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和書 507216 (80)



日暮らし 下
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

時代小説+ミステリー=日常生活の些事から生まれては消えてゆくけれど大事なモノを気づかせる小説です。
ミステリー仕立てではあるものの、謎解きを主眼に置いていません。それよりも江戸時代の下々の人々の暮らし(まさしく、タイトルの 日暮し です!)を現代の我々の生活にも通じるささやかなモノを汲み取ってくれる、あるいは、私達に思い出させてくれる、そんな小説です。

さらに、連作短編のようになっていて、小さな細かい話しが次第に大きなひとつの流れになり、綺麗に纏まる、そう、ココで思い出されるのは「堀江 敏幸」さんの様な小説です。

堀江さん好きな方で、「どうもベストセラー作家は敬遠しがち」な方、宮部みゆきの初心者(私もですけど)にオススメ致します。

各章に「日暮し」という単語が必ず入るのですが、その入りが絶妙です。さすがというべきか、宮部みゆき!些細な人々の細かい想いをそれぞれに、綺麗に、描写します。

様々な登場人物の中に、あなたのお気に入りの人物がきっといます。三谷幸喜のドラマの様な、スティーブン・キングの小説の様な、それぞれの登場人物に作者の愛情を感じます。

群像劇が好きな方にも、オススメ致します。




Zの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
販売元: 早川書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

ドルリーレーンが探偵をやるクイーンの代表シリーズ「悲劇」の1つ。だいたい悲劇シリーズは「X」「Y」が真っ先に挙がり(つーかこの2作は、ミステリーの金字塔のなってますけど)、「Z」「レーン最期の事件」はいまいちマイナーな扱いを受けてるが、とくにこのZはパッとしませんでした・

まず視点が、サム・ペイシェンスの1人称視点で描かれてるのが、他の3つと違う。そこにどういった狙いがあったのかは分からないが、あまり効果がなかったようです。好奇心旺盛で、何処にでも顔を突っ込んできますが、いまいつあさっての方向に推理が向かってるので、ダメですね。ちょっとピンチの場面があるけど、令嬢の活劇なら、もっとギリチョンのピンチを描いて欲しいものです。実際に犯人に凌辱を受けてしまうとか孕んでしまうとか・・。やはりミスの活躍には性的なピンチが無いと、いまいち盛り上がれません。あと、それが伏線になってるからしょうーがないにしろ、ムショの説明が論文めいていてめんどくさいです。きりきりすすめて欲しい




ΑΩ(アルファ・オメガ) (文芸シリーズ)
販売元: 角川書店

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小林泰三先生のは大好きなんで、私なんかは全て読めました。
全部読まないとこいつの面白さは見いだせ無いかもです。序盤は全く無意味とも思ってしまうような相反するストーリーが途切れ途切れに続くので、中盤で読むのを諦めると「変なSFヒーロー小説」に思うかもしれんです。
あと、頭の中でしっかりとイメージしていかないと「ガ」の登場する独特なシーンを読むのは辛いです。
確かに登場人物の(性格としての)個性自体はあまり表現されていないので、キャラクター重視の方にも辛いです。
でも、独特なグロテスク空間が好きな人にはオススメです。私は結構好きです♪




Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

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Gシリーズ第2弾は、θというマークを残された連続自殺事件。久しぶりに密室ではなく、シリアルキラ物ということ、N大医学部、反町愛が主役ということもあり、萌絵の出番も十分あり、楽しめました。リトル犀川、海月及介のキャラも定着。サスペンスとして楽しめる作品でした.ただ、キャラ小説としては、今までのシリーズに比べてかなり弱いことは、否めません。これからの展開に期待しましょう.




Φは壊れたね (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

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森博嗣のGシリーズ開幕第一弾ということで、期待を持って読みました.が・・・、残念ながら今までのシリーズの中ではいちばん地味な登場人物、どこかで読んだような密室殺人、愛すべき西ノ園萌絵嬢は添え物?。四季シリーズから、やや哲学的な表現が多くなったように思え、わかりにくい結末でした.題名が直接、物語のキーになっているというのが、このシリーズの売りなのでしょうが、いまひとつ目新しさを感じないものでした.ミステリなので、殺人事件はしょうがないと思いますが、パズルやトリックのために人殺しが描かれることには、少々嫌気がさしてきた作品でした.




εに誓って (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

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Gシリーズ第4弾は、バスジャックもの。今までにないシチュエーションです。加部谷と山吹が偶然乗り込んだバスがテロリストにバスジャックされてしまう。またそのなかには「εに誓って」と題される自殺ツアーの面々が同乗していた。その結末は・・・。さすがにバスが谷底に落ちたときにはあせりましたが、さすがに森サンらしいトリックでした.また、本シリーズに共通するギリシャ文字のプロジャクトの謎が少しずつ明らかになってきました.真賀田四季はハメルンの笛吹きなのでしょうか?今後の展開が楽しみです.




ηなのに夢のよう (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

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Gシリーズ第6弾は、連続首つり事件。首つり自殺の現場に「ηは夢のよう」というメッセージが残されます.やはりこれは真賀田四季がらみか?と思わせぶりの展開ですが、本作では西之園萌絵、犀川創平、瀬在丸紅子、久慈昌山、椙田泰雄(保呂草潤平)など森ミステリシリーズの重要人物が次々と現れて、シリーズがいよいよ架橋に入りそうな予感を与えてくれます.また、西之園萌絵之両親の死の謎が暴かれていきます.事件自体はあっけなく終わっていきますが、生と死その意味を追求することが、本シリーズの大きなテーマであるようです.最後に真賀田四季があらわれ、いよいよシリーズ後半戦。次回作が楽しみです。




θは遊んでくれたよ (講談社文庫 も 28-35)
販売元: 講談社

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新シリーズ(Gシリーズ)の2巻目。
マンションの真下に動かなくった青年が横たわる。警察も住民も誰もが自殺であると疑わなかった。しかし一点の謎・・・それは青年の額に描かれた赤い「θ」の印。これが全ての始まりであった!

前回はこて調べであったかのように今巻から密度がグッと高くなる。
山吹らのメンバーをはじめとして西之園も再び事件に挑むが、友人の反町愛もこの奇妙な事件の検死に立ち会い巻き込まれる。今作は森作品(S&M、Vシリーズ)の人物もチラリと見えたりするので、けっこう相関がゴチャゴチャするのはのちの展開への伏線か?はたまた作者の愛着のあるキャラクターを登場させたいという思いか?どちらにしろ前巻よりも交錯する思惑が描かれている。
個人的に院生の山吹が学会誌に投稿する論文を犀川先生に見てもらう(隣には国枝先生)場面はかなり緊張感のある描写がなされていて院生も大変なのだなと感じてしまった。

今回も最後は断定を避け、読者に考えを委ねた形にしている。
もちろんトリック・犯人は挙げられているけど、きっちりと明かしてほしい。
でも意外と山吹、海月、加部谷の3人は好きなキャラクターだ。




λに歯がない (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

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Gシリーズ第5弾は密室もの。それも大きな実験室での殺人事件ということで、S&Mシリーズの「冷たい密室と博士たち」を彷彿とさせますが・・・。「λに歯がない」というカードの存在が、他の集団自殺事件との関連をにおわせながら、実は密室殺人事件、それも建築研究所をうまく利用したトリックということで、ちょっと一息でしょう。本作は単体でもそれなりにまとまっていると思います.森サンにしてはちょっと下世話なストーリーですが。Gシリーズは、トータルでいつの大きな物語になるとおもわれますので、いまは少々退屈でもがんばって読み続けましょう。




τになるまで待って (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

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Gシリーズ第3作は、館ものです。手品まがいのトリックや、密室殺人などありますが、あくまで添え物です.しかし、本シリーズは真賀田四季、MNIというS&Mシリーズ、四季シリーズでの重要なファクタが絡んでいます.今回のお話も、その序章なのでしょうか?多分、シリーズ全体でひとつの物語になるような仕掛けなのだと思います。個々のお話で、評価するのはあまり意味がないのでしょう.私的には犀川と萌絵のベッドシーン?がでてきたりして、以外に好きです。


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