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和書 499808 (161)



どうちがうの?―新しい歴史教科書vsいままでの歴史教科書 (夏目BOOKLET)
販売元: 夏目書房

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 これまで読まれた方でこの本の秘められた次の問題点に気付いた人は少ないようだが、教育課程そのものが新しい歴史教科書と従来の教科書が異なっていることをご存じだろうか。

 その問題とは、この本が比較している教科書が、新しい歴史教科書(以下「扶桑社版」)のほかは皆、平成9年度より使用されている旧版の教科書であることである(以下「他社版」)。平成9年度の教科書が持つ問題点は、いわゆる「従軍慰安婦」の記述がクローズアップされているが、それは書かれている内容の問題なのであって、私が問題視している教育課程の違いではないのである。

 読者諸氏も知っての通り、平成14年度以来、我が国の学習指導要領に基づく教育課程は週5日制に完全移行した。従来も2割削減された教育内容をさらに3割削減した「ゆとりの教育」が始まったのである。その結果、社会科の歴史的分野はそれまで年間140時間教えられてきたのが、105時間に激減している。

 この学習指導要領の大幅な改訂のために、平成14年以後、どの教科書会社も記述内容を大幅に減らしている。ならば、従来の教科書と現在の教科書ではその記述量も指導内容も、大幅に減るのが当然ではないか。

 しかしながら、この本においては指導する時間が140時間もあったときの平成9年度の他社版と、105時間に減ってしまった後の扶桑社版を単純に比較しているのである。他社の方が世界史の記述が多いとして勝ち名乗りを受けるのは当然すぎる。削減されたのはほかならぬ、世界史だからである。古代文明を見れば一目瞭然だが、他社においても平成14年度版は大幅に削減されている。それなのに夏目本は平成9年度の他社の方が遙かに記述量が多いという。これでは出来レースだ。

 しかも各項目の最後には判定が載っているが、これもまた問題である。扶桑社版と他社版を単純に判定しているようだが、他社版はなんと7社タッグになっていることに私は憤りを覚えずにはいられない。日本文教出版が勝っても、東京書籍が勝っても、帝国書院が勝っても「他社版の勝利」なのである。7対1で係ってくるとは何たる卑怯な批評本であろうか。冒頭に書いたとおり、愚論以外の何者でもない。




どこで日本人の歴史観は歪んだのか
販売元: 海竜社

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 歴史とは大抵「勝者」によって書き改められていく。勝者の言い分と敗者の言い分は自ずと違う。勝った側の言い分だけで歴史が語られて良いのか?
 日本人は歴史に「善悪正邪」を持ち込むらしい(日本人に限らないだろうが・・・)。「勝った側が正しく,負けた側は正しくない」というような考え。しかし「勝ち負け」と「善悪」は,分けて考えたほうが良い。あまり関係がないから。
 岡崎氏の論文は「偏りの無い,曇りの無い眼で見ている」のが特徴。これは他ではちょっと見られない卓越したワザだ。
 時代が変われば見方も変わる。それは「勝者によって変えられる」といってよい。勝者の歴史と敗者の歴史は書き方がまるで違う。明治に入ったら「江戸時代は暗黒時代」で,昭和の戦後は「軍国時代は暗黒時代」にされてしまう。つまり「勝てば官軍。負ければ賊軍」である。負けた側の言い分など殆ど無視されてしまう。勝者が己の正当性を確保するためには仕方の無い現象だろう。その偏向を排したら・・・本当の・普遍的な「歴史の筋」が見えてくる。それを岡崎氏はやってのけている。人々が鵜呑みにしてきた教科書ですら,「何らかの偏向」が見え隠れしている。今教えられている歴史は,「どの勝者によって書かれてあるものか」を認識する必要が有る。「以前の支配は本当に悪だったのか」を考える必要がある。繰り返しになるが,やはりこれは「勝ったか負けたか」で変わると言っていい。負けてしまうと負けた側は「全て悪」とされてしまうらしい。勝ってしまえば「全て善」になりがち。勝つと負けるとではこうも差が有るものなのだ。日本人はどうも「正しいから勝つ」とか「正しくないから負ける」と思いがち。しかしこれは余りにも浅薄なモノの見方であろう。歴史は「善悪は抜き」で見たほうが良い。陸奥宗光の父も次のように言っている。「正しい判断をする上で大事なのは”愛憎の妄念を断ち切ることだ”」と。そうすれば正しい判断が出来るようになるらしい。それは私も同感だ。歴史の見方は「正しい」とか「正しくない」というのではなく,「そこで何が有ったのか」だけ見るべきだろう。日本人は偏向史観に振り回されすぎているようだ。それは歴史観に善悪正邪を持ち込むことから来る物らしい。「勝ったから正しい」「負けたから全て悪い」といった考え方だ。これはとても宜しくないと思った。




どしゃくずれの村 (ある北の町の100年のおはなし)
販売元: リブリオ出版

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どしゃぶりも晴れの日もあった―アズ・タイム・ゴーズ・バイ
販売元: PHP研究所

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どっから読んでもふしぎの日本史面白読本 (青春BEST文庫)
販売元: 青春出版社

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どん亀艦長青春記―伊号不沈潜水艦長の記録 (光人社NF文庫)
販売元: 光人社

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 本書は板倉光馬氏が先任将校時代から艦長へて回天隊参謀になられるまでの戦記です。駆け巡られた戦場はハワイから北方、南方まで広い地域に渡り、水上艦艇との駆け引き、航空機に対する見張りの厳しさ、北方での自然との戦いなど、本当に潜水艦での厳しい戦いが分かります。しかしながら、家庭的な潜水艦乗員の素顔なども分かり、本書に類する槙氏の「潜水艦よもやま話」と併せて読むとより潜水艦での生活がイメージできるかもしれません。
 潜水艦好きにはお薦めできる一品です。




どん底の人びと―ロンドン1902 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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アメリカの小説家ジャック・ロンドンが1902年の夏にロンドンの最下層の生活の中に
入って書き上げたルポです。

世界で最も裕福な大英帝国の中心地ロンドンというのは、当時だれひとり否定する
ことがなかったことで、その暗部に迫り、現実のロンドンの貧困を、鋭い洞察力を持って
書き上げたジャック自身も、あまりにも酷い貧民街イースト・エンドの状況に驚いている
ことが理解できた。自らイースト・エンドの生活レベルに合わせ、貧民者に成り切って
の正にフィールド・ワークは、今日のあらゆる研究の原点ともいえるだろう。

当時のロンドンの様子が手に取るように理解できる点は、社会学、経済学的にも価値が
ある内容で、また、カナダのイヌイット族と英国人の比較などはジャックだからできた
ことかもしれない。

将来のアメリカを含めた、文明の発展に警笛を鳴らしたジャックは、現在でも十分に
通じるものがあり、その後の社会主義思想者へ影響を与えたことは言うまでもない。




なかった―真実の歴史学〈第2号〉
販売元: ミネルヴァ書房

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なかった真実の歴史学〈創刊号〉
販売元: ミネルヴァ書房

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ながさきことはじめ
販売元: 長崎文献社

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