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和書 499808 (349)



アメリカ建国とイロコイ民主制
販売元: みすず書房

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私の従来のアメリカ先住民族に関するイメージはハリウッドの西部劇に見られる「好戦的や野蛮」であったが、アメリカの1$札の裏にある「ハクトウワシのデザイン」がイロコイ族の「コモンウェルス」をモチーフにした事や「イロコイ族」の人々が「特別な自治権」を所有している(これは彼らへの敬意の証明なのでしょうが)など驚きでした。(勝者に都合の悪い史実は消されるのみだそうだがマス・メディアは怖い)またこの書は西欧側の人ではなく「イロコイ族側の人」による視点から書かれていて、非常に新鮮な観点でアメリカの連邦制(共和制)を考える事ができました。植民地側(白人)と原住民はお互いに理解や尊敬を持てる部分がありながら衝突せざるを得なかった事実を省みて人間の欲深さや馬鹿さ加減を感じずにはいられません。
読み終えて日本人の民主主義(自由)は国民も政府も共に未熟だなと感じてしまいます。独立当時のアメリカの方達(ジェームズ・マディソン等)は従来の「ヨーロッパ的専制」を新大陸に持ち込まない為に「イロコイ族の大いなる法」を取り入れたのだなとの感があり敬意を表したい気持ちになりました。(もっともアリストテレス的部分は残念ながらこの後も廃止まで時間がかかったようですが)しかしこの素晴らしい理念も今や少々危なくなりつつある現在、この書の存在意義は非常に大きいと感じます。今のアメリカの権利を勝ち取る民主主義はなじめませんが、この書に書かれている独立当時の民主主義(自分的表現では共有の民主主義)の理念は共感が持てます。他国の事ながら、長い時の流れの中で色々な方向に振れてしまうのでしょうが、原点を大切にしてほしいと感じました。また日本もリスクを覚悟の上で「イロコイ族の大いなる法」の理念(自由や自尊心や男女間・老若間の権力均等など)を良き手本として共有にさせてもらうべきと思います(イロコイ族の思想は西欧的でなく東洋的に感じます)。最後にこの本は、1Pが上下2段構成なのと内容が濃いので300ページ程度と侮どらないほうがいいと思います。(でも5600JPYはちと高い!)




アメリカ現代思想―科学、心理学、フェミニズムからセラピーまで〈3〉
販売元: 阿含宗総本山出版局

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アメリカ現代史 (世界歴史叢書)
販売元: 岩波書店

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アメリカ国璽の秘密―ピラミッド・アイに隠されたメッセージ
販売元: 三交社

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国璽とは国のハンコ、great sealの事ですが、アメリカの物は英国に習い表裏のあるペンダント型をしているそうです。
表は白頭ワシ、裏がピラミッドアイです。

6章中、第1章目が「イルクォイ・インディアン」について書かれており、彼らの「平和大原則」がヨーロッパで始まった人民参加や自然権という概念を既に持っていた、という記述に惹かれ読み進めました。が。

タイトルについての核心的記述は「1782年〜ピラミッドは強さと持続力を象徴する。ピラミッド上の「目」とラテン語はアメリカの大義に加担する神の意志を表す。」というだけで、ほったらかしに近く、引用、孫引きの連続の、秘密結社にまつわるチープな内容です。

★★は訳者の注釈とあとがきに。




アメリカ黒人解放前史―奴隷制廃止運動(アボリショニズム)
販売元: 明石書店

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アメリカ黒人姉妹の一世紀―家族・差別・時代を語る
販売元: 彩流社

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アメリカ黒人と北部産業―戦間期における人種意識の形成
販売元: 彩流社

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アメリカ黒人の歴史
販売元: 明石書店

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アメリカ黒人の歴史 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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アメリカの黒人問題は奴隷貿易に始り、奴隷制度に拠って立った新興国アメリカの経済建設、南北戦争、そしてその間を縫って続けられてきたほとんど絶望的な奴隷自身による自己解放の歴史である。それはアメリカの社会心理の基底に居座っており今日に続く人種差別の歴史であり現実である。その意味で「アメリカ黒人の歴史」は振り返って一望できるような歴史ではなく、むしろ現実のさなかにこそ存在する課題である。それは船底に積み込まれた貿易商品であり、法律上も「動産」にすぎなかった被支配人種の人間性の復活運動として独特の性格を持っている。黒人の開放をアメリカの独立革命に続く第二の革命と位置づける史観は注目すべきである。
問題がこのように複雑かつ多岐にわたる以上、そしてこの「白人の重荷」をめぐる観点がいまだ不定である以上、新書一冊で「アメリカ黒人の歴史」を書き上げるのは至難の業である。しかし読者としては簡便な一冊も欲しい。本書はそのような需要に応える十分に目配りの利いた一冊だと思う。アメリカの黒人による公民権闘争をわれわれの多くはアメリカの国内問題として断片的な新聞記事として読んでいたにすぎない。そこに現われていた運動家たちの勇気には今さらながら驚かざるをえない。法律を捻じ曲げ、暴徒を放置して彼らに刃向かう反動勢力の抵抗も執拗でまた凄まじい。そこに9・11以降のアメリカのユニラテラリズムを見る思いをする読者も少なくないことだろう。




アメリカ・サンジカリズムの“頭脳”―ビンセント・セント・ジョンの実像
販売元: 御茶の水書房

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IWWの活動家のなかでも、それほど注目を浴びてこなかった実務家、ビンセント・セント・ジョンの評伝である。
著者が明らかにしているように、ある意味「伝説的」ビックビル・ヘイウッドよりも、IWW内部の様々な論争や対立軸に、常に中心的に彼は参与していた。ジョンがIWW内の反政治主義・サンディカリズム、直接行動主義、中央集権主義の中心的担い手であったことは確かである。しかしながら、なぜ、様々な対立点がIWW内で生じたのか、何故、一方の側が他方の側に対して優位性を確立していったのか、という、構造分析が本書ではよわく、依然、「評伝」の水準を脱し、社会科学にまで到達していないと思われる。本書はIWWにいくつかの段階があり、内部的にも多くの論争点を抱えていることを明らかにしている点では有益だが、そこからのさらなる掘り下げが必要である。


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