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和書 507300 (41)



ある閉ざされた雪の山荘で (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

作者のデビュー作。本作は元々、「犯人はどうして(例えば)雪の中の閉ざされた空間という密閉性の中で殺人を犯すのだろう? 犯人が限定されて不利な筈なのに」という疑問に答えるために書かれた由。上述の理由は勿論、ミステリ作家の都合なのだが、敢えてそれに合理的解答を与えようとした心意気は買える。

しかし、登場人物が劇団員(候補)達という辺りでチョット眉をひそめる。彼らが殺人劇の稽古をしているという設定も期待が持てそうにない。そして、最後に明かされる真相は......。

結末は予想通り。登場人物が劇団員の集まりで真相がコレではミエミエの仕掛けと言う他はない。作者自身はともかく、読者の一人として上述の疑問に明快に応えているとはとても思えなかった。デビュー作という事もあって、気合いが空回りした作品。




ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

少し古い話だからかもしれないけど、まず文章自体が引き込まれないです。
作者が東野氏でなければ、5ページ位でドロップしてました。
読んでいくにつれ、一応引き込まれていくのですが、なにせ登場人物の容姿も性格もよくわからず、想像力が使えない・・・。由梨江さんも「相当な美女」としか出てこないし。
あと、途中で人称が変わるのは面白いんですが、久我さんしか語ってくれないのは、彼が探偵役になるという伏線でしょうか。この特別視のしようから、彼が真犯人かと思っていました。

そして、ここまで不気味な雰囲気を出しておいて・・・・・・・・・・真相それ!?
しかも結局仲直りして終わり!?呆気なさすぎ!!  これが1番がっかりした所です。
つーか、「わざわざんな芝居すんなら素直に謝れよ・・・・大人気ない」と思ったのは私だけかしら。

ただ、設定自体はうまく考えてあって面白かったです。「仮想」孤立無援、風変わりな団長、見事な餌の吊り方。みんな成功したいのね、はいはい。




ある骸骨の告白
販売元: 鳥影社

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あんただけ死なない (ハルキ・ホラー文庫)
販売元: 角川春樹事務所

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セクシャルとバイオレンスを兼ね備えたホラー小説である。
だからといって、作中人物の闊達な性格とテンポある会話によって、物語が陰にこもることはない。
そして、自己を主張する個性の強いキャラクターも、この作品をおもしろくしている要素である。
「リング」のような作品だと思って読むと、ことあるごとに描かれるセクシャルな部分に、齟齬を感じて戸惑うかもしれない。
しかし、プロットは悪くなく、中盤からさらにテンポアップするので、そのこともあまり気にならなく読み終えることができるだろう。
森奈津子は、独自の世界観と作風をもった作家である。




いいかげんワールド
販売元: 出版芸術社

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15年以上前から眉村卓が好きで、いろいろ読んできましたが
これは物語の中に自分が入りこめてハラハラしたり、現実から
はなれている感覚で読めておもしろかった。通勤電車で読んでいたが、
その間は「いいかげんワールド」に自分がいました。眉村卓ファンで
あれば買いだと思います。




いかしたバンドのいる街で (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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まぎれもなくスティーブンキングの世界が広がっている作品です。

表題になっている短編は、
ロックンロールと死という関連を想起させるテーマをずばり描いています。

ありえない設定を次々と恐怖を描いてきた、
モダンホラーの祖、キングの本質が改めて思い出させてくれる一作です。

気軽に読むにはよい短編集です。




いかしたバンドのいる街で―ナイトメアズ&ドリームスケープス〈1〉
販売元: 文藝春秋

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

昔のキングの短編集はSFチックでグロテスクで楽しかったが、この短編はなんだろう。実験的なとこもあり、日記のような記述もある。そして、あまり面白くない。これがキングじゃなかったら、誰もが途中で読むのを止めるだろう。というくらいに。





いきている首 [冒険ファンタジー名作選(第1期)] (冒険ファンタジー名作選)
販売元: 岩崎書店

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作者ベリャーエフは、寝たきり闘病生活の経験からこの小説を書いたと言われています。
物語は謎と恐怖と冒険と優しさに満ちていますが、近年やっと取り上げられるようになった「ただ生存しているというだけで、幸せと言えるのか?」という「生の質」について常に問い続けているのです。

他にも真面目に生きることの質について語った本はあるでしょう。しかし楽しい=不真面目=いけないこと、じゃないですよ。
まさに生きる質って、楽しいことと密着してるんじゃないでしょうか。

というわけで、怪奇あり恋あり冒険あり悲劇ありのこの小説は、とにかく「面白いから」お勧めします。

ちなみにこの本は「ドウエル教授の首」のダイジェスト版です。
子供にはこっちをお勧め。大人にはドウエル教授をお勧め。っていうか、ダイジェストとしての出来はいいので、両方読んで損はありません。




いきはよいよいかえりはこわい (ハルキ・ホラー文庫)
販売元: 角川春樹事務所

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山田太一原作の「異人たちとの夏」を彷彿とさせる、ホラー作品でした。ぜひ、映像化していただきたい作品です。




いさましいちびのトースター (ハヤカワ文庫SF)
販売元: 早川書房

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リーダー格の掃除機、AM専用の目覚ましラジオ、明るい黄色の電気毛布、首が自由にまがる卓上スタンド、そして一番若くてピカピカの小さなトースター。 戻らない旦那さまを訪ねて都会へ出発するトースター達。数々の困難を乗り越えて、彼らは旦那さまに会えるのでしょうか?
電気器具達の性格と役割が明確に描かれていて、彼らのやりとりをすんなりと受け入れることができます。また得意技もほほえましい。
可愛らしい謎やドキドキする恐怖をすぎると、心温まる素敵なラストが待っています。ある程度の想像はつくと思いますが、根底には「物を大切に長く使いましょう」というメッセージが流れています。

主人公ちびのトースターのモデルは著者トーマス.M.ディッシュ愛用のトースターだそうですよ。大人も子供も楽しめるそんな一冊です。


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