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和書 500062 (196)



活字のサーカス―面白本大追跡 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 著者は実に面白い本をたくさん読んでいると本書を読んでつくづく思う。著者が読んだ面白い本のこと、日頃の著者の体験、見聞や考えていること、視点などが著者の個性ゆえか、不気味な話でもどこか感動的で、またロマンある話はまた胸を踊らせてくれるような語り口でまさにサーカスのごとく面白かった。

 中でも「とらわれ身の小さな窓」は江戸の牢屋のお話など「エッ!」とつい息を飲む話もあったり、「水の中の静かなひとびと」では海の奇談など初に知る話も人情がからむ内容で感じ入ってしまう。
 また、著者が旅に持っていく文庫本10冊のジャンルの黄金比率も読書好きな大先輩の懐を覗いてしまったような気分になる記述も興味深い。




岩波新書の50年 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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岩波新書の歴史―付・総目録1938~2006 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 岩波新書は昭和13年11月20日発行斎藤茂吉著『万葉秀歌』を初めとして平成18年3月22日発行『いま平和とは』まで2505冊が発行されている。赤版、青版、黄版、新赤版と装いを変えながら、教養書を中心に現代の視点も加味している。「現代人の現代的教養」を発刊の目的に掲げている。戦争体制一色化への知的抵抗の糧となってほしいの願望もこもっている。赤版の時代は「文化建設の一兵卒として」、青版の時代は「国民大衆に精神的自立の糧を提供せん」、黄版の時代は「戦後はすでに終焉を見た」、新赤版の時代は「新世紀につながる時代に対応したい」という特徴をもっていた。豊かにして強い人間性に基づく文化の創出、その希いは最も切実である(雅)




現代を読む―100冊のノンフィクション (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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ノンフィクションを読んでみようと思いついたのだけれど、何を読めばよい
のかまったく見当がつかなかった。なので、とりあえずノンフィクションを
解説してくれている本を読んでみようということになり、本書を手に入れた。

内容はタイトルにもなっているノンフィクション100冊の紹介である。
1作品につき2ページがさかれ、その作品が主に何を題材にしたものなのかを
紹介する。ただし、紹介といっても内容の要約なんかではなく、その作品の
著者や題材にまつわる話を交えながら、佐高氏自身が本作を評価する理由が
書かれてある。

ジャンルはいろいろで、労働者を扱ったものから、女性(妻)たちの生活、
はたまた企業や政治、科学技術(医療)、ヤクザの世界まで多種多様である。
全100タイトル中、実際に読んでみようと思ったのは15作品ぐらいでしたが、
まったくノンフィクションというジャンルを知らない人にとっては良い案内本
になっているのではないかと思う。

誰が読んでも楽しめる本という意味ではないけれど、本がアホほど出版され
る中で、こういう実用的な本は嬉しいかぎり。




職業としての編集者 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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著者の吉野源三郎は、長い間、現在も刊行されている雑誌「世界」の編集者として活躍した。本書には、編集者の立場から、岩波書店の綺麗事ではすまされない、いわば、内部分裂とでも言うべきものまでもが赤裸々に語られている。現在では、進歩派の代表的雑誌と思われている「世界」が、創刊当初は実に保守的であったこと、その路線変更を著者が徐々に変更していったことが明かされている。敗戦直後の進歩的知識人と呼ばれる者たちの思想と、現在ではオールドリベラリストと呼ばれる戦前の大家たちの思想的食い違いを描くことによって、戦後の混乱した世情までもが垣間見れるだろう。本書は、単なる一編集者の自伝と言うには余りあるもので、著名な作家や評論家たちの具体名を挙げることによって、戦後思想の二律背反を知ることができるのである。




著作権の考え方 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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著作権に関するさまざまな知識・考え方が紹介されており、これを全部理解すれば、かなり詳しくなれる。しかし、文章がとても読みづらいのが惜しい。

細かいことだけれど、「」の異常な多さはどうしたことだろう。例えばこんな感じ。

――日本で「一部業界の一部のプロ」同士が契約をしたら、その業界の「常識」と「慣行」と「馴れ合い」と「口約束」と「人間関係」による契約になり、「契約書」など交わされないことになりがちだ――(p171)

全編通してこの調子。これらのカッコに特別な意味を込めているのかもしれないが、私にはそれはわからなかった。カッコの数を5分の1くらいにしたら、もう少しわかりやすい文章になったのでは?




読書力 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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全ての人にオススメしたい。本書を読んで、一人でも多くの人に読書の愉しみを知って欲しい。
齋藤先生の熱い思いが詰まった本です。私は、齋藤先生の著書の中で、本書が一番好きです。本書では、再三にわたって読書の必要性について、熱く述べられています。
さて、本書の中で「読書力」の基準について、「文庫系百冊、新書系五十冊を読んだことがある。」又、百冊はおおむね四年以内とされています。
巻末には文庫百選が載っており、本選びの参考になるでしょう。
私は、昼休みを文庫の読書時間に当てており、今75冊目を読んでいます。本を忘れた昼休みは非常に苦痛です(笑)。




本と私 (岩波新書 新赤版 (別冊8))
販売元: 岩波書店

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 19名の方々それぞれの、本とのかかわり方が、さすがに読書家の方々だけあって、含蓄ある素晴らしい名文で書かれています。また、その19名の方々の、本との関わり方が、丁度5つに分けられていて、本とのこういう関わり方もあるのかと、感心させられること、ひとしきりでした。びっくりしたのは、818篇の応募者の中で、10代は4名、20代は30名、一番応募数の多かった年代は70代の206名という結果でした。最高齢者で1904年生まれの方の文章も取り上げられていますが、長い人生に、一人の作家の作品が、妻のように、友人のように、また人生の師として生き続けている様が伝わり、感動ひとしきりでした。アマゾンの読書家の皆さんには、ぜひ読んでいただきたい一冊です。




本の森の狩人 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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筒井康隆という人の頭の良さを感じた。文学論に秀でていて、よく研究して読書をしていることがわかる。特に、構成に注目する読書の仕方をしているようだ。そういう読書の仕方もあるんだと、教えられた。




マルチメディアと著作権 (岩波新書)
販売元: 岩波書店

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 題名に「マルチメディア」なんてついていると、いかにも古臭い本に感じますが、今でも十分に読む価値のある本だと思います。プログラムやデータベースに著作権が認めら特許と著作権の境界があいまいになっている状況、誰でも情報が発信できるネット上で著作権をいかに管理すべきか?など、今でもアクチュアルな問題が語られていますし、強すぎる著作権保護が情報の流通を妨げる懸念も示されています。これからますます問題になってくるであろう著作権を考える入門書としてオススメです。


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