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和書 507156 (247)



花橘の乱―在原業平異聞
販売元: 日本放送出版協会

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 陰陽師モノブームのおかげでだいぶメジャーになってきた平安時代を舞台にした物語ですが、この作品はその中でもけっこう個性的でした。

 主人公は「伊勢物語」の主人公とも言われている在原業平。大きな体と高貴な血を持ちながら、純粋で政治を嫌うそのキャラクターがとても魅力的でした。物語り全体はミステリー仕立てになっていて、その中に業平の女性関係の問題や歴史的事実が絡み合ってきます。少しだけ呪術的な場面も登場し、陰陽師モノしか読んでいないという人でも楽しめると思います。時代物だからとこのジャンルをあまり手に取らない人にもオススメの一冊です。




霍去病―麒麟龍彗星譚〈上〉 (河出文庫)
販売元: 河出書房新社

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中国の武将、と聞くと、関羽や張飛などの三国時代の武将、または劉邦や項羽など秦の滅亡から漢の成立の時代の武将を思い浮かべる人がほとんどだと思います。他の時代にも、名将・知将がいなかったワケではないのですが、日本ではあまり知られておらず、いまひとつマイナーなままです。

本書の主人公、霍去病もそんな一人。読めない人も多いのでは。日本語読みで「かくきょへい」と読みます。前漢の武帝の時代、何度も漢の領土に侵攻してきては、街を焼き略奪を繰り返していた匈奴の軍との戦いで、比類なき武功をたてて将軍の位につきながらも若くして夭折した人物。さぞやすごい人だったんだろうな。

ただ、本書での霍去病は、自分の力を鼻にかけた、傲岸不遜な男にしか読めません。「生意気な若武者」くらいだったなら、まだ許せたのに、どうも好きになれませんでした。霍去病よりも、やはり匈奴との戦いで武勲のあった叔父の衛青をはじめとした武帝の周りに集まった人物たちのほうが、はるかに魅力的に読めました。




霍去病―麒麟龍彗星譚〈下〉 (河出文庫)
販売元: 河出書房新社

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霍去病を中心とする前漢武帝時代の話ですが、塚本青史氏の作品のパターンとして主人公よりも他の登場人物のほうが目立ってます。霍去病はただのわがままで尊大なマザコンに見えます。にもかかわらず星を4つにしたのはとあるキャラクターに惹かれたからです。東方朔。身長2メートルを超す大男にもかかわらず、眉目秀麗で文官。滑稽の士。実は裏の顔もあって武帝の密偵を特異な体質で務めています。個性的な登場人物のなかにあって異彩を放つ人です。史実の彼は仙人になったという伝説まであります。霍去病だけだとおそらくあまり面白くなかったでしょう。東方朔という存在があったためこの本は私の愛読書となっています。




霍去病―麒麟龍彗星譚〈上〉
販売元: 河出書房新社

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中国の武将、と聞くと、関羽や張飛などの三国時代の武将、または劉邦や項羽など秦の滅亡から漢の成立の時代の武将を思い浮かべる人がほとんどだと思います。他の時代にも、名将・知将がいなかったワケではないのですが、日本ではあまり知られておらず、いまひとつマイナーなままです。

本書の主人公、霍去病もそんな一人。読めない人も多いのでは。日本語読みで「かくきょへい」と読みます。前漢の武帝の時代、何度も漢の領土に侵攻してきては、街を焼き略奪を繰り返していた匈奴の軍との戦いで、比類なき武功をたてて将軍の位につきながらも若くして夭折した人物。さぞやすごい人だったんだろうな。

ただ、本書での霍去病は、自分の力を鼻にかけた、傲岸不遜な男にしか読めません。「生意気な若武者」くらいだったなら、まだ許せたのに、どうも好きになれませんでした。霍去病よりも、やはり匈奴との戦いで武勲のあった叔父の衛青をはじめとした武帝の周りに集まった人物たちのほうが、はるかに魅力的に読めました。




霍去病―麒麟龍彗星譚〈下〉
販売元: 河出書房新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

霍去病を中心とする前漢武帝時代の話ですが、塚本青史氏の作品のパターンとして主人公よりも他の登場人物のほうが目立ってます。霍去病はただのわがままで尊大なマザコンに見えます。にもかかわらず星を4つにしたのはとあるキャラクターに惹かれたからです。東方朔。身長2メートルを超す大男にもかかわらず、眉目秀麗で文官。滑稽の士。実は裏の顔もあって武帝の密偵を特異な体質で務めています。個性的な登場人物のなかにあって異彩を放つ人です。史実の彼は仙人になったという伝説まであります。霍去病だけだとおそらくあまり面白くなかったでしょう。東方朔という存在があったためこの本は私の愛読書となっています。




霍光 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

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先に読んだ同じ著者の「光武帝」と似た物語であるように感じたのは、おそらく「受け身キャラから能動への唐突な変身」に共通性があるからだろう。

霍光の人となりを元の歴史書で読んでいないので確かなことは言えないが、塚本氏は二人をともに、青年期にひたすら地味で受け身がちなキャラだったのが、一度世に出る(権力への階梯に立つ)と、まるで人が変わったかのように、積極的で能力のあるキャラとして描いていく。

たとえ「地位が人を変える」といっても、こうまで人格が変わるものだろうか? ――という印象を受けた。類型的に人となりを評する中国の史書を元にキャラクターを再構築していく難しさは分かるが、娯楽小説なのだから、もう少しだけ想像の翼を羽ばたかせて、魅力的(あるいはその反対)な人間像を作ってみてもよかったのではないだろうか。




霍光
販売元: 徳間書店

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角右衛門の恋 (中公文庫)
販売元: 中央公論新社

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神かくし [新装版] 御宿かわせみ(14) (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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隠し金の絵図―風車の浜吉・捕物綴 (学研M文庫)
販売元: 学習研究社

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