和書 500834 (174)
生命倫理のキーワード
販売元： 理想社
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生命倫理の現在 (SEKAISHISO SEMINAR)
販売元： 世界思想社
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生命倫理の再生に向けて―展望と課題
販売元： 青弓社
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生命倫理の成立―人体実験・臓器移植・治療停止
販売元： 勁草書房
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本書は「米国における生命倫理の形成史」を中心に扱った書物である。生命倫理学の主題は多岐にわたるが、本書のそれは副題にあるとおり、「人体実験・臓器移植・治療停止」に的が絞られている。人体実験という言葉によって、我々はしばしばナチスや戦前日本の731部隊の蛮行を想起するが、程度の差はあれ、そうした非人道的な行為が戦後間もないころのアメリカにおいても当たり前のように行われていたことを、我々は本書によって知ることができるであろう。そして同時に、たとえば今日お題目のように唱えられているだけの「インフォームド・コンセント」という考え方も医療の非倫理的な体質に対する反省から生まれてきたことをも知ることができるであろう。我々は今現在獲得している考え方を当たり前のものとして見做しがちであるが、思想史を振り返ってみると、それが浅はかな態度であることを思い知らされることがある。その意味で、我々は常にある思想がどのように形成されてきたのかという反省を怠ってはならないのである。生命倫理もまた例外ではない。その意味で、「生命倫理の形成史」を扱った本書は、我々の怠惰な認識を反省へと覚醒させる重要な意義を持っていると言えるであろう。
ただ苦言を述べさせてもらえれば、本書においては、生命倫理学そのものが哲学・思想史一般の中でどのような位置付けを持つものなのかということについての考察が欠けていたということである。たとえば、科学技術時代において、従来の倫理学の根本的な限界を指摘し、新たな倫理学の原理として「責任」という概念を提出した思想家にハンス・ヨナスがいるわけであるが、そのヨナスを本書は好意的に扱っているだけに、上述の欠点は惜しまれるのである。ちなみにヨナスの論文「人間の被験者を扱った実験についての哲学的考察」については本書の第一章第九節で取り扱われているので、ヨナス研究者も一読しておいて損はないであろう。
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生命倫理の扉―生と死を考える
販売元： 北樹出版
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生命倫理の扉―生と死を考える
販売元： 北樹出版
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著者は、息子さんの入院をきっかけに、生命倫理に首を突っ込まれることとなったという。本書は、四章構成で、死を見つめる心、揺れる心、生をめぐる選択、死と宗教、を論ずる。著者は謙遜にも、「啓蒙書」であって“ヤワラカイ”本であるところに存在意義がある、と言われる。私のような初学者にとっての案内書としては成功しているだろう。
しかし、宗教を中心に据えるべきことを主張される点など、貴重な提言もある。また、第三章「“生”をめぐる選択」のなかに感動的な事例報告が織り込まれている。奇形児を見慣れている医療関係者ですら母親に見せるのを躊躇した生後間もなく死亡した重症奇形児をみて、言ったその母親の第一声は「ああ、よかった。思っていたよりひどくなかった」であった。現場の真っ只中に立たされた母親の愛の深さを伝えるこの部分は、机上の空論を一撃してしまうように思われる。
生命倫理の扉は、読者の入場を容易にしている。
生命倫理の問題と人間の生き方
販売元： 北樹出版
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前半は生命倫理の問題、後半は人間の生き方を問題にしているが、前半と後半の関係が全くみられない。しかも前半の「生命倫理の問題」で扱っているのは、脳死問題と臓器移植の問題だけである。著者には生命倫理という学際的領域が抱えている様々な諸問題に関心が全くないのだろうか。これでは羊頭狗肉といわれても仕方がない。後半は「人間の生き方」というよりも著者の考える道徳理論に重きがあり、全体として何を主張したいのか分りづらい。
生命倫理ハンドブック―生命科学の倫理的、法的、社会的問題
販売元： 築地書館
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生命倫理法案―生殖医療・親子関係・クローンをめぐって
販売元： 商事法務
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生命倫理学
販売元： 駿河台出版社
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