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和書 507156 (135)



忍びの者〈2〉五右衛門釜煎り (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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信長の死と秀吉の天下、五右衛門が淀城で秀吉の命を狙って失敗し三条河原で釜煎りになるまでが描かれます。

五右衛門を中心にしてはいますが、家康配下の初代服部半蔵の方が活躍度は大きいです。五右衛門が捕らえられるのは、秀吉を生き長らえさせ、悪政を続けさせることで豊臣家から人心を離れさせるための家康の遠謀となっています。

切支丹の影響も強く描かれ、五右衛門も半蔵もマリア像に魅せられている点も面白いです。
また小説の冒頭は第1巻のあのひとの変わり果てた姿・・・・

大局的には、信長の死後、秀吉がいかにして支配体制を確立させたか、対する家康の腹の中は、というところが、五右衛門を中心とする忍者達の目によって見つめられ綴られていきます。

最後、五右衛門はなぜ秀吉を捕らえたのか、家康はなぜ秀吉を殺さないのか、半蔵と五右衛門という同じ忍者なのに違う二つの生き方を選んだお互いへの複雑な思い・・・
五右衛門の釜煎りは、それらを全て飲み込んで大団円とします。




忍びの者〈3〉真田忍者群 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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作者は、この小説を、秀吉朝鮮出兵についての正しい歴史を記録し、我が国の恥ずべき歴史を繰る返さないために書いた、また、多くの朝鮮人にこの本を捧げる、と書いています。

よって、タイトルは真田忍者群ですが、内容はほぼ朝鮮出兵についてです。
忍者達の活躍は多くフィクションでしょうが、各戦いの様子や日本軍、挑戦軍、明軍が入り混じって朝鮮でどのようなことが行われていたかは、かなり信頼できる内容だと思います。

この巻では、冒頭から真田十勇士の人気キャラクター霧隠才蔵が登場し、鯨漁師から忍者になるまでと、彼の周辺の忍者、朝鮮役で活躍した忍者が描かれます。
タイトルに反し、真田はまだ登場しません。




忍びの者〈4〉忍びの陣 (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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 武田家崩壊後の真田昌幸を中心とした真田家の活躍が描かれているといって良いでしょう。
関ヶ原で徳川の勝利に終るところまでの内容になります。


ようやく十勇士が信州上田の真田の元で揃います。十勇士の中でこの巻で一番の中心として描かれているのは穴山小助かと思います。
この巻では、有名な真田昌幸が徳川家康を破った上田合戦や、関ヶ原を前に、長男のみ家康方とする真田親子の苦渋の会合、中山道くだる秀忠を上田に足止めにした様子が描かれる、真田昌幸としては一番の盛り上がりところです。

関ヶ原に向かうまでの歴史の各史料の検証も増え初め、実際には忍者はあくまで情報をもたらしてくれる程度の役目になっていて、忍術を使った大活躍というほどのものはありません。小助の犬は大活躍ですが。




忍びの者〈5〉忍び砦のたたかい (岩波現代文庫)
販売元: 岩波書店

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シリーズ最終巻は、関ヶ原後〜大阪の陣までの内容になります。

盛り上がり場所といえば、幸村が大阪城に入ってからになるのでしょうが、これは物語の非常に後半になります。
それまでは、九度山蟄居後の真田の生活と、一応真田配下の忍者が探ってくる情報をを通しての、家康のじわじわとした天下固め、豊臣滅ぼしの策が執拗に描かれています。
また、書簡や地図などを中心とした史料の引用もとても多くなり、資料的価値もあるように思います。

講談などで語られるほど、真田十勇士は大きな活躍をしません。そもそも十勇士一人一人のキャラクター設定が大きく通説と異なっているところが興味深いです(佐助は二人とか。)。彼らは最後の戦いの前に、幸村の命令で戦地を脱出します。しかし、物語はここで終わってしまいます。
作者が生きていれば、恐らくは続編に登場してきていたのでしょう。ポスト大阪の陣以後の忍者の活躍も楽しみでしたので、非常に残念です。天草の乱などに登場したのでしょうか・・・




虚栄の市〈一〉 (岩波文庫)
販売元: 岩波書店

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これだけ軽やかに、華麗なまでにしたたかに生きられるというのは、関係者への甚大な迷惑は別にしても
なかなかスゴイ。ここまでくると賞賛の念にも似た気持ちがわいてしまうから困る。ベッキーに引っかかった
人々にはお気の毒だが、そもそも彼女の人間性や手練手管はドビン氏のように物事の善し悪しが
見える眼を持った人ならきちんと見抜くことが出来ているわけであるし、彼女の犠牲者達はある意味
自業自得とも言える。まことにご愁傷様なのである。
頼る人とてない孤児の身のベッキーは人生の荒波を自分で生きていかなくてはならなかったのだから、
彼女の主な獲物である良家の人々が割合ころっと騙されるのもうなずける。なにせ人生経験と意気込みが筋金入りなのだ。
ただ、自分に掛け値なしに優しくしてくれたアミーリアにだけは微妙に悪人になりきれていないのも、
私がついベッキーをひいきしてしまう理由かもしれない。それにしても、初めて読んだ頃は圧倒的にアミーリアを
支持していたのに、私も年を経て人間が丸く(?)なったのか(笑)

この小説は、筋立てはもちろん、当時の英国の風俗や社会背景、階級、独身女性の生き方など、興味深い
事柄が本当にたくさん散りばめられているので、そういった事にも注意しながら読むと何倍も楽しめると思う。
ヴィクトリア朝の社会や文化のおおまかな雰囲気がつかめるのでは。また、随所に現れる挿絵もとても素敵だ。




磐舟の光芒―物部守屋と蘇我馬子〈上〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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登場人物の名前が難しいけど、物部氏とか蘇我馬子とか中学のとき歴史の授業で習った人たちも出てくるのでなんとか読めました。
上巻では、物部氏と蘇我氏の対立と、大王家(天皇家)とのそれぞれの関係が語られます。
古代史にはくわしくは無いですが、対立の構図が分かりやすくて物語としておもしろいです。
あとはやっぱりサブキャラの名前が覚えられなくて・・・そこだけが、ねぇ。




磐舟の光芒―物部守屋と蘇我馬子〈下〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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下巻では、だんだん追い詰められていく守屋がどういう選択肢を取って行くかが見所です。
最後まで守屋は、かつての大和の王者物部氏の長として、潔い戦いをしていきます。
追い詰められても潔し。物部守屋に武人の誇りをみました。
滅亡ものとか、はかない話にキュンとくる人にはいいかも知れません。




磐舟の光芒〈上〉
販売元: 講談社

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磐舟の光芒〈下〉
販売元: 講談社

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岩見重太郎 (双葉文庫―2 好漢雌伏)
販売元: 双葉社

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