和書 507156 (295)
雁渡し―藍染袴お匙帖 (双葉文庫)
販売元： 双葉社
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雁渡り
販売元： 廣済堂出版
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シリーズ３冊目「虎落笛」の読了後もう一度読み直してみた。振り返るとこの１冊目でシリーズの主要人物が一話ごとに紹介されてゆく。喜三次、おゆき、武蔵、猫次屋のおたみ、佐吉、およし、おけいなどなど。このシリーズを楽しむには欠かせない１冊となっている。丁度連続テレビドラマで一話ごとに出演者が増えてゆくような感じだ。
本シリーズの特徴は、下町に生きる庶民の人情、心の機微、暮らし向きを丁寧な筆致で描いている点だ。どの話にもホロリとさせられる所がある。哀しさや嬉しさに目頭が熱くなる。文庫版時代小説としてはレベルの高い作品といえる。決して侮れない。
もう一つ、地名（町名）などに小まめに振り仮名が付いているのはありがたい。江戸の旧町名は濁るのか濁らないのか、チョウかマチかと迷いながら読むことが多い。本書は親切に振り仮名を付けて読者の助けとなっている点は特筆できる。
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火輪(かりん)―家光の生母お江与の方と春日局
販売元： 世界文化社
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普通春日局ＶＳお江与の方の因縁の物語を書いたならば
大抵春日局寄りになってしまうものなのだが，
この物語ではどっちとも平等に扱っている良作である。
物語としては，表面上の結果は春日局が勝っているのだが
実は，実質的にはお江与の方が勝っていたというもの。
春日局万歳！！という物語ばっかりで辟易している人は
読んでみるのもいいかもです。
火輪疾走せり
販売元： 新人物往来社
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時計師ながら蘭学に博識な美馬真之という人物が、水戸斉昭の援助を得て、日本最初の自行火船つまり外輪船を走らせるという話。
ただし主人公は架空の人物だし、実際にはなかった話。しかしながら出てくる人物は、ほとんどが歴史的有名人ばかり、蛮社の獄に関わる人物はほぼ全員登場する上、千葉周作、海保帆平、島田虎之助といった剣豪、会沢正志斎、オランダ商館長ニーマン、それに少年の頃の勝麟太郎(後の勝海舟)までも登場させている。
中にはあまり有名でないが、幡崎鼎という蘭学者が、ほんのちょっと出てきて物語の中で重要な鍵となる。彼は、渡辺崋山、高嶋秋帆、江川太郎左衛門(担庵)らの蘭学者に多大な影響を与え、また水戸で蘭学の指導などもしていた蘭学者だったようである。
幕末という時代を背景にしつつ、史実にとらわれることなく夢にあふれた小説にしあがって面白い作品である。
カルタゴの運命
販売元： 新人物往来社
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カルチェ・ラタン
販売元： 集英社
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（ ＝ω＝.）＜ふふふ、かがみが 夜になると いつもやってる『オナンの罪』だよ
（；//Д//）＜なっなによ・・毎晩はやってないわよ。マギステル
（ ＝ω＝.）＜そっかな？まあそうだとしても『オナン』は、生殖を目的とせず、快楽だけを
追求した。これは立派な原罪だョ
さあ、この神学徒・マギステルの前でオナンをやっていないと言いたまえ かがみ
（；//Д//）＜やっ・・・・・
（ ＝ω＝.）＜さあ、嘘をつくのは原罪だョ このキリスト教の化身たる、マギステルの前で
正直に告白しなさい！！
（；//Д//）＜ぁ・・・ぁ（十字をきる） あ・・や・・やったわよ やりました
すいませんでした・・迷える子羊をお救い下さい
（ ＝ω＝.）＜ははは マギステルの前では嘘をつけないんだよ まあマギステルはキリスト教の化身ではないし、そんな風に泣かなくても・・
（；//Д//）＜だっ 騙したの〜？マギステル あんたとは絶交よ！
〜その後〜
（；//Д//）＜マギステル〜 お願い 助けて〜 ドンドン
（ ＝ω＝.）＜（ほら・・私の言ったとおりだったでしょ）
( ○д○) ＜（さすがです マギステル）
カルチェ・ラタン (集英社文庫)
販売元： 集英社
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（ ＝ω＝.）＜ふふふ、かがみが 夜になると いつもやってる『オナンの罪』だよ
（；//Д//）＜なっなによ・・毎晩はやってないわよ。マギステル
（ ＝ω＝.）＜そっかな？まあそうだとしても『オナン』は、生殖を目的とせず、快楽だけを
追求した。これは立派な原罪だョ
さあ、この神学徒・マギステルの前でオナンをやっていないと言いたまえ かがみ
（；//Д//）＜やっ・・・・・
（ ＝ω＝.）＜さあ、嘘をつくのは原罪だョ このキリスト教の化身たる、マギステルの前で
正直に告白しなさい！！
（；//Д//）＜ぁ・・・ぁ（十字をきる） あ・・や・・やったわよ やりました
すいませんでした・・迷える子羊をお救い下さい
（ ＝ω＝.）＜ははは マギステルの前では嘘をつけないんだよ まあマギステルはキリスト教の化身ではないし、そんな風に泣かなくても・・
（；//Д//）＜だっ 騙したの〜？マギステル あんたとは絶交よ！
〜その後〜
（；//Д//）＜マギステル〜 お願い 助けて〜 ドンドン
（ ＝ω＝.）＜（ほら・・私の言ったとおりだったでしょ）
( ○д○) ＜（さすがです マギステル）
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華麗なる割腹 (光文社時代小説文庫)
販売元： 光文社
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火裂の剣―助太刀人半次郎 (時代小説文庫)
販売元： 角川春樹事務所
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秋山先生はこれまで歴史小説を主体として活躍されていましたが、今回は初の時代小説だと思います。
歴史小説と時代小説はジャンルが異なります。作家として書き分けておられるのでしょう、読んだ印象が違いました。
半次郎たち一行の珍道中（？）はＴＶ時代劇を思い起こして、クスリと笑ってしまいます。まわりの風景など文面から映像的なイメージが浮かんできます。
しかし、やはり歴史小説と変わらないのは人間の心理的内面の描写でしょうか。
人が何か事を起こすにはそれなりの理由がある。
その理由を直接セリフで言わせるのではなく、別の人物を通じてやさりげなくにおわせる手法は上手いと思いました。
続きがでるなら読みたいです。
彼等 (集英社文庫)
販売元： 集英社
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「白昼堂々」「碧空」に続く凛一シリーズ3作目です。華道家元の少年と、アメフト部のエース。出会ってから三年近く経ち、お互い想い合っているのに、どこか煮え切らない二人。そんな二人の関係が壊れてしまいそうになり、そのとき二人は…。あくまで氷川の立場を考え、身を引こうとばかりする凛一の健気さがいじらしく、氷川も自分なりに答えを見つけようとし始める、いわばシリーズのターニングポイントとなる、第三作。凛一の部屋で語り合うシーンは「やられた…」の一言に尽きます。一度ハマると抜け出せない長野ワールドに飛び込んで下さい☆