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和書 499808 (283)



フランス革命200年 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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革命二〇〇年を記念して、旧稿をまとめたものらしい。
序章は、すこぶる読みやすい。革命10年間の簡単なサマリーになっている。これは新しく書かれたのだそうだ。

しかし、ほかの章は古いものばかり。読めたものではない。

第一章などは、ブルジョア、商業・高利貸資本、マニュファクチュアなど、昔風の概念を使って文章を書かれるとかさばって仕方がない。それで、史書に必要な具体性がどんどん失われてしまう。
まあ、日本の戦後思想史を見直すようなメリットはありますが。

序章だけ、買えないものかなあ・・・。




フランス歴史の旅―モンマルトルからサント・マリーへ (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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舞台・ベルリン―占領下のドイツ日記 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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ブルターニュへの旅―フランス文化の基層を求めて (朝日選書)
販売元: 朝日新聞

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角川文庫に収められているパスカル『パンセ』(全訳)は
田辺保訳だった。

彼はパスカル著作集の個人全訳も成し遂げている。

その人物が、この本の中で、フランス北西部のブルターニュからの旅を始める。

ブルターニュは、ブルゴーニュとの類語連想から「森」を思い起こさせるが、
この旅もブルターニュの森から始まる。
牧歌的な青春期を描いた小説『さすらいの青春』の舞台。

しかしこの旅は、素朴な味わいのものにはなっていかない。
その目指す先は、ケルト人たちが、その独自の文化と共に
ローマ人やキリスト教文化に圧されながら西方へと逃げ延びた
ブルゴーニュ半島の海につき出た三角地帯(クルヌアイユ)。

入口部分には、高さ20メートル、重さ350トンの巨石が直立している不可思議な遺跡群がある。
先は鈍く灰色に光る、中央の勢力が届かない独自文化が息づく土地。

作者が土地の印象と共に書き込んで行くのは、
アーサー王の聖杯伝説であり、海中に沈んだ都市であり、トリスタンとイズー物語。
トリスタンがイズーと共に息絶えるのが、この地方のパンマルク岬。

旅の終着点は、
波に削りとられたとげとげしい岩が連続するだけの地の果て「ラ岬」。

ロードムービーのように連続する光景は、
文学と伝承と歴史の香りを漂わせながら海の彼方に消えて行く。


本書中にシモ−ヌ・ヴェイユは何度も登場する。
地域の言語であるブルトン語には言及しているのに、
著者はシュールリアリズムは自分の範囲外としているのか、
この地方出身であることをその名前に刻み込んでいるフランス文学者
アンドレ・ブルトンにまったく触れていない。
ケルトーブルトンーシュールレアリスムという流れについて
書かれたくだりを読んでみたかった。





平安の都 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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見開き2ページが一つのテーマになっていて、どこを開けてもすぐ読める。写真も豊富でイメージがわくし、何より教室の授業や参考書では聞いた覚えも、見た覚えもないことがいっぱいつまっている。へぇ、なるほどと思わず口にしながら、どんどん読み進んでしまう本。ひとつのテーマが長過ぎず、興味を惹く話にしぼって簡潔なのも良い。




平安朝に老いを学ぶ (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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兵士であること―動員と従軍の精神史 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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兵役や戦争体験を描くのに、第三者の理屈は必要ない。「兵士の言葉を持ってかたらしめよ」である。その言葉から得るものがないというのなら、その鈍感さを恥じねばならない。戦場で生きる(死ぬ)ということはどういうことであるのか。銃後に生きた女性や未亡人は以下に戦後を生きたか。飢えに喘いだ兵が、究極的状況でどのような行動をとったのか。現代に生きる我々は、彼らの言葉を胸に刻まねばならないだろう。著者が危惧するように、まるで戦前に逆戻りするかのような昨今の風潮の中、人間としての彼らの「声」に耳を傾けるという努力が、今まさに必要とされている。本書から得られるものは大きいはずだ。私は大いに学んだ。そして、今後自分が進むべき方向性をも与えていただいた。




兵士たちの日露戦争―500通の軍事郵便から (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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兵士たちの日露戦争―五〇〇通の軍事郵便から (朝日選書 (349))
販売元: 朝日新聞社

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兵たちの戦争―手紙・日記・体験記を読み解く (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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本書は、戦時期の兵士の日記を分析した良書である。兵と特攻要員の違い、遺書や遺言の持つ意味、軍神と捕虜、、、、こういった問題を従来とは異なった斬新な切り口であざやかに描いた。

最後に疑問点が一つ。

「なんと古賀は現地民の捕虜になってしまった。アメリカ軍の捕虜でなかったことがまだ幸いしたが、古賀は結局自刃することになった。その事情は国民には伏せられた」(293頁)

長官機は行方不明、二番機は不時着(福留繁参謀長が捕虜となり、戦後まで軍令部が自決を強要しなかった)したことは有名だ。古賀峯一連合艦隊司令長官が捕虜→自決という説はきいたことがない。二番機と長官機の混同ではないか。
上記の出典が明示されていない。星4つにしようかと考えたが、本書の兵士の心理描写は見事という他ない。一読をお勧めする。星5つである。


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