上巻:昭和16年12月8日~昭和18年4月25日まで
中巻:昭和18年4月26日~昭和19年9月18日まで
下巻:昭和19年9月19日~昭和21年1月6日まで
大東亜戦争勃発のその日から、終戦後の正月までの出来事が週単位にまとめられて実に詳細に掲載されています。まず、ひとめ見て驚くのは、その内容、情報の量と緻密さである。単に陸海軍の作戦行動や、戦果、被害をまとめたものではなく、その当時の政治経済、国際関係、庶民の生活や文化にまで掘り下げている点が素晴らしい。
たとえば、関門トンネルの開通の話題や、兵隊に若者を取られた農村を助けるために、内地の陸海軍兵士が「援農出動」したなどの記事もあり、その時の国民生活なども知る事が出来る。知識の幅を広げる事のできる実に有意義な一冊でした。
内容としては、その週の出来事で大きなものを一面記事として扱い、新聞記事イメージで説明文が載っており、「鎮魂」「日誌」「日記から」といった、その日その日の戦闘、事件、被害などをまとめた記事が周りを固める形で構成されている。
一面記事も素晴らしいのですが、周りに配された情報もまた非常に興味深いものばかりで、読者が飽きる事はまずない。「鎮魂」と題して、その日その日の部隊被害や、沈没、損傷した船舶の船名、排水量、被害者数など、実に詳細にわたって調査されて記されている。もちろん戦艦や巡洋艦、駆逐艦といった軍艦だけではない。この本によって、毎日のように輸送船、民間商船などが撃沈されている事実、その被害の大きさに驚かされました。
さらに「日誌」として、その日の政治、軍の動きなども、これまた詳細に載っているので、本書は戦闘記録、国際関係、政治・経済から国民生活まで、あらゆる方面から大東亜戦争を学ぶ事ができるのです。
「日記から」には、その日の出来事を実際に体験した方の日記を掲載しており、その生々しさが直接伝わってくる。良くぞこれだけの情報をまとめて本にしてくれたものだと感激しました。
初心者でも分かり易いように、記事に登場する兵器や用語の解説まであり、まさに至れり尽くせりの一冊でありました。
まさに保存版。全巻の購入を自信を持ってオススメします。
上巻:昭和16年12月8日~昭和18年4月25日まで
中巻:昭和18年4月26日~昭和19年9月18日まで
下巻:昭和19年9月19日~昭和21年1月6日まで
大東亜戦争勃発のその日から、終戦後の正月までの出来事が週単位にまとめられて実に詳細に掲載されています。まず、ひとめ見て驚くのは、その内容、情報の量と緻密さである。単に陸海軍の作戦行動や、戦果、被害をまとめたものではなく、その当時の政治経済、国際関係、庶民の生活や文化にまで掘り下げている点が素晴らしい。
たとえば、関門トンネルの開通の話題や、兵隊に若者を取られた農村を助けるために、内地の陸海軍兵士が「援農出動」したなどの記事もあり、その時の国民生活なども知る事が出来る。知識の幅を広げる事のできる実に有意義な一冊でした。
内容としては、その週の出来事で大きなものを一面記事として扱い、新聞記事イメージで説明文が載っており、「鎮魂」「日誌」「日記から」といった、その日その日の戦闘、事件、被害などをまとめた記事が周りを固める形で構成されている。
一面記事も素晴らしいのですが、周りに配された情報もまた非常に興味深いものばかりで、読者が飽きる事はまずない。「鎮魂」と題して、その日その日の部隊被害や、沈没、損傷した船舶の船名、排水量、被害者数など、実に詳細にわたって調査されて記されている。もちろん戦艦や巡洋艦、駆逐艦といった軍艦だけではない。この本によって、毎日のように輸送船、民間商船などが撃沈されている事実、その被害の大きさに驚かされました。
さらに「日誌」として、その日の政治、軍の動きなども、これまた詳細に載っているので、本書は戦闘記録、国際関係、政治・経済から国民生活まで、あらゆる方面から大東亜戦争を学ぶ事ができるのです。
「日記から」には、その日の出来事を実際に体験した方の日記を掲載しており、その生々しさが直接伝わってくる。良くぞこれだけの情報をまとめて本にしてくれたものだと感激しました。
初心者でも分かり易いように、記事に登場する兵器や用語の解説まであり、まさに至れり尽くせりの一冊でありました。
まさに保存版。全巻の購入を自信を持ってオススメします。