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和書 507156 (121)



異人たちとの夏
販売元: 新潮社

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誰かからの愛情に飢えた時、とつぜん惜しみなく降り注がれる愛情に出会ったら、人はどうするだろうか。

本作の主人公は離婚直後、静か過ぎるマンションに一人生活。
しかも仕事のパートナーが自分の奥さんにほれていたため、彼も失った。

孤独な主人公が出会ったのは、死んだはずの父母、そして同じマンションに住む若い恋人。
自分が失った「愛」が、親子愛として、そして恋愛として目の前に現れる。

おもしろいのは、こんな突然すぎる「愛の登場」に対して、主人公が疑問より先に彼らにすがるところ。
人は孤独に打ちのめされている時、理屈よりもまず温もりを必要とするのだろうか。

彼は異人たちとの出会いで、現実で乾いた心を少しだけ取り戻す。
失って、得て、また失って、前を向く。
静かで、夏なのにしんしんとする作品。




伊助坊主おぼえ話 他7篇―阿波の歴史小説
販売元: 近代文芸社

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居座り侍 (光文社時代小説文庫)
販売元: 光文社

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伊豆惨殺剣 (光文社文庫)
販売元: 光文社

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伊豆の日蓮
販売元: 新風舎

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飯綱颪―十六夜長屋日月抄 (学研M文庫)
販売元: 学習研究社

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出だしが宮城谷昌光みたいに格調高くてかっこよくて、
一気に物語りにのめりこみました。
抜け忍ものだが、主人公は長屋住まいの町人たちであろう。
主人公達が助ける抜け忍の正体が明かされるラストも巧い。
忍法の科学的設定も魅力的。
主人公達が助ける抜け忍は、
万能の忍者であり、
真剣に戦えば、おそらく日本一であろうことが読み取れるが、
その強い彼が追忍に重傷を負わされた理由。
彼が戦わない理由付けが抜群に巧い。
主人公がピンチになり、
ここに彼がいれば楽勝なのに、
と思うシーンが頻出するのは、
忍者小説としての見事なパラダイムシフト。
強い忍者が単純に勝ち続ける物語ではないのは巧い。
飯綱颪という題で抜け忍となれば、
白土三平の「カムイ外伝」へのオマージュかと思うが、
この小説の抜け忍は、
カムイではなくて、○○の子孫。
カムイの子孫だと階級闘争に目覚めて左翼小説になってしまうが、
この小説の忍者達は、そんな不自然な思索には嵌らない。
あくまでも武芸者としての誇りで戦うので、
敵も味方も魅力的な忍者がいっぱい出て来ます。
味方であるべき長屋の住民の磯次以外は、
魅力的な人物ばかりである。
で、磯次が長屋に住むようになった理由付けがちょっと弱いと思った。
大家との深い関係を匂わせて欲しかった。
あと、長屋の住民に双子がいるのがひっかかる。
江戸時代には双子は不吉なものとされ、
片一方を間引く習慣があったと思うが、
この小説の舞台の徳川吉宗の時代にはなくなっていたか?
私の知識が中途半端なのがいけないのだろうが、
双子を出す必然性はなかったので、
出さない方がよかったと思う。
たとえ、時代認識が間違っていたとしても、
この小説が時代小説として一流なのは確かである。
小説で一番大事なのは、魅力的なキャラとストーリーである。





出雲願開舟縁起
販売元: 講談社

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私、この願開船を流した九郎左衛門の子孫に当ります。
だから贔屓目で、というわけではありません。
読み終わった後の不思議な気持ちを皆さんにも味わっていただきたく
推薦しているのです。
こんな時代でも通用する「まだまだ夢や希望を捨ててはいけないな」と
いう気持ちにさせてくれる一冊だと思いますので、是非ご一読をば!!!




出雲の阿国 上 改版 中公文庫 あ 32-8
販売元: 中央公論新社

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以前は「自立」っていうのは、ちょっと敬遠していた。
可愛げがなくなると困るから。

しかし、自分には必要かもと思った時に、偶然手にした本でした。
(1年くらい前デス)

だからといって主人公と自分を重ねたりはしないですが、
この作者の文章に引き込まれました。

その時代だから壮絶な人生は阿国だけではないと思います。
阿国という女性に親しみをもって読めました。
斐伊川やたたらなど、身近に住んでいるので、想像しやすく楽しかったデス。

オススメです。




出雲の阿国 下 改版 中公文庫 あ 32-9
販売元: 中央公論新社

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有吉佐和子著作としては、この『出雲の阿国』は、必ずしも第一級のものとは言えないかも知れません。それは、彼女の出身地を舞台にした『華岡青洲の妻』や『紀の川』などの作品と較べてみれば、明らかに看て取れることか、と存じます。 とはいえ、彼女ならではの才気溢れる「時代小説」である事実は否定できないでしょう。 十分に一読に値するフィクションではあります。決して読んで後悔のない作品ですよ。




出雲風土記の謎―秘められた人麿の怨念
販売元: 毎日新聞社

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