戻る

前ページ   次ページ

和書 501028 (51)



ダーウィン―進化理論の確立者
販売元: 未来社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






ダーウィン自伝 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

ダーウィンの死後発表された彼の自伝は、妻エンマ・ダーウィンの強い意向もあって、彼の宗教観と人物評の部分が削除されたという。この無削除版の編集に携わったダーウィンの孫娘ノラ・バーロウは、本書巻末に削除個所の一覧を示してくれているので、それらをひとつひとつチェックしてゆくだけでも面白い。彼の妻が躊躇したのもなるほどとうなずける点が多く、それだけ興味深い部分になっているのだ。温厚、誠実な人として知られたダーウィンだが、スペンサー、カーライルらなどについてのコメントは実に辛らつで、これらが読めるだけでも編者には感謝しなければならない。もちろん、ストレートな自伝としても本書は面白い。医師の息子として生まれたダーウィンは、兄弟らとともに当初医学部に進むが、結局!ものにはならず、このままでは単なる狩猟好きのごくつぶしになると危ぶんだ父親の意向によって、聖職者(!)になるべく専攻を変えるが、いざ大学を卒業するというときに偶然ビーグル号に乗船する機会を得る。その一種なりゆきまかせの彼が、後にキリスト教的世界観を揺るがす進化論を確立するのだから、なんという皮肉だろう! 本書後半の付録には、自伝の内容に関連のある書簡やメモが収められており、それぞれ興味深いが、サミュエル・バトラーとの行き違いにかかわる部分などは、やや些末にすぎるので、面倒なら飛ばしてもかまわないと思う。翻訳はあとひと息頑張ってほしいので、あえて★ひとつマイナス! なお、本書の解説を担当している新妻昭夫氏は、『ダーウィンのミミズの研究』と題するユニークな科学絵本も執筆している。いちおう小学生向けだが、ダーウィンに興味を持つ人にはぜひおすすめしたい。




ダーウィンと家族の絆―長女アニーとその早すぎる死が進化論を生んだ
販売元: 白日社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

まれに見る家庭人でもあったダーウィンは、敬虔なクリスチャンの妻エマとの間に10人の子供をもうけたが、そのうち3人に先立たれ、なかでも10歳まで成長した長女アニーの死は彼に大きなショックを与えたという。エマはアニーの形見の品を小さな箱(原題の Anni’s Box)に収めていたが、それを150年ぶりに再発見したのがダーウィンのひ孫にあたる著者。これに触発された彼は、さまざまな資料を渉猟しながら丹念にダーウィンと家族との絆をたどった本書の執筆に至る。

資料の中核となったのが、ダーウィンが残した膨大な量の書簡とノートブック、エマの日記、そしてケンブリッジ大学をはじめイギリス各地に保管されている関連文書であることは言うまでもないが、著者はそれに加えて、同時代の小説、詩集、旅行記、子供向けの読み物、新聞記事、あるいは教会での牧師の説教の記録や、召使い心得などを参照し、関係者ゆかりの人々への聞き取り取材まで行っている。そうした豊かなディテールのおかげで、簡素な自伝では単にうかがい知るだけだった家庭人ダーウィンとその家族の肖像がくっきりと浮かび上がってくる。

その家庭生活がダーウィンの学問的思索に大きな影響を与えたとする著者は、彼の主要著書中の対応箇所を具体的に示しており、このあたりはたいへん興味深いものがある。ただ同時に本書は、ビクトリア時代の(特に富裕階級の)人々の暮らしぶりや死生観、そして信仰と理性との折り合いのつけ方などに興味を持つ文化系の人にも興味深く読んでもらえるものと思う。

なお、Hippolyte Taineという人名を初出でテーヌと表記した直後にタインと受けていたり、いくつか意味を取り違えているのではと思われる部分はあるものの、原著にはない中見出しを加えるなどの工夫も施された訳文は全体に読みやすい。一般受けはしそうもない地味な本書の刊行に踏み切った版元の意気込みも高く買いたい。




ダーウィンの時代―科学と宗教
販売元: 名古屋大学出版会

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






ダークレディと呼ばれて 二重らせん発見とロザリンド・フランクリンの真実
販売元: 化学同人

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

ワトソンの「二重らせん」が、彼本人のみの視線で書かれているのに対し、
こちらは当事者らとはほぼ関係のない第3者である著者が彼女を知る人々への
入念な取材をもとに書いた非常に客観的な記述です。

しかも、当の二重らせん発見の当時だけではなく、
ロザリンド・フランクリンの家系をさかのぼり
時代的、民族的、社会的背景まで入念に書き込んでいて
彼女がどういうバックグラウンドのもとに考え、行動していたのか
とても丁寧に推測しています。

二重らせん報告時のエピソードもさることながら、これが
第二次大戦直後の出来事であるという事実にも驚きます。
こんな、女性に大した権利も地位もない時代に
強い姿勢を貫きとおしたフランクリンに驚かされます。
当時の学術界(特にイギリス)が生々しく描き出される中、
ロザリンド・フランクリンという人物が鮮やかによみがえります。

彼女が世を去るくだりは涙なしでは読めません。
「二重らせん」単独で読んではいけない!と言いたくなります。




知の冒険者たち―『蘭学事始』を読む
販売元: 八坂書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






日本科学者伝 (地球人ライブラリー)
販売元: 小学館

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

エライ人は偉かった・・・子供向けの絵物語で、とかく伝説になりがちだった偉大な研究者の実像を簡潔に紹介した名著。
731部隊の研究における筆者の真摯な姿勢に鑑み、無条件で推薦したい・・・




モノここに始まる (地球人ライブラリー)
販売元: 小学館

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






魔術と錬金術 (ちくま学芸文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

錬金術やオカルト学の系譜を、幅広く概説。「広く浅く」の印象は免れないが、入門者には適切。いろいろな知識を得ることが出来る。




野口英世の生きかた (ちくま新書)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

子どもの頃から偉人伝でなじんでいた野口英世。
実際の彼はとても聖人君子なんかじゃなく、破天荒な人物だった。
それでも魅力的な「偉人」だと思いました。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ