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和書 507156 (202)



荻窪忍者軍団
販売元: 近代文芸社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






屋烏 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

本の題名がいまいちピンと来ないので難ではあるが、著者の数ある著書の中でも抜群の出来栄えではないだろうか? 収録全5篇共、読み終わった後の爽快感、満足感、幸せ感は非常に心地良い。読んで幸せな気分になる超お薦め時代小説!


■「禿松(かぶろまつ)」:
祝言まであと二月と迫っていた。しかし、それまで待てない若侍。許婚に手をつけた現場を親とその上役に見られ二人の人生が狂いだす。その後、上士に嫁いだ元・許婚と、婚期を逃した現妻を娶った主人公。揺れる男心になんともハラハラさせられる。しかし、妻は逞し。

■ 「屋烏(おくう)」:
表題作。そうかー、よかったなー、よかったよかった。やっと幸せを見つけたね。苦労は報われないと!
 父が政変に巻き込まれ惨殺されて以来、一家の大黒柱となり幼い弟を育て上げた姉。気がつけば、婚期はとうに過ぎていた。妻を迎えた弟一家の為に家を出るしかなくなってしまった。武家の宿命を背負った姉の一生とは何だったのか?。しかし、別の宿命を背負った侍が現れ・・・・・。

■ 「竹の春」:
これはまさに、藤沢周平さんの世界です。思った通り、十分納得!
しかし、なんとも人間の醜さよ
 脱藩した侍に娘を道連れされた一家の主人。その一歳違いの兄から部屋住みで毎畑仕事を強いられている弟に命令が下された、「娘を連れ戻し侍を始末しろ」。
武家において、1つ違いの兄弟の処遇差と葛藤。そして、現世にも通じる「卑しい人間」が描かれる。

■「病葉(わくらば)」:
これは辛い。しかし、最後は心温まる。愛情とは、何たるものぞ?
 息子と歳が変わらない器量良しの娘を後妻にした奉行の父。その継母に切腹を迫る息子。母と呼べる日は・・・

■「穴惑い(あなまどい)」:
何だろう?何だろう? このまますんなり終わるはずはないよナーと思って、明けてみれば、「そうか、そう来たか、やられたー」感服! しかし、これは凄い内容だ。
 
父の敵討ちの為34年も帰らなかった主人が突如帰ってきた。苦労を全身から漂わせる妻、藩も本家当主に成り代わった叔父も戸惑う。さて、本懐を成就しても厄介者でしかない侍。さて、すんなりその地位を継承、復活させられぬ、人間の醜さよ

■お薦め度:★★★★★(超満足!)





屋烏
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

本の題名がいまいちピンと来ないので難ではあるが、著者の数ある著書の中でも抜群の出来栄えではないだろうか? 収録全5篇共、読み終わった後の爽快感、満足感、幸せ感は非常に心地良い。読んで幸せな気分になる超お薦め時代小説!


■「禿松(かぶろまつ)」:
祝言まであと二月と迫っていた。しかし、それまで待てない若侍。許婚に手をつけた現場を親とその上役に見られ二人の人生が狂いだす。その後、上士に嫁いだ元・許婚と、婚期を逃した現妻を娶った主人公。揺れる男心になんともハラハラさせられる。しかし、妻は逞し。

■ 「屋烏(おくう)」:
表題作。そうかー、よかったなー、よかったよかった。やっと幸せを見つけたね。苦労は報われないと!
 父が政変に巻き込まれ惨殺されて以来、一家の大黒柱となり幼い弟を育て上げた姉。気がつけば、婚期はとうに過ぎていた。妻を迎えた弟一家の為に家を出るしかなくなってしまった。武家の宿命を背負った姉の一生とは何だったのか?。しかし、別の宿命を背負った侍が現れ・・・・・。

■ 「竹の春」:
これはまさに、藤沢周平さんの世界です。思った通り、十分納得!
しかし、なんとも人間の醜さよ
 脱藩した侍に娘を道連れされた一家の主人。その一歳違いの兄から部屋住みで毎畑仕事を強いられている弟に命令が下された、「娘を連れ戻し侍を始末しろ」。
武家において、1つ違いの兄弟の処遇差と葛藤。そして、現世にも通じる「卑しい人間」が描かれる。

■「病葉(わくらば)」:
これは辛い。しかし、最後は心温まる。愛情とは、何たるものぞ?
 息子と歳が変わらない器量良しの娘を後妻にした奉行の父。その継母に切腹を迫る息子。母と呼べる日は・・・

■「穴惑い(あなまどい)」:
何だろう?何だろう? このまますんなり終わるはずはないよナーと思って、明けてみれば、「そうか、そう来たか、やられたー」感服! しかし、これは凄い内容だ。
 
父の敵討ちの為34年も帰らなかった主人が突如帰ってきた。苦労を全身から漂わせる妻、藩も本家当主に成り代わった叔父も戸惑う。さて、本懐を成就しても厄介者でしかない侍。さて、すんなりその地位を継承、復活させられぬ、人間の醜さよ

■お薦め度:★★★★★(超満足!)





奥絵師 狩野晴川―将軍と絵師
販売元: 近代文芸社

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オクシタニア
販売元: 集英社

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13世紀南フランス、ピレネー山脈を望む肥沃なオクシタニア地方を舞台に、異端とされたカタリ派をめぐる数十年に渡る戦乱の時代を描いた。
中世ヨーロッパを舞台に信仰に絡めとられた人々を描く著者得意のテーマ。今回は特に、オクシタニアの人々が話す方言を関西弁調で描くという実験(好みはわかれるだろうが独特の雰囲気を出している)や、章ごとに中心になって描かれる人物を変えるなど今までになかった試みがなされている。

物語は異端の信者たちが最後に篭った急峻な山岳地帯にある廃城を訪れようとする老僧の回想から始まる・・。
政治的な思惑から異端討伐の十字軍の指揮をまかされる臆病な小領主シモン。対するのは破門伯爵ラモン・・・。そして町人階層の夫エドモンと彼の元を離れ信仰の道に身を投じた妻ジラルダのストーリーは後半部の中心になっていく。
かなりの分量のストーリーだが、20数年分の物語になるため展開は頻繁にスキップする。個々の場面では著者得意の猥雑で生き生きといた人物像が描かれるが、場面が変わる毎に登場人物は唐突にいなくなるなど、感情移入を妨げる。
後半の中心となる妻を追いつづけるエドモンと、ジラルダの純愛ともいうべきストーリーが魅力的なだけに前半部の混乱(あえて言う)が残念・・・。
ともあれアルビジョワニ十字軍という日本ではなじみの薄い歴史事件を背景に生き生きとした人間ドラマを描いた著者の力量は感心する。

この大部の物語のラスト、朽ち果てた山城で老僧があるものを見つけるというシーンに、すべてを突き抜けた先にある大感動を覚えた・・。




オクシタニア〈上〉 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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確かに面白いとは思う。「大感動!大傑作!」と絶賛する人がいるであろうことも容易に想像できる。
でも私にとってはそこまでの作品ではなかった。
時代背景は大変興味深いし作品全体の雰囲気も嫌いではないが、
「もう一声」という感じ。。。
多分、ジラルダという女性に深く共感できなかったのが大きな理由のひとつだと思う。
中盤以降からは特に、彼女の心理描写の場面の度に微妙にイライラしてしまった。
どうも説得力に欠けた。信仰、自分自身との葛藤等々という意味では、
当然彼女の思いは理解できるものだが、その描写に使われる言葉があまりに安易、単純で、
安っぽく感じてしまった。
登場人物に共感などできなくとも、そんなの関係なくのめりこめる面白い小説は当然存在するので、
この小説については、私にとってはそこまでイイと思えなかったということだろう。
全体的な小説のできばえとしては勿論素晴らしい部類に属するとは思うのだが。
表現の仕方だな。関西弁は、いいアイデアとも思うが、やっぱり何かが違うというか、
全体的に品がなくなるような気がしてしまった。
人に薦められ、ものすっごく期待して読んだだけに残念。。。(買っちゃったし)






オクシタニア〈下〉 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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下巻は、上巻よりもさらにドライブがかかる。
上巻で登場した男達が、歳を重ね、それぞれの生き様と悩みが、家族も含めて鮮明に描かれる。
すべての登場人物が、幸せを求めている。その求め方や、思想がそれぞれ違い、実生活の世界の縮図を綺麗に本の中に構築されたという感じがした。その構成力と、登場人物のキャラクター描きわけがすごい。

宗教戦争もいろいろなフェーズ、時代、場所を経ながら、終焉に向かっていく。登場人物への思い入れが既に形成されているからかもしれないが、それぞれのタイミングでのハラハラ、ドキドキが増して、かなり厚い本なのですが本当に一気に読みきってしまった。お勧めします。




億千万の人間CMスキャンダル (幻冬舎文庫)
販売元: 幻冬舎

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「木村彰一シリーズ」と言って良いのか分らないが、木村彰一を主人公とする物語。流水作品にありがちな、大風呂敷を広げそのまま引き裂いてしまった作品。つかみは面白いので、どうなるんだろう・・・と気持ちが盛り上がってきた所で、他の本をお勧めしたい。




臆病野州
販売元: 碧天舎

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臆病者たちの維新
販売元: 四谷ラウンド

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