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和書 501028 (62)



ハリエット・ブルックスの生涯―マタイ効果と女性科学者
販売元: 丸善

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春生
販売元: たま出版

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バイオロジー事始―異文化と出会った明治人たち (歴史文化ライブラリー)
販売元: 吉川弘文館

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 著者は日本近代の優生学や生物学の歴史についての研究者。
 本書は明治期のバイオロジー(生物学)について書かれた入門書。概説、生命、医、食農に分け、だいたいの流れ、主要な人物・著作、参考文献を示してくれる。初学者、またこういう話をざっと知りたい人には重宝されるだろう。
 しかし、私にはかなり物足りなかった。聞いたことのある話ばかりで、分析やまとめ方にも目新しいものはない。既にこういう世界に馴染んでいる読者は、購入する必要がないと思う。




幕末・明治初期数学者群像〈下 明治初期編〉
販売元: 吉岡書店

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万人の学問をめざして―倉田令二朗の人と思想
販売元: 日本評論社

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万物の尺度を求めて―メートル法を定めた子午線大計測
販売元: 早川書房

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1メートルの定義のために、子午線長を測った2人の科学者、メシェンとドゥランブルの物語。2人のキャラクターの違いも面白いが、、科学者の物語より、フランス革命の時代背景とか、メートル法が提案された背景とか、その後のメートル法の広がり方とかの方が面白かった。

今まではメートル法はフランス革命の狂乱の中で、それまでのことはすべてアンシャンレジゥムとして否定するために提案されたのだと思っていた。実際、革命時には、年も月も週も時間も分も秒も角度も変更しようとしたとか。ところが、これらはまったく定着しなかった。一方メートル法は、その後紆余曲折があったものの、現在では定着している。メートル法は、タダの熱狂を越えたものがあったのだ。

メートル法施行前の度量衡は混乱の極みだった。日本でも長さの単位は尺だ鯨尺だ間だと、対象に寄って異なっていた。また、一畳の広さは地域によって異なっていた。メートル法以前のフランスでも度量衡は対象、地域によって異なっていて、通商を妨げていた(逆に言うと、それぞれの地方の商売を保護していた)。統一するのに、どこかの度量衡を使うとなると、どれを使ってもそれ以外の地域が反対するので、どこにとっても不利な度量衡に統一しようとしたのだ。それが、地球の子午線長の1千万分の1の長さを単位とする、メートル法であった。

王政復古でメートル法は廃れかけるのだが、経済圏が広がるにつれてフランスとその周辺で定着して行き、経済がグローバル化するにつれて、世界に広まって行った。アメリカがメートル法を採用しない唯一の国になったのは、アメリカは国の成り立ちからローカルな度量衡がなくて、メートル法にメリットがなかったからだと本書にあるが、なるほどと思った。

度量衡の統一は、貨幣の統一と並んで、極めて経済的な事柄であるとの認識を深めた。

翻訳は良くこなれていて読みやすいものではあったが、全体に極めて冗長であるのが読んでいてかなり苦痛であった。このような膨大で冗長な書物が西洋には多いが、あちらではこれほどの本を読む人が多いのだろうか。漢字のある日本語の方が速読には向いていそうに思えるんだけどなあ。




バーネット―メルボルンの生んだ天才
販売元: 学会出版センター

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パストゥール―実験ノートと未公開の研究
販売元: 青土社

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パラケルススからニュートンへ―魔術と科学のはざま (平凡社選書)
販売元: 平凡社

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日本語があまりこなれていません.
「興味がある」程度では読みこなせないかも.
本文もあまり説明的ではなく,たぶん序章で挫折してしまうでしょう.
面白いとおもえるのは,二章以降になります.文が難しいのは変わりありませんが...訳者の方にはもう少し工夫をしてもらいたかった.
対象が専門課程大学生以上に設定されているのだろうけども,科学史を専門とする大学生なんて,数えるほどしかいないのだから,多少興味があるという程度の人でも読みこなせるように,ハードルを低くしないと,本嫌いが増えるだけでしょう.




ボルツマン先生、黄金郷を旅す (パリティブックス)
販売元: 丸善

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 ボルツマンについて触れているのは、最初の一章のみ。全体は科学者の意識的・無意識に犯す誤りについて。また、科学者・科学というものが一般の人々にどう認識されているかについて。

 科学の誤りについては無数の本が書かれ注意が喚起されているが、多くは科学史や人文系からの科学研究によるものであり、そうした研究が理系の研究者に受容されることはまずない。科学者自身が自己反省を行うことはきわめて稀なことなのである。

 「狂った科学者のイメージ」の章は、映画やコミックにおけるマッド・サイエンティストを分析したもので、とても面白かった。大衆の「誤った」イメージを修正するには科学者自身の自意識的な努力が必要と思われる。
 こうした内容を物理科学の専門家が執筆・編集して!いる点はおおいに評価できる。


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