻冬舎アウトロー文庫)
販売元: 幻冬舎

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