和書 500598 (9)
日本の美術館―近代美術の作家と出会う旅 (あるすぶっくす)
販売元: 婦人画報社
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私は村上作品のウィットに富んだ短い会話、独特な雰囲気が好きで、
初期から大体の作品を読んできた。
しかし、『アンダーグラウンド』以降、村上春樹が、何を考え、
どこへ向かおうとしているのかわからず、疑問も感じていた。
その一方で、相変わらずの(いや、むしろ加熱する)村上春樹人気。
取り残された感が深まるなかで手に取った本書は、村上春樹の初期作品から
最新作までをわかりやすい言葉で論じた本格的な評論である。
なるほどそういうことか、と納得する部分も多く、一気に読むことができた。
とりわけ、90年代以降の村上春樹の変化に注目した論考、すなわち、
デタッチメントからコミットメントへの「転換」について論じた第二部は、
非常に読み応えがあった。
著者は、『TVピープル』(1990年)から『ねじまき鳥クロニクル』
『アンダーグラウンド』『スプートニクの恋人』『海辺のカフカ』
『アフターダーク』を経て、『東京奇譚集』(2005年)に至る作品を
コミットメントの面から詳細に読み解き、
結論として、コミットメントへの「転換」の仕方が不十分であり、
村上春樹が迷走しているようにすら見えると指摘する。
そのうえで、最後に村上春樹の進むべき方向性を提言している。
作品を一貫して歴史や現代の問題とのかかわりのなかで考察する方法には
好感が持てるし、大江健三郎や立松和平など同時代作家達との比較も興味深い。
もちろん、この著者の「読み」に異論反論もあると思うが、
読んでみる価値はあると思う。
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販売元: 天理教道友社
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