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和書 501028 (11)



人生は意図を超えて―ノーベル化学賞への道 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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スキャンダルの科学史 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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この本のタイトルや、帯にある「科学者だって人間だ」などから、軽めのゴシップ的な内容を予想していた。しかし、その内容は意に反して非常に興味深いものが多く、ゴシップ的なものというよりも、日本の黎明期の科学者達の(真剣な)試行錯誤を丁寧に描いた良書だと思った。個人的に非常に興味を持ったのは、野口英世の黄熱病原菌の「発見」についての話や、サイクロトロン破壊事件と東京天文台移転事件で描かれている科学者の真摯な情熱であろうか。また、形としては26名の「独立した」エピソードの集まりであるが、相互に関連したものもある。例えば、脚気菌発見についてのエピソードは3回登場し(緒方正規、北里柴三郎、森鴎外)、より話が深まっていくように配置されている。執筆陣もそれぞれのエピソードについての専門家が担当しており(例えば毒ガス関係を常石敬一氏)、記述も正確である。

なお、本書を読み始めたきっかけは、いわゆる「千里眼事件」という透視能力についてのエピソードがあったからであるが、その稿自体はそれほど深い内容はなかった。それはおそらく超能力擁護者の福来氏ではなく批判的な態度を取った山川健次郎を中心に据えたからだろう。




戦後科学技術の社会史 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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大科学者たちの肖像 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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ダーウィンに消された男 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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なかなかのトンデモ本だ。まずダーウィンの悪口がやたら多い。「厚顔無恥な性格」「思い上った私欲を満足させようとした」などなど、何の根拠も無い著者の想像による悪口が1ページに2、3個は必ず出てくる。この点だけみてもまっとうな本ではない。関係資料から都合の良い部分だけを抜き出して、勝手な推測を加えて疑惑の証拠だといっているあたり、昔よくやっていたUFO特番を思い出した。勿論ウォレスの都合の悪い部分には触れていない。ウォレスは、ダーウィンとその支持者が困惑するほどの強硬な自然淘汰万能主義者だったがそのことは書かれていない。文中の「ダーウィン以上にダーウィンらしい」というのはそのことを皮肉った言葉なのだが、何を勘違いしたのか誉め言葉として紹介されている。さらに、ウォレスは自然淘汰万能主義者でありながら、人間の知性だけは自然淘汰の産物ではありえず、神の力によるものだという矛盾した主張をするが、この大問題は半ページほど事実を書いただけでさらっと流されている。心霊研究に没頭していたこともさらっと流されている。そもそも、ウォレス自身が、進化論の栄誉はダーウィン一人に与えられるべきであり、自分では「種の起源」のような名著は書けなかっただろうと表明しているのに、なぜ進化論の先取権がウォレスのものだと主張するのか理解に苦しむ。




殿様生物学の系譜 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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フォン・ノイマンの生涯 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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ゲームの理論や原水爆、コンピューターなど現代への影響力からいえば日本でもっと知られていい人物なのだが、名前さえきいたことがない人の方が多いのではないだろうか。一つには小中学校で広島と長崎の原爆に直接関わった人物を「偉人」としては紹介できなかったからだろう。
そこそこボリュームのある本なのだが、ノイマンの生涯をコンパクトに興味深い話を織り交ぜて紹介してあるので飽きさせない。確かに描き方はかなり偏った感じをぬぐえないが、ノイマンの入門書と割り切って読めばいいのではないかと思う。




物理屋になりたかったんだよ―ノーベル物理学賞への軌跡 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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ノーベル物理賞を受賞した小柴昌俊氏の自伝的な本(実際には、インタビューの記録を編集者が本の体裁にまとめたとのこと)。子供時代から学生時代、アメリカ留学期、帰国後の東大教官期、そして「カミオカンデ」を立ち上げる時期が回想されている。アメリカ留学期に米国海軍の協力で行った研究プロジェクトの逸話(例えば、研究者同士のやりとりや、研究を進めるためのさまざまな交渉ごと)を特に興味深く読んだ。また、私は「カミオカンデ」という名前をどこかで耳にしたことのある程度でしたが、この風変わりな名前の実験施設が何のためにあって、どういう経緯で作られて、そこで何をやっているのかが、ざっくりと分かるようになりました。




ロバート・オッペンハイマー―愚者としての科学者 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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 私が、これまで読んだ、6冊の日本語で書かれたオッペンハイマー伝の中で、最も印象に残った本である。--本書は、永くカナダの大学で教鞭を取り続けて来た科学者による、異色のオッペンハイマー伝である。
 著者は、これまでに書かれた多くのオッペンハイマー伝を再検討し、その多くに批判を加えて居る。そして、シラードの虚像を打ち砕くなどして、これまで、多くの伝記筆者が、オッペンハイマーとその同時代人について書いて来た事柄に、根本から再検討を加えて居る。
 オッペンハイマーに関する必読の本である。英訳の出版を強く望む。

(西岡昌紀・内科医/原子力の日に)




ロバート・フック ニュートンに消された男 (朝日選書)
販売元: 朝日新聞社

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  この本を読むことで、実験物理の重要性と同時に、ニュートンとロックの複雑な人間関係についても理解できます。科学の教養をたかめるために強く推薦します。

 私も昔はそうでしたが、どうしても理論物理を実験物理より高級なものとして考え勝ちです。しかし、この本では、フックがいかに天才的な実験物理学者であり、ニュートン理論の発展に大きく貢献したことが述べられています。ニュートンには、実験装置を作る才能がなかったため、フックなしでは、ニュートン理論はもっと不完全なものであったことがわかります。
 しかし、フックの批判や業績争いなどにより、ニュートンはフックを憎みます。そして、フックの死後、彼の業績を葬り去ろうとします。このことが、著者独自の実証調査と推理をも!とに述べられています。フックの業績が葬りさられていく状況を述べたくだりは、推理小説なみに面白いです。

 とにかく、私はこの本を読んで、ニュートンに対する見方がすこし変わりました。一読を強くすすめます。


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