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和書 507216 (184)



なぜ勉強するのか? [ソフトバンク新書]
販売元: ソフトバンククリエイティブ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

第一章のすべてに通じる理解力、想像力、表現力を読めば、本書の骨格がわかると思います。知識の集積と言っても、ベクトルはこの3要素を伸長させるのが目的であり、知識そのものではないのでしょう。また、親の役割として、「何のために勉強をするのか」子供に理解させることは、勉強が無限の苦痛になることを避けるために、必要なことだと思いました。若干アメリカ礼賛気味ですね。おもしろかったですが、特段鋭い指摘もなく、星3つ。




なぜ紫の夜明けに
販売元: 双葉社

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透を取り巻く女性たちの想いが丁寧に描かれていて読んでいてドキドキした。大学時代の恋人、現在付き合っている恋人、そして高校時代にレイプした女性、3人の女性が透に思いをよせるのだが、レイプした女性に対する贖罪のため現在の彼女との別れを決意する。ところが、現在の彼女は妊娠しており一筋縄ではいかない。また、現在は友人となったはずの過去の彼女が実は透のことを愛していたことが分かりさらに混乱してしまう。
この物語で気になった点としては、レイプにあったマリアが犯人である透のことを全く覚えていなかったということ。犯人に噛み付いてまで抵抗した彼女が犯人のことを全く覚えていないというのはちょっと不自然だと思った。首の噛み付き痕から、マリアが透のことに気が付く展開になってもおもしろいと思った。




なつかしの殺人の日々 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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なつこ、孤島に囚われ。 (祥伝社文庫)
販売元: 祥伝社

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 祥伝社の中篇シリーズの一冊。テーマ競作「無人島」に挑戦したもの。
 双葉社の「なつこシリーズ」のパイロット版ということだが、こんな内容では本編の方も読んでみようという気が起こらない。あまりにもはじけた内容にどうついていったらいいのか。
 失敗の原因のひとつは中篇であることだろう。かなり錯綜したプロットのわりにページ数が少ない。そのため無理に詰め込むような形になってしまい、面白くなくなったのではないか。
 中篇は難しい。トリックひとつでは足りないし、あんまり複雑なものも書けない。軽く読めるのは確かだが…。




なで肩の狐 (トクマ・ノベルズ)
販売元: 徳間書店

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なで肩の狐 (徳間文庫)
販売元: 徳間書店

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なで肩の狐 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

花村氏の作品を読んだのは初めてであったが、かなり面白かったため、朝方までかかって一気に読んでしまったほど。

元やくざの破天荒な主人公と元力士、幼馴染を連れて物語が展開する。中断が苦痛になるほど話に引き込まれた。

ちなみに、花村氏に興味を持ったのは、「父の文章教室」(集英社新書)を読んだため。氏は特殊な環境の中で父親から変わった英才教育を受け、義務教育すらまともに受けていない稀有の芥川賞作家なのである。父親が他界して以来10代で道を踏み外し福祉施設で過ごした経験もあり、そうした経験が小説の中に随所に現れていると思う。

本作品を読んで他の作品も読みたくなった。




ななつのこ (創元推理文庫)
販売元: 東京創元社

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 いろんな読み方ができる本だと思うけれど、「人が死なないミステリー」とか、「日常の中のミステリー」とかいうジャンル立てをしてしまうと、この本の楽しみは減るような気がする。
 連作短編で、それぞれの話に決着をつけつつ、散りばめられた伏線が、最終話でまとまって、全体として一つの長編としても読める、という構成も確かに見事だが、その点だけに目を奪われてはいけないように思う。

 この本の魅力は、主人公の駒子さんの、しっかりしているようでふわふわとした、夢見がちのようで現実も忘れていない、やわらかい存在感が支えているのではないかな。
 駒子さんと友人たちとの、自然体のユーモアがただよう学生生活には、現代には存在しないような、でも、ほんの少し前に自分が体験し、あるいは目撃したような、不思議な既視感がある。
 そういう「ほのかなノスタルジー」とでも言うべき雰囲気が、作品全体をシアワセなものにしている。これが1992年の作品で、現代から見て微妙に過去だということは、本質的ではないだろう。書かれた当時からこの「ノスタルジー」はあったはずだし、10年後に読んでも変わらないはずだ。

 その雰囲気の中で、駒子さんが体験する日常の謎が、作中の「ななつのこ」という童話の話と微妙にオーバーラップし、最後に童話作家からの手紙によって、たぶん正解の「謎解き」がされることで、静かな感動が心に広がるのだと思う。

 謎解きの部分は、文句なしに論理的で、雰囲気に流された解決でないところも素晴らしい。最終話で話をまとめるために、各話の結末を曖昧にした部分もあるし、謎解きの手紙の主が、駒子さんの手紙だけで推理していない「ルール違反」もあるが、それは、この作品に関しては欠点とは言えないだろう。




ななつのこ
販売元: 東京創元社

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 いろんな読み方ができる本だと思うけれど、「人が死なないミステリー」とか、「日常の中のミステリー」とかいうジャンル立てをしてしまうと、この本の楽しみは減るような気がする。
 連作短編で、それぞれの話に決着をつけつつ、散りばめられた伏線が、最終話でまとまって、全体として一つの長編としても読める、という構成も確かに見事だが、その点だけに目を奪われてはいけないように思う。

 この本の魅力は、主人公の駒子さんの、しっかりしているようでふわふわとした、夢見がちのようで現実も忘れていない、やわらかい存在感が支えているのではないかな。
 駒子さんと友人たちとの、自然体のユーモアがただよう学生生活には、現代には存在しないような、でも、ほんの少し前に自分が体験し、あるいは目撃したような、不思議な既視感がある。
 そういう「ほのかなノスタルジー」とでも言うべき雰囲気が、作品全体をシアワセなものにしている。これが1992年の作品で、現代から見て微妙に過去だということは、本質的ではないだろう。書かれた当時からこの「ノスタルジー」はあったはずだし、10年後に読んでも変わらないはずだ。

 その雰囲気の中で、駒子さんが体験する日常の謎が、作中の「ななつのこ」という童話の話と微妙にオーバーラップし、最後に童話作家からの手紙によって、たぶん正解の「謎解き」がされることで、静かな感動が心に広がるのだと思う。

 謎解きの部分は、文句なしに論理的で、雰囲気に流された解決でないところも素晴らしい。最終話で話をまとめるために、各話の結末を曖昧にした部分もあるし、謎解きの手紙の主が、駒子さんの手紙だけで推理していない「ルール違反」もあるが、それは、この作品に関しては欠点とは言えないだろう。




なにも言わないで (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)
販売元: 二見書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 結婚直前の心の迷いを抱きながら、自分の過去を疑いだし、
真実を知りたいという欲求に行動していく女性・ジュリアと、
魅力的な男性・アレックスとのラブロマンスが、
ロシアでの過去や謎めいた人々の暗躍などのサスペンスと絡んだ作品で、
最後はハッピーエンドだろうという予想を裏切らない点が安心でき、
主人公の2人だけでなく、故人となったジュリアの母やアレックスの父の
次第に見えてくる真実や謎の解明が簡単には終わらないストーリー展開が
なかなか面白い作品であった。

 ただし、少々ネタばれになるかもしれないが、冒頭から、
ロシアとアメリカをめぐる国家的な陰謀の雰囲気を感じていたのに、
実は・・・という点には少々がっかりさせられた。


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