和書 507156 (290)
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甲比丹(カピタン)
販売元： 講談社
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甲比丹物語
販売元： 講談社
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兜町物語 (集英社文庫)
販売元： 集英社
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証券マンにとって元気の出る作品だと思うし、現在の証券界には必要な活気がここにある。
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加麻の殯歌
販売元： ストーク
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鎌倉円覚寺紅蓮抄
販売元： MBC21
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義堂周信の遺した日記『空華日用工夫略集』を踏襲し、鎌倉府の内情及び鎌倉府に関わる人々とその心情が生き生きと描かれている稀少作。
主人公・義堂の優しさと厳しさは、鎌倉の美しい自然が丁寧に描写される中で鮮やかに浮かび上がります。義堂を円覚寺に入らしめた初代鎌倉公方・足利基氏との、互いが互いの我を通してなかなか退こうとしないがゆえに微妙な緊張感を孕みながらも、やがて深まっていく親交が心に響きました。
その他、基氏股肱の武将・梶原道景の、健気なまでに甲斐甲斐しい働きぶりであったり、基氏によって再び関東管領に返り咲く上杉憲顕が、南北朝の悲劇を目の当たりにしてきた哀愁を滲ませていたり、登場人物それぞれが個性豊かに描かれているのも印象的。会話文が文語調なため、地の文の方が読みやすく、読解にはやや要時間という難点はありますが、慣れるとその豊かな描写の数々にぞくっとするほどリアリティを感じて酔えます。 美しく切ない人物模様と自然の織りなす妙に触れられる作品です。 しかし人物その他を魅力的に表現する過程で、足利幕府樹立後もくすぶる南北朝の動乱を浮き上がらせることも忘れていない作者の、鋭い視線が随所に光っています。南北朝動乱を制したかにみえる足利幕制下においても、まだまだ熾烈な戦いが続いていたことを教えてくれました。
鎌足
販売元： 東洋出版
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神なき国の神々
販売元： 双葉社
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寡作の作家がなにゆえ寡作か。佳作しか発表しないからである。今までの全作品読んできたが、ひとつとして満足感を得られなかったものは無い。今回は八世紀から二十世紀にわたる人間の生を、見事に鮮やかに描き、本を閉じる時には胸が震えていた。なかでも「与一」。那須与一の物語だが、歴史的英雄とその影が生み出される様が見事だ。「敢えて銘を刻まず」は『運命の剣 のきばしら』の冒頭であるが、独立して完結しており、その完成度には舌を巻く。そして「私はひばり」。読んでみてください、涙を流さずに泣いてください。ともかく、現代的には文学賞とかに恵まれていないけれど、絶対お読み得な作家にエールを！
神無き月十番目の夜 (河出文庫―文芸コレクション)
販売元： 河出書房新社
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徳川光圀はじめ代々の水戸藩主でさえ沈黙を固く守り通し、歴史の闇に葬り去ろうとした陰惨な事実。水戸藩の草創期に起した小生瀬村虐殺事件を題材に、冷静な史観をもって事実を推測し、これを脚色して仕上げた見事な作品。飯嶋和一氏に脱帽します。「一村皆殺し」という水戸藩の闇部について、これが白日となるには実に明治になるまで時を経ました。私自身もこの小生瀬村現地に行って土地の人に話しを聞きました。生瀬の人たちは水戸藩による一方的な虐殺とは思っていません。それは常陸の新領主徳川氏と旧領主佐竹士族の「戦争」だったと認識しているのです。作中登場する村人たちの心意気と同じなのです。
新支配者が保とうとする「体面」。そして今後の支配を容易ならしめようとする「見せしめ」。勝てない事と知りながら死を賭して戦った農民、帰農士族の魂魄。結末に救いは無くとも新たな世の芽吹きを感じながら、山野に祖霊と宿った人々の声が聞こえてきます。
神無き月十番目の夜
販売元： 河出書房新社
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徳川光圀はじめ代々の水戸藩主でさえ沈黙を固く守り通し、歴史の闇に葬り去ろうとした陰惨な事実。水戸藩の草創期に起した小生瀬村虐殺事件を題材に、冷静な史観をもって事実を推測し、これを脚色して仕上げた見事な作品。飯嶋和一氏に脱帽します。「一村皆殺し」という水戸藩の闇部について、これが白日となるには実に明治になるまで時を経ました。私自身もこの小生瀬村現地に行って土地の人に話しを聞きました。生瀬の人たちは水戸藩による一方的な虐殺とは思っていません。それは常陸の新領主徳川氏と旧領主佐竹士族の「戦争」だったと認識しているのです。作中登場する村人たちの心意気と同じなのです。
新支配者が保とうとする「体面」。そして今後の支配を容易ならしめようとする「見せしめ」。勝てない事と知りながら死を賭して戦った農民、帰農士族の魂魄。結末に救いは無くとも新たな世の芽吹きを感じながら、山野に祖霊と宿った人々の声が聞こえてきます。
神の箱―ダビデとその時代
販売元： 春風社
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