和書 507216 (231)
もっとも虚しい仕事 ブラッディースクランブル (カッパ・ノベルス)
販売元: 光文社
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戸梶圭太をはじめて読む方にはお手頃。エッチっぽさはほとんどないので戸梶って何っていう女性も是非。ただ、何作か読んでる方には、ちょっとじれったいかな。読みやすさはいつもながらなので暇つぶしにはいいですね。
もっと知りたい!水の都 京都
販売元: 人文書院
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もつれ (創元推理文庫)
販売元: 東京創元社
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もつれっぱなし (文春文庫)
販売元: 文藝春秋
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6作品を収録した短篇集。
いや~…この作品、本当に「凄い」作品だと思う。
この作品の特徴は2つある。1つは、全てが2人の人間の会話のみで構成されている、という点。会話が中心になっている小説、ではない、会話のみしか存在しない小説、である。そして、もう1つが、基本的な形は同じ、という点。全ての会話が男女の会話であり、全ての作品が「○○の証明」というタイトルであるように、一方が奇抜な事を言い始め、それをタイトルの通りに証明しよう…という会話となるのである。
これだけ形式が限定されると、ワンパターンな展開になりそうなものだが、全くそんなことはない。それぞれが、全く別のテイストを持っている。例えば、「宇宙人の証明」なんかは、完全にボケとツッコミの漫才のようなテイストだし、「四十四年後の証明」は、しんみりとした後読感がある。また「嘘の証明」なんかは、会話だけでありながら、嘘かどうかを巡るミステリ小説の持つような緊張感がある。会話だけで物語を作るには、会話の進め方、テンポの良さ、など1つ作るだけでも大変だと思うのに、それぞれに全く別にテイストを持たせる著者の文章力に素直に脱帽。
気軽に読める作品なんだけれども、それがこの作品の「凄さ」の証明なんじゃないかと思う。
もつれっぱなし (講談社文庫)
販売元: 講談社
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ふたりの男女の会話のみで構成された短編集.
紹介文などでもこの『会話のみ』という部分が強調されていて,
どれだけ珍しいことなのだろうと読み出してみたのですが,
特に変わった印象はなくさらりと読むことができました.
が,これは騒ぐほどたいしたものではないということではなく,
珍しい手法にも関わらず,それを意識させないということなのですね.
状況の描写も第三者ではなく,ふたりの会話の中で説明がされるのですが,
『いかにも』的な印象がまったくなく,自然とその世界がイメージされます.
短編ということもあり,テーマはさまざま.
作品が古いため,SFテイストのものでは目新しい印象に欠けますが,
逆に発表時期を考えれば,小道具なども含めて非常によく練られています.
ただ,多くの作品のお終いがフェイドアウト気味に終わっていくのが残念です.
明るいものはまだしも,シリアスなものまでぼかしたまま終わってしまい,
「それははっきりと結論を出さないと!」というもやもや感が少し.
それでも,実験的な作品なのにそれを感じさせないのはおみごと.
逆にこれに気づけないと『普通』の作品で終わってしまうかもしれません.
もつれっぱなし
販売元: 文藝春秋
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6作品を収録した短篇集。
いや~…この作品、本当に「凄い」作品だと思う。
この作品の特徴は2つある。1つは、全てが2人の人間の会話のみで構成されている、という点。会話が中心になっている小説、ではない、会話のみしか存在しない小説、である。そして、もう1つが、基本的な形は同じ、という点。全ての会話が男女の会話であり、全ての作品が「○○の証明」というタイトルであるように、一方が奇抜な事を言い始め、それをタイトルの通りに証明しよう…という会話となるのである。
これだけ形式が限定されると、ワンパターンな展開になりそうなものだが、全くそんなことはない。それぞれが、全く別のテイストを持っている。例えば、「宇宙人の証明」なんかは、完全にボケとツッコミの漫才のようなテイストだし、「四十四年後の証明」は、しんみりとした後読感がある。また「嘘の証明」なんかは、会話だけでありながら、嘘かどうかを巡るミステリ小説の持つような緊張感がある。会話だけで物語を作るには、会話の進め方、テンポの良さ、など1つ作るだけでも大変だと思うのに、それぞれに全く別にテイストを持たせる著者の文章力に素直に脱帽。
気軽に読める作品なんだけれども、それがこの作品の「凄さ」の証明なんじゃないかと思う。
ものがたり風土記 (集英社文庫)
販売元: 集英社
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阿刀田さんが滋賀、鹿児島、新潟、東京を訪れ、その地につたわるまたはそこを舞台として書かれたものがたりの舞台を
探訪します。阿刀田さんもこの本はかなり楽しみながら書かれたのではないでしょうか。
残念なのは私が行った事のあるのが井の頭公園だけという事です。行った事のある地域の話しだったらもっと楽しめたようにも思います。(個人的な理由ですが)
柳田国男ほど、幻想的ではありませんが、中々恐ろしい話しもあり、「琵琶湖の湖底の幽霊」「ひえものとり」「親知らず」などなど、背筋がぞーとします。
又幼い頃より聞いた物語の起源や舞台を知る事ができ、非常に内容が濃い、これを読んですぐ旅に出かけたくなるような一冊です。それにしても阿刀田さんは多読博識だと驚きます。(市さんもすごい方ですが)
普通に読んだら難しくてわからないような資料も阿刀田さんの手にかかるとすっと頭に入ってきます。難解なものを平易に説明できるのは本人がよく理解されているという事。
又本当に上手い語り手です。
ものがたり風土記
販売元: 集英社
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阿刀田さんが滋賀、鹿児島、新潟、東京を訪れ、その地につたわるまたはそこを舞台として書かれたものがたりの舞台を
探訪します。阿刀田さんもこの本はかなり楽しみながら書かれたのではないでしょうか。
残念なのは私が行った事のあるのが井の頭公園だけという事です。行った事のある地域の話しだったらもっと楽しめたようにも思います。(個人的な理由ですが)
柳田国男ほど、幻想的ではありませんが、中々恐ろしい話しもあり、「琵琶湖の湖底の幽霊」「ひえものとり」「親知らず」などなど、背筋がぞーとします。
又幼い頃より聞いた物語の起源や舞台を知る事ができ、非常に内容が濃い、これを読んですぐ旅に出かけたくなるような一冊です。それにしても阿刀田さんは多読博識だと驚きます。(市さんもすごい方ですが)
普通に読んだら難しくてわからないような資料も阿刀田さんの手にかかるとすっと頭に入ってきます。難解なものを平易に説明できるのは本人がよく理解されているという事。
又本当に上手い語り手です。
ものごとの本質を見抜く理数力トレーニング
販売元: 日本実業出版社
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もの言えぬ証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
販売元: 早川書房
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“物言えぬ証人”すなわち犬のことですが、表題にするには出番が少なすぎじゃないでしょうか。
犬好きとしては、三毛猫ホームズ以上の活躍を期待したのですが。