戻る

前ページ   次ページ

和書 507216 (10)



1950年のバックトス
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

「人生の時間を彩る23篇」とオビにあるとおり、北村薫さんが切り取ったさまざまなシーンが
ちりばめられている。
もったいない、もったいないと思いつつも、読むのをやめられずページを繰った。
語り口もさまざまで、読み飽きない。
落語調のサゲがあり、ぞくっとくる恐怖があり、しみじみとした秘めた思いがあり、
駄洒落のオンパレードあり……。
北村薫さんの世界にどっぷりひたる幸せを堪能した。そうとしか言いようがない。

個人的には、私は、「凱旋」「ふっくらと」「小正月」「林檎の香」「ホタテステーキと鰻」のような
しみじみとした話が好き。でもやっぱり、本のタイトルに採るだけあって、
「1950年のバックトス」がいちばん胸にしみた。時をへて巡り会う奇跡とでもいえようか。
切なくもあたたかい気持ちにさせられた珠玉の一篇。





1952年日航機「撃墜」事件
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






1961コンゴ―前進か死か〈4〉 (中公文庫)
販売元: 中央公論新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






1977リッパー (ハヤカワ・ミステリ文庫)
販売元: 早川書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 現実に起こった事件(ヨークシャー・リッパーことピーター・サトクリフ)を下敷きにしているだけ、前作よりはわかりやすく思った。下敷きにしている、と書いたが別に犯人像や事件の真相に迫っている(マーダーケースブックみたいなドキュメンタリーになる)のではない。この本は、ひたすら事件の捜査にたずさわる刑事や新聞記者、そして被害者たる売春婦たちの物語であり、かつ、混沌の時代の物語である。

 前作と同じ登場人物もおり、正義も良心も意味のない暗黒の世界に生きる様子は変わっていない。泥土のような腐敗した社会を泳ごうともがく彼らの姿は息苦しさを覚えるほどであり、繰り返し挿入されるおぞましい悪夢のイメージ、ランチをとることより気軽に行われる暴力とセックスは読み手の好悪のわかれる本であろう。

 オビに〈読書界騒然!!〉と書いてあるのだが、読書界ってドコにあるの?




1980ハンター
販売元: 早川書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






1983 ゴースト (ハヤカワ・ミステリ文庫)
販売元: 早川書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

エルロイの正当な後継者と言われるピースのいわゆるヨークシャー四部作の最後を飾るのがこの作品。
ストーリー云々よりとにかく疾走感を感じてください。
なんともいえない独特な文体。
そして文章からにじみでる暗くてぬめぬめして腐っていてよどんでいてそして病んでいる雰囲気。
おすすめです。




1999年―対談集 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






1999年―高橋克彦対談集
販売元: 小学館

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






1999年日本再占領 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






19ボックス―新みすてり創世記 (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

4つの短編小説が、読む順番により風景がかわる作品集。
本編間になかがきがあり、作者に「ほぉ~らこの本のカラクリは面白いんだよ、分るかな?」と挑戦・挑発されている気がする。が、趣の異なる物語が4つもあるので、彼のいうカラクリがなくても、楽しめるのではないか。

後に発表された、「Wドライヴ院」の原型であり、そちらにこの作品カカラクリも解説されているので、本作品を読了後「Wドライヴ院」も読むと面白いと思う。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ