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和書 507216 (175)



つぎはおまえだ―TVプロデューサー・メイの事件簿 (集英社文庫)
販売元: 集英社

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つながれた山羊 (ハヤカワ ポケット ミステリー―私立探偵ジョン・カディ)
販売元: 早川書房

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 ベトナム戦争中の親友だったアル・サックスが何者かに惨殺された。ボストンの私立探偵ジョン・カディは親友の仇を討つべく独自の調査を始めた。アルを殺したのは誰なのか? アルの敵は何者なのか? 残虐な殺しの手口から相手は尋常ではない人間に思える。手掛かりはアルのベトナム戦争時代を洗い直すこと。しかし、それはカディ自身も振り返りたくない過去を見つめさせることになる。カディはペンタゴンに赴き、戦争時代の軍事資料を読み直す。そのファイルに登場する人名を想い起こしていくカディ。だが、カディ自身も思わぬ敵から命を狙われていく。

 ベトナム後遺症を持つ探偵の姿を全面的に描いたハードボイルドの傑作。この作品によってジョン・カディ・シリーズはリアルな秀作ハードボイルドのシリーズとなった。ベトナム戦争の恐ろしいエピソードは強烈だ。親友の仇を討つ為に、計画的殺人という手段を選んだ探偵。この設定も異色で興味深いテーマだ。日常生活の非常に丹念な描き方は、他のハードボイルドよりも群を抜いている。克明な作品だ。




つなわたり (ハヤカワ・ミステリ文庫)
販売元: 早川書房

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優雅なヴィクトリア朝を背景に洒脱な作品を発表して来た作者が、第二次大戦直後のロンドンを舞台に交換殺人を軸にして描いた心理サスペンス劇。舞台変更は作者にとっても冒険だったと思うが、本作は持ち前のストーリー構成と二人の女性の心理描写の巧みさで読ませる。

交換殺人自体は使い古されたテーマだけに、作者もそれに係る登場人物の心理面に重点を置いてバリエーションを付けている。ヒロインのローズは牧師の娘であり温和で従順な性格と言う設定。だが、本人は自覚していないが、イザと言う時は抑圧されていた感情が爆発する性癖がある。一方、戦時中ローズと同じ隊にいたアントニアは典型的な悪女タイプで、傲慢で金遣いは荒く、男関係も奔放。何より強い意志を持ち、自己本位で他者の犠牲は省みない。この対照的な二人を自在に操る作者の手腕が見物である。二人共殺したい夫がいるのだが、ローズの方は本気ではない。ところが、ローズの気性を熟知しているアントニアは巧みに誘導してローズを興奮させ、あたかもローズ自身の意志でアントニアに殺人を依頼したかのように仕組む。そして実際、アントニアは事故に見せかけ殺人を実行してしまう。夫の葬儀が済んだ後、ローズには殺人の意志はないが、アントニアの決意は変らない。ローズには不本意だがアントニアとは一連托生の身で、まさに泥沼。ここから、二人の女性のグロテスクとも言える心理ドラマが展開される...。

特に結末近くで疑心暗鬼状態の女性の心理をブラック・ユーモア味で映し出している部分が圧巻。戦争直後と言う設定も雰囲気以上に作品に貢献している。作者の力量を再確認させる秀作。




つばさよつばさ
販売元: 小学館

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現在もJALの月刊機内誌にて連載中である。飛行機に乗ると,まずこれを読むことに決めている。自分の旅のあれこれを気ままに綴ったもので,無言の機内で1人で吹き出しそうになることもある軽妙さ。
それでいて,優れた文章力,豊富な表現力である。
浅田次郎さんの小説は,「プリズンホテル」「鉄道員」など映画化等もされていて,
メジャーでミーハーと勝手に思っていたが,
体育会系文学少年であったと自称するとおり(体育会系かどうかは関係ないが),
深い教養に支えられた文章は,読んでいて満足感が深く,変なストレスもたまらないものである。
大昔,遠藤周作さんの「狐狸庵」先生シリーズというエッセイを愛読したことがあったが,
軽妙さ,巧みさ,
「そんなことどうでもいいじゃない」といったことに敢えて首を突っ込む下世話な感じなど
ちょっと似ているかなと思った。
★4つにとどめたのは,機内で「今月は何かな」と思いながら1作読むのがちょうどよいようにできており,したがって,何作もの連載が本になったものを一気読みするには向いていないな,という感じがしたからである。実際,この本も寝る前に1作という読み方をさせてもらった。




つぶやく骨…秋吉台殺人事件 (ジョイ・ノベルス)
販売元: 有楽出版社

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つぶやく骨…秋吉台殺人事件 (光文社文庫)
販売元: 光文社

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てとろどときしん―大阪府警・捜査一課事件報告書 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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大阪の朝日放送で部長刑事という番組があったが、この作品を原作にドラマ化して欲しかった。と思うくらい、普通の大阪人の刑事たちが主人公です。

作者は、一貫して大阪弁の、関西を中心にしたミステリーを書き続けている希少な存在です。東野圭吾や高村薫にしても、最初の頃は、関西を舞台に大阪弁をふんだんに使った小説を書いていましたが、やがて東京弁の小説を書くようになってしまいました。だから、尚更、黒川頑張れ!って言いたいね。

無論、謎解きとしての芯もちゃんとあって、尚且つ、会話が楽しいのです。
捜査会議で班長から、「そこのクロ・マメだまっとれ!」と怒られる刑事なんて想像できますか?




てのひらの闇 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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事件の核心に迫りながら主人公の意外な過去の話をしたり、バー店員との軽快なやりとりがあったり、やくざとの駆け引きがあったりと目が離せない展開にはまってしまった。主人公の堀江はどこか抜けたところがあるものの、放っておけない魅力ある人物であり、そんな彼の人柄もこの物語に惹かれた理由だと思う。ただ、会長自殺の原因が意外と単純で個人的には納得できなかった。




てのひらの闇
販売元: 文藝春秋

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事件の核心に迫りながら主人公の意外な過去の話をしたり、バー店員との軽快なやりとりがあったり、やくざとの駆け引きがあったりと目が離せない展開にはまってしまった。主人公の堀江はどこか抜けたところがあるものの、放っておけない魅力ある人物であり、そんな彼の人柄もこの物語に惹かれた理由だと思う。ただ、会長自殺の原因が意外と単純で個人的には納得できなかった。




てやんでェ (上) (光文社文庫)
販売元: 光文社

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