戻る

前ページ   次ページ

和書 507216 (159)



すべて灰色の猫〈下〉 (扶桑社ミステリー)
販売元: 扶桑社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






すれ違い (光文社文庫)
販売元: 光文社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






せどり男爵数奇譚 (ちくま文庫)
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 本を蒐集する魔にとり憑かれた人間の面白くてぞっとする話を、笠井菊哉氏こと、せどり男爵が語っていく形式の短篇が六つ。幻の女ならぬ幻の本を求めて執念の鬼と化した人たちの話の数々。久しぶりに再読したのですが、実にスリリングでぞくぞくさせられる恐さがあって、これはやっぱり面白いなあと堪能させられた次第。話のいくつかは雰囲気のある推理小説の趣があり、「本」という魔物に憑かれた人間を描いた連作短篇ミステリーと言ってもいいでしょうか。
 単なる愛書家というよりも、一線を越えた領域に足を踏み入れてしまった桁外れの蒐集狂たち。彼らの鬼気迫る執念のもの凄さに魅了されました。いや、これがフィクションということは承知して読んでいたはずなんですけどね。読み進めていくうちに、牧逸馬が書いた「世界怪奇実話」でも読んでいるみたいな、事実は小説よりも奇なりとでもいったリアルな感触を覚えて、妙な気分になりました。
 六つの話のなかでは、本の装丁に魅入られた男のことを記した第六話が最も凄かった。初読の時もぞわぞわと鳥肌が立つような恐さを感じましたが、今回も、封印されていたパンドラの箱が開かれていくみたいな恐怖を覚えましたね。「ここより先 怪物領域」の札を、第六話の扉のところにぺたりと貼っておきたくなりました(笑)




せどり男爵数奇譚
販売元: 夏目書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 本を蒐集する魔にとり憑かれた人間の面白くてぞっとする話を、笠井菊哉氏こと、せどり男爵が語っていく形式の短篇が六つ。幻の女ならぬ幻の本を求めて執念の鬼と化した人たちの話の数々。久しぶりに再読したのですが、実にスリリングでぞくぞくさせられる恐さがあって、これはやっぱり面白いなあと堪能させられた次第。話のいくつかは雰囲気のある推理小説の趣があり、「本」という魔物に憑かれた人間を描いた連作短篇ミステリーと言ってもいいでしょうか。
 単なる愛書家というよりも、一線を越えた領域に足を踏み入れてしまった桁外れの蒐集狂たち。彼らの鬼気迫る執念のもの凄さに魅了されました。いや、これがフィクションということは承知して読んでいたはずなんですけどね。読み進めていくうちに、牧逸馬が書いた「世界怪奇実話」でも読んでいるみたいな、事実は小説よりも奇なりとでもいったリアルな感触を覚えて、妙な気分になりました。
 六つの話のなかでは、本の装丁に魅入られた男のことを記した第六話が最も凄かった。初読の時もぞわぞわと鳥肌が立つような恐さを感じましたが、今回も、封印されていたパンドラの箱が開かれていくみたいな恐怖を覚えましたね。「ここより先 怪物領域」の札を、第六話の扉のところにぺたりと貼っておきたくなりました(笑)




せどり男爵数奇譚
販売元: 夏目書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

作者自身を思わせる「私」がふとしたきっかけで出会った古書収集家、「せどり男爵」によって語られる6つの物語を収めた異色短編集。いずれも、古書業界と古書に魅せられた人々の生き様を描いたもので、滑稽でありながら、どこか哀感を漂わせる物語は、およそ古書マニアとはほど遠い私にも楽しむことができた。初出は「オール読物」で、1974年に単行本として刊行されたものの再刊本だが、特に古さは感じられない。新書サイズをひとまわり大きくしたサイズのハードカバーは実にしゃれており、巻末の出久根達郎氏の解説とともに、本書の魅力をいっそう引き立たせている。ちなみに「せどり」とはなにかというと……、いやいや、それは本書を読んでいただきたい。




せん‐さく
販売元: 幻冬舎

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

煩わしい日常に押しつぶされそうになっていた典子は、オフ会で出会った中学生・遼太の誘いに導かれるまま家出の付添人として旅に出る。

今では当たり前になった出会い系サイトなどネット上での匿名の出会いも、少し前までは新しい現象と言われていました。この本が出た頃もそのような時代背景だったと思いますので、非常に時代を捉えた小説であったと言えます。

印象的なのは、ご近所づきあいの煩わしさと井戸端会議の醜悪を詳細に表現している点。特に男としてはこのようなつき合いは窒息しそうな息苦しさを感じます。

お話は、家出少年と典子、そしてもう一人の少年の2本立てで進んでいきます。中盤明らかになるネット系ならではの意外な真実・・・は、あまり意外ではないですが、その後にもサプライズが用意されている点、良くできています。ただ、そこまでの設定が本当に必要なのかは疑問です。

ラストはかなりとってつけたようなもので、ちょっと興ざめですが、全体としては、現代人の憂鬱を良く捉えており、またミステリーとしても、意外な展開が楽しめますので一読して損はないと思います。




そこにある孤影 (1965年)
販売元: 日本文華社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






そこにある孤影 (角川文庫 (5541))
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






そこにある弧影 (1963年)
販売元: 学習研究社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






そこにいる人
販売元: 中央公論新社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)




前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ