和書 501028 (40)
シュレーディンガーの生涯
販売元: 地人書館
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余りにも著名な物理学者、シュレーディンガーの生涯を追った作品です。
単純に伝記物として、十分楽しめる内容と思います。
ただ、内容に予備知識無しだと入り込めない部分があるのも確かです。
未知への旅立ち―アインシュタイン新自伝ノート (小学館ライブラリー)
販売元: 小学館
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肖像画の中の科学者
販売元: 文藝春秋
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歴史に名を残す科学者25人について、その肖像画からその人間像を描き出そうと試みた本ですが、この本は新書という紙数も限られているせいでしょう、「ミニ列伝」(と、まさにカバーの折り返しの説明にも書いてあるのですが)的な説明にほとんど終始しています。
極端なところではホーキング博士。1942年生まれの物理学者ですから、写真も当然たくさん知られています。しかし、なぜここで「肖像画」をとりあげたのでしょう。それなのにその画の由来については「(ここに掲げた肖像画はこの年に描かれたものである)」と括弧に括られた注釈としてある一言だけで、その画の中の表情、手の力、背景に書かれた文字についてなど、描かれた背景がわからなくければそれは仕方がないかもしれませんが、もっともっと言及して欲しかったことが沢山あります。
不満ばかり書くのはよしましょう。ラヴォアジエの描いたダヴィッドの絵については、時代やご夫婦の様子も良くわかり、フランス革命で断頭台に消えた科学者が高額を支払って描かせたこの画をみる視点を複雑にしてくれます。
ドロシー・ホジキンの、4本の腕の描かれている肖像は一心不乱な一科学者の姿が写真では表せないものを伝えてきます。病気で捻じれた手から、リューマチで苦しんだ画家ルノワールに思いをつなげてあったり、彫刻家ヘンリー・ムーアが描いた彼女の手だけのスケッチを載せてあったりするのは「画から考える」というこの本が見せてくれた「観点」として心に残ったものです。
「漱石とあたたかな科学」という著者の本は、夏目漱石の時代の科学という面白い視点から描かれた、漱石や寺田寅彦を再読したくなる文章でした。それで、こちらも期待して読んだのですが、物足りなさが残ってしまいました。着眼点は良いので、もう少し少数の人について丁寧に「画」を掘り下げて欲しかった、と思います。
初期ギリシア科学―タレスからアリストテレスまで (叢書・ウニベルシタス)
販売元: 法政大学出版局
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初期のギリシア科学における知識は思考のみから生みだされ、実験的な検証が行われなかった。そのため、自然に対する誤った見方が目立つが、その反面、独創的な発想も豊富に生み出され、読んでも飽きる事はない。また、自然現象に数学を適用する考えが何故生まれたのかが記述され、物理学や、複雑系に数学を適用しようと試みる研究者にとっても読む価値がある。
時代が古いため、当時の事柄に関する資料が正確でない可能性についても随所に触れており、真実に忠実な本と言える。所々、難解な文章もあるが、全体の流れを理解する妨げとはならない。
知られざるジャパノロジスト―ローエルの生涯 (丸善ライブラリー)
販売元: 丸善
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試練を越えて―「C型肝炎と歩んだ20年」 わが人生55年の記録
販売元: 創栄出版
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新ファラデー伝―19世紀科学は何を教えているか (のぎへんのほん)
販売元: 研成社
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天才の栄光と挫折―数学者列伝 (新潮選書)
販売元: 新潮社
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著者が尊敬する天才数学者9名を取り上げ,その輝かしい栄光(業績)の裏に秘められた挫折をエッセイ形式でまとめている.
感心する点は,著者が直接数学者の生誕地や業績を上げた地へ赴き,本人または所縁の人々とのインタビューを通して,私生活を含めた人となりを掘り起こしているところである.
本書を書く動機は,他の同様の書籍では,業績のみに焦点が当てられていて,数学者の人物像が述べられていないので,自分で書こうという気になったようだ.
著者が数学者ということもあり,業績の紹介は分かりやすく,また文章的にも読みやすくまとめられている.
パルモア病院日記―三宅廉と二万人の赤ん坊たち (新潮文庫)
販売元: 新潮社
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うちの息子は未熟児で生まれました。おかげさまで今は元気に育っています。しかし、三宅先生が生まれてなければひょっとしたら…。
世の中には何と偉い人がいたものか、涙が零れました。
体の弱い未熟児何かは自然淘汰の名の下見殺しにされてきたのです。
立ち上がったのは三宅先生でした。
父親も母親もこれから親になる人も、保母さんも学校の先生も、みんなみんな読んでみてください。
お薦めと言うよりむしろお願いします。
きっと感じるものがあるはず。
死んでも大丈夫!!―いつでも逢える
販売元: 文芸社
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