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和書 499786 (83)



うめぼし博士の逆(さかさ)・日本史〈1〉―庶民の時代・昭和→大正→明治 (ノン・ブック)
販売元: 祥伝社

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うめぼし博士の逆(さかさ)・日本史〈2〉武士の時代 (ノン・ブック)
販売元: 祥伝社

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うめぼし博士の逆(さかさ)・日本史〈4〉神話の時代 (ノン・ブック・愛蔵版)
販売元: 祥伝社

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日本史を勉強しよう、と思ってる方にオススメします。
もうひとつ、高校の社会科の日本史教科書を用意します。
そうすることで、頭に入りやすくなります。
聖徳太子という人物だけでも、高校の教科書とこの本でめいっぱい遊べます。
聖徳太子は、どれだけの人に影響を与えたのかを、日本史の教科書で索引を調べながら見ると、すさまじいものがあります。

歴史は近い歴史から勉強するほうがいい。
と、国際エコノミストの長谷川慶太郎さんもおっしゃっていました。
まさに、昭和から始まり縄文で終わるこのオモシロ歴史は、考古学者の視点から捉えた意外な話に結びつきます。




うめぼし博士の逆(さかさ)・日本史〈神話の時代編〉古墳→弥生→縄文 (ノン・ポシェット)
販売元: 祥伝社

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本シリーズは歴史を通常のように起こった順に辿るのではなく、ある時代を起点として、その時代に起こった出来事を考察し、その出来事が起こった理由を、前世代の人々の思想・行動に求めるという発想の逆転を行なったユニークな歴史書。本書では古墳時代から出発し、弥生、縄文と古代史ファンには興味津々の時代を考察する。

まず古墳時代にあたっては、聖徳太子という古今随一の聖人の実像に迫り、また太子と仏教の関係を改めて考察する。太子を「歴史」と「神話」の接点と定義づけている辺り面白い。次いで、古墳時代全体に触れ、この時代が王朝内、熊襲、隼人、蝦夷等の異民族との争いの時代だった事を検証する。古代史ファンの興味の的である継体天皇の謎、磐井の乱についても言及する。弥生時代ではヤマトタケルと卑弥呼を象徴として取り上げる。前者は先の戦いの象徴とし、後者は祭祀的統治の象徴とする。そして共に農耕生活に寄与したとする。最後は、神話で語られる縄文時代の生活、性意識、そして神の概念を語り、八百万神の思想が現代にも繋がる事を述べて、見事に歴史のサイクルを完成させる。

内容を読むと、必ずしも歴史を逆順に辿る強い必然性は無いのだが、歴史の繋がりを読者に強調するために敢えてこうした方法を採っているのであろう。私が本書を読んだのは今から30年以上前の10代の頃だったが、確かに読み易かった記憶がある。現在では、本書執筆時点に比べ、古代の研究が主に発掘調査によって進んでおり、内容の一部が古くなってしまった感があるが、これは古代を対象にした書の宿命であろう。著者のユニークな発想の多くは今でも生きている。古代史ファンの方には無条件でお勧めできる発想豊かな一作。




うめぼし博士の逆(さかさ)・日本史〈貴族の時代編〉平安→奈良→古代 (ノン・ポシェット)
販売元: 祥伝社

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 「逆日本史(平安−奈良−古代)」は「逆日本史」シリーズの第3巻にあたる。第3巻といっても続き物の色合いは薄く、どの巻からでも読むことができる。私も2→1→3の順で読み進めている。
 巻が進むにつれて、内容もよくなっているように思う。筆者の専門が考古学であるからだろうか。文章も易しく、一般的な歴史書に比べてずいぶん読みやすい。「贅を極め、優雅な生活を送っていたというイメージのある平安貴族は、実は衣食住に渡って、大変過酷な毎日を過ごしていた」という意外な(斬新な)事実があった」という説など、興味深い内容である。




うめぼし博士の逆・日本史 (3) (ノン・ブック)
販売元: 祥伝社

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歴史記述の通念に逆らって、時代を遡る事によって歴史の真相を探るシリーズの第三段。平安時代〜古代を対象にしているが、話の発端は鎌倉時代。

本書を貫くテーマは土地(稲作)問題である。「一所懸命」と言う言葉から兵農分離していない鎌倉時代の武士の姿を映し出す。平家が源氏に負けたのも兵糧の差と言う。鎌倉幕府を「糞尿政権」と言い切る辺りは面目躍如。この土地問題を遡って、平安時代の藤原氏の土地占有へと話題を移す。常に結果から原因を探る姿勢である。公地公民の建前が藤原氏の専横で有名無実になったのは周知の通り。しかし、何度聴いても絶頂を極めた道長さえ"日本妃の局"清少納言を煙たがったと言う逸話は面白い。だが、著者は当時の女性の教育程度の向上は、律令制度による女性の身分低下の反映と言う。坂上田村麻呂の遠征の目的が農業指導と言う説は斬新。現在の東北弁が平安時代の標準語に近いと言う説も。平安京が内陸湾だったと言う説も目新しく、まさに陸海の要衝だった訳である。では何故、平安遷都したかと言う点から奈良時代の考察に入る。道鏡と和気清麻呂に関する論は今や定説と言えるが、遷都の背景には清麻呂に絡む土地の権利問題があると言う。そして、清麻呂のバックとして、いよいよ藤原氏が登場する。藤原氏に関する記述は他の類書の域を出ないが、光明皇后の描写が印象的。壬申の乱の原因も土地問題にあるとする。公民税を現代の消費税になぞっているのも本シリーズらしい。著者の見解と私見が異なっているのは、天皇制なる制度は藤原鎌足・不比等が創ったと私が考えている点である。最後に、大和湖の存在に触れ、湖水によって土地が肥沃した事が大和王朝を誕生させたとする。

ユーモアに満ちた語り口で、歴史の真実と面白さを堪能させてくれる作品。




うるわしの島ヤルートよ―地獄の戦場にも原始楽園があった
販売元: ダブリュネット

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うろんなり助右衛門―ある赤穂浪士とその末裔
販売元: 草思社

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うわさの遠近法 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

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うわさの遠近法 (講談社学術文庫)
販売元: 講談社

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 「うわさのもつ生々しさを失わずに再現し、そこからうわさを生みだした時代精神を掴みとろうとした」という作者の狙いはほぼ実現されている。しかしあくまで「ほぼ」なのであって十全に行われたとはいい難い。資料を駆使したさまざまなうわさの収集は見事の一言に尽きるが、その採集されたうわさから「時代精神」をつかみとろうとする作者の試みは半ばでしかない。作者の基本姿勢は、現実に対するひとびとの挫折感や、変動に対する焦慮、批判、諦念からうわさは出来するというものだ。その観点から明治、大正、昭和(特に戦争に対する)における変動と大衆の齟齬を見出そうとするが、逆にそれだけに終始し、他の仮説を提出することがない。

 うわさは公的な共同体に対して形成されることで大衆の安心を生産するのだが、たとえば危機におけるうわさのみならず、他の状況下でのうわさならばどうなのだろうか? また『断腸亭日乗』に依拠した後半は、荷風の観点をあまりに使用したため説得力に欠ける、というより面白みにかける。

 だがうわさから「時代精神」を読解しようという試み自体はまったく素晴らしく、近代を問う際の必読書といえる。


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