残念ながら実際には対応する意味やその説明が淡白で、
適切な言葉の選択などの判断材料になるものに乏しく、
結局ごっついRotert-Collinsの英仏ー仏英を使ってい
ます。 小さい辞書だから文句は言えないのかも知れ
ませんが、もう少し説明などに日本の辞書らしい親切
さと充実した内容のものであってほしいと思いました。
勉強や実践会話の際、文法書、単語帳など幾つかとにらめっこして、疑問を解決することが多いのですが、この本に出合って、感激。
あなたを変える…というタイトルは、決して誇張ではないことを知りました。たとえば、間違えやすい「2時間前」と、「2時前」などの時間の言い方についてや、「火曜まで休み」は、日本語では、火曜もお休みに入りますが、フランス語では、「火曜になるまで休み」のことで、火曜は休みに含まれない…、connaitreとsavoirの違い…などなど混乱しやすい事項やちょっとした疑問をわかりやすく解決してくれます。
また、「言える」、「言えない」にわかれて、解説された解説も見事。今まで、言えると思って、使ってたんだよなぁということたくさんです。こういうわかりやすくて、コンパクトに疑問を集めた解説書はあまり類をみないと思います。
例文の豊富さ(やや、アダルトな表現満載でけっこう面白かったりする-笑)、変化のとんだ練習問題、見開きでまず左1㌻に例文、右1㌻に文法テーブルや熟語などの表が掲載、次ページは、左1㌻に疑問に答える形で解説が、右1㌻に練習問題があり、なんでかな?(文法・熟語)わかった?!(疑問→解説)やってみる?!(練習問題)と三段階にわかれているという各項目4ページの充実さ、2色刷りで読みやすく、読んでいるだけでも本当に面白いです。
楽しくフランス語を学ぶという作者の意図が感じられる一冊で、わかっていく自分に嬉しくなったり…。これまで、フランス語の勉強をしてきたけれど、ここがイマイチわかんないんだよなぁという方、ぜひオススメです。
こういう類の本がもっと出てくれないかなと切望中です。
色々な文法項目、表現について、「これは言える(正しい)」「言えない(正しくない)」という例が説明されています。何の疑問も持たずについ初心者が書いたり言ったりしてしまうような表現が、実は「言えない」「間違った」ものだと教えてくれます。
初級者レベルのフランス語参考書や問題集にはあまりないスタイルで面白いです。
ただ、例で出てくる人物が、「松田聖子」とか「マドンナ」と中途半端に古く、また、サンプルダイアログは、これまた中途半端に下ネタ・下品系・笑えないジョークばかりなのには少々辟易。「面白さ」を狙ったらしいのですが…(苦笑)
まじめすぎるものor旅行会話ばかりの入門書に飽きた方にはオススメかも。