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和書 507156 (87)



大世紀末サーカス (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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幕末の混沌とした時代に、パリ万博に出た旅芸人の一座の物語。
言葉が通じなくても、ちょんまげを笑われようとも
全然ひるむことなくパリで一旗あげる姿は、タフで強靭な精神を垣間見るようで、現在の閉塞した状況にいかに生きるかを教えているようにすら思えます。しかし昔の人は、スケールが大きいよね。




忠臣蔵〈上〉 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞

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  私は、物語としての忠臣蔵の価値は、浅野内匠頭の「風さそふ花よりも猶我は
また 春の名残をいかにとかせん」 から、大石内蔵助の「あら楽し思は晴るる身は
捨つる 憂き世の月にかかる雲なし」 に至るプロセスを如何に伝えるかにあると考
えている。
  本書は、上述のプロセス表記の巧みさに加えて、内蔵助の内面の葛藤と、人の
心を捉える様の表現がうまい。忠臣蔵の数ある中ので一押しの作品である。
(上・下合わせたレビューです)




忠臣蔵〈下〉 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞

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天狗争乱 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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 過激な水戸の尊攘派数百人が京都まで長旅して,敦賀あたりで捕縛される・・・そうした一般的な知識しかないまま読み始めた。
 上記の予備知識は,大筋では間違いないものの,今まで事件の一面(粗筋)しか知らなかったことを思い知らされた。那珂湊での幕府軍との戦いの熾烈さ,藩主の命を受けて水戸入りしたはずの尊攘派・松平頼徳の運命に典型的に見られるような,天狗党に絡む人々の思惑の多重さ,天狗党阻止を命令されながらも,激しく戦った藩と軍資金を提供して抜け道へと導いた藩と・・・
 そうした人々の動きを厚く描写しつつ,敦賀での352人斬首という悲劇に向けてストーリーを展開していく吉村の巧さが光る作品だった。






天保図録〈上〉 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞

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天保図録〈下〉 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞

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天保図録〈中〉 (朝日文芸文庫)
販売元: 朝日新聞

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虹の刺客―小説・伊達騒動〈上〉 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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虹の刺客―小説・伊達騒動〈下〉 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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マリー・アントワネットの遺言 (朝日文庫)
販売元: 朝日新聞社

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 フランス革命やルイ16世、マリー・アントワネットに関するメディアは、それこそ星の数ほどある。「ベルばら」~いろいろと目にしてきた。できはいいものとわるいもの(何をもってそういうかは置いておいて)があると思う。ただ、扱われる数が多いので、少し食傷気味。「誰が書いたか」によって、つまり「料理の仕方によって」面白くもつまらなくもなる代物である。これも、かなりなファンの友人が「一気に読んじゃった」といわなければ決して手にとることはなかったでしょう。手にとってから読むまでの間、これほどわくわくした本は久しぶりでした。

マダム・ロワイヤルなるアントワネットの娘が、彼女の母親の最後の様子を書き記した弁護士の随想録を、悪名高いプレイボーイ(死語)司祭と娼婦に朗読させるという趣向である。それによって臨場感がいや増し、アントワネットの人間像が浮かび上がってくる。ツワイクの言うとおり、その平凡性ゆえに国家を統治する一国の后の荷が重かったのだと片付けることはあたっているのかもしれない。でも、彼女には彼女の生きた社会でのルールがあり、彼女はそこで生きるのに精一杯だったのだろう。

なににせよ、架空の人物、司祭と娼婦の場面が当時の風俗を語っていてなかなか興味深い。マダムとの関係の必然性などは?だが、当時の興味も、現代の興味も、人間の営みにさして変わりはないのだと感じさせてくれた。

著者の作品ははじめて読んだ。ヨーロッパの歴史に造詣が深く、とても信頼が置ける。かつて「ベルばら」を教科書代わりとしたように、著者の作品で教科書では味わえない歴史の面白さを感じることができた。歴史は人間のドラマだからだ。


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