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和書 507216 (91)



あの頃ぼくらはアホでした
販売元: 集英社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 すごく楽しくて、何よりホッとする作品だ。
 同年代で同性の作家なので成長にしたがって登場する事物はすべてお馴染みだ。少年期から中高生、浪人を経た大学生活の中で誰しも覚えがあるようなきわどい話が、驚くほど赤裸々に綴られている。浪人して理系に進学した境遇まで同じだが、大学の数学の授業で自分を似非理系人間と悟る箇所には強い共感を覚えた。作家への親近感が一気に増した瞬間だ。
 家族とのやりとりや友人との会話は当然関西弁で、そのためか全体的に深刻さや悲壮感が漂わず、サービス精神に溢れたからっとした軽い感じに仕上がっている。
 白夜行から読み始めたこの作家の新たな姿、いや「真の姿」を見た気分だ。寝る前に数編づつ読んで楽しませて貰った。




あふれた愛 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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目に見える表面的なものよりも大事なものがあるのではないかと気付かせてくれる作品。
弱さも強さも一長一短で相手の想いを素直に受け止める気持ちの余裕が必要だという事を学びました。




あふれた愛
販売元: 集英社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 収められた四編の物語はどれも他者との交流や理解の難しさを描いている。この作家らしい作品だ。
 だれでも自分らしく生きようとしているが、社会の中では他者と関わることは避けられない。他者と自分との関係をうまく構築するには、まず自分をある程度、他者に開放しなくてはならない。お互いが少しずつ開放する事でコミュニケーションは成り立つ。しかしそれがうまくできない人にとっては、一方的な交流は命令や圧力としか感じないだろう。それは遠からずストレスとなって、事態を余計悪化させてしまう。
 それは何も作品の登場人物だけではなく、現実の自分たちでも同じなんです。日常的な行き違いを無視したり、他のことに振り替えながら何とかやっているんです。まともに受け止めているあなたの方がむしろ強いのかもしれません・・・作者や登場人物に話しかけたくなる自分に気づく。
 彼の作品の人間関係では本当の悪人が出てこず、出来すぎで理想的なのかもしれないとも思う。しかし、いくつもの自分を使い分けて生活している人達も、根元の所では悪人ではないはずだ。少なくともこの作家はそう信じているだろう。




あぶく銭 (文芸シリーズ)
販売元: 角川書店

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あぶないお嬢サマ (天山文庫)
販売元: 天山出版

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あぶない二人 (双葉文庫)
販売元: 双葉社

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あべこべ
販売元: 文藝春秋

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あまんじゃく (ハヤカワ・ミステリワールド)
販売元: 早川書房

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 著者が後書きでこう言っている。「『あまんじゃく』はフィクションでする。登場する人物、団体は全て架空のものです。しかしながら、ここに描かれている医療の問題はほぼ全て、実際に起きています。・・・」
 後書きのこの文章を読んで、藤村いずみという聞いた事のない作家であったが買って読んでみた。読み進めるうちぐいぐいと引き込まれていった。すごいリアリティに満ちている。医療の実情の一端を知ることができた。必要文献を200冊以上も読み、多くの医療関係者に取材をしている。地道だけどしっかりした仕事の上に出来上がった作品だと思う。
 私は経営コンサルティングに従事する者だが、作品の最後に出てくる“仕組み”にある種の感動が伴う衝撃を感じた。それはこの指摘から始まる、「犯罪者が最も難儀するのは、人殺しを実行することではない。死体の処理をどうするかなのだ。」さてこの作品が示す“構想”とは、「殺人の物証となりうる厄介な死体を、<セルズ> はリサイクルして医療用部品に再生して、医療の現場にフィードバックさせるという。・・・」
 事業経営者が優れたビジネスモデルの競争をしている。社会的な制約は一先ず置くとして、価値創出のアイデアとしてはなんと独創的なことだろうか。
 文句なしに面白い作品!




あまんちゅうのまち (1978年) (旺文社こどもの本)
販売元: 旺文社

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あめふりくまのこ (現代日本童謡詩全集)
販売元: 国土社

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