戻る

前ページ   次ページ

和書 499808 (87)



あの戦争になぜ負けたのか (文春新書)
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

本書は、第1部が座談会、第2部が第1部参加者による論考、という構成となっている。
第1部は、内容的に陳腐に感じる部分もあったが、読者によっては大変新鮮な印象を持つ方も多くおられるのではないか。自分が好感を持ったのは「6.新聞も国民も戦争に熱狂した」である。あの戦争は少数の無責任な軍官僚が引き起こしたと捉えられ勝ちだが、本当の責任は戦争を煽ったマスコミ・世論にあると思う。この点は現在の日本にも通じるもので重要な筈なのだが、マスコミ・世論の戦争責任を正面から論じている文献は、残念ながらあまり多くないのが現状である。
第2部は、自分が知らなかった事実や見方が論者によって展開されており、とても面白かった。こちらをメインに持ってきた方が読み応えのある本ができたのではないか。私は半藤氏、中西氏、戸高氏、加藤氏の論考が印象に残った。
星を4つにしたのは、第1部において、あまり意味のないコメントが散見された点が気になったからである。座談会の雰囲気を伝えたいという意図があるのかもしれないが、工夫すればもっとコンパクトに纏められる筈である。





あの戦争は一体何であったのか
販売元: 原書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書 (新潮新書)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

太平洋戦争開戦当時石油の備蓄量は一般国民が知らされてたものよりはるかに多かったというのは真実である。この点で他のレビューで批判されているのは当たらない。そして、大平戦争開始の責任を陸軍よりも海軍にあったとしているも首肯出来る。この本では黒幕として海軍軍務局の石川信吾が名指しされている。ここら辺りは評価している。

しかし、連合艦隊司令長官の山本五十六を最終的に評価していないながら、記述として"戦術家"の指揮官として「天才的」と評したのは全く納得がいかないところだ。山本五十六のどこが天才的なのか?また、重用した黒島のどこに特別な才能があったというのか。ここに著者の戦後にはびこる海軍および山本五十六美化の残滓を見ることが出来て残念である。

山本五十六は歴史上類例を見ないおぞましい人間である。これから国運を賭けた大戦争を始めようとするときに軍艦に愛人をよび性愛にふけっていた。軍艦から愛人に出したラブレターが残っているがふやけていて気持ち悪い。古来からこうした行為は武運を汚すものとして戒められて来た。

山本は生涯一度たりとも戦争の前線に出たことのない海軍の官僚にすぎないのだ。性格は子供っぽく幼稚で部下の死なども全く意に介さない腐りきった人間だった。自己の大過失を隠すために無謀なガダルカナル作戦などを仕掛けて多くの部下を殺そうと意図し実行した。まさに狂人である。

それなのにそうしたことにこの本は切り込みが不足している。






あの戦争を伝えたい (かもがわブックレット)
販売元: かもがわ出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






あの戦争を伝えたい
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






あの戦場はいま レールのない踏切
販売元: 文芸社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






あの日 昭和20年の記憶 上
販売元: NHK出版

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






あの日 昭和20年の記憶〈下〉―終戦60年企画
販売元: 日本放送出版協会

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






あの日…―『ヒロシマ・ナガサキ死と生の証言』より
販売元: 新日本出版社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






あの日、家族が消えた!―広島への原爆投下 (ビジュアルブック 語り伝えるヒロシマ・ナガサキ)
販売元: 新日本出版社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ