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和書 507300 (43)



いつもの空を飛びまわり
販売元: 筑摩書房

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アメリカでクロフォード賞に輝いた作品ではあるが、星5つの作品ではない。主人公が、解離状態で自分の姿を天井から認め、かつ亡き姉と慣れ親しんだ湖に遊ぶシーンは、すばらしい。だが、問題のなのは、両親と救い主の相手一家の描き方である。あまりにステレオタイプ化され、筆者がここで手を抜いたと疑われても仕方がない。救い出されるシーンも、もう少し描写が必要ではないか。
 なお、翻訳者は主人公の解離状態を幽体離脱と解説に書いているが、これはあくまで、解離状態ととらえるべきであろう。




いつも傍らに (現代随筆選書)
販売元: 日本随筆家協会

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いな吉江戸暦 (大江戸神仙伝)
販売元: 講談社

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この作品が世に出てから既に20年以上経っているが、今でも面白さは変わらない。江戸時代にタイムスリップした主人公が、現代の知識などを活用し、江戸での活躍をする話で、物語として純粋に面白い。
知識があって女性にもてて、楽しい思いをする主人公は、こんな経験をしてみたいと思わせる。江戸時代の情緒や町人の暮らしに関する知識本としてみても優れもの。この後、続編が続くが、第一作であるこの作品がベスト。




いのちのなかで (ぶんりき文庫)
販売元: 彩図社

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いのちのパレード
販売元: 実業之日本社

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■早川書房のドル箱叢書《異色作家短篇集》(18巻、1959‐1963年)は、リチャード・マシスンやロバート・シェクリィやジョン・コリアなどの幻想怪奇風味溢れた極上短篇がぎっしり詰まり、読書家に愛された。70年代に新装再刊、近年全20巻の構成で三度復刊されるなど根強い人気を誇る。恩田陸は同叢書を深く愛好、強い影響を受けたという。本書は恩田が、同叢書にオマージュを捧げて編んだ《恩田版異色作家短篇集》。15作が収録されている。

■幾つか小説の実験が展開されている。例えば「エンドマークまでご一緒に」は、まるでファンタジー・ミュージカル映画の台本のような構成で若い男女のロマンスが描かれ、ライオンまでもが歌を歌う。また「蛇と虹」は姉妹の対話形式で物語が構成されている。

■どの作品も謎と幻想に満ちている。「かたつむり注意報」は伝記作家が異国の田舎の宿でかたつむりの大群に遭遇する怪奇譚。「夜想曲」は、創作の源泉あるいは〈物語の神〉のような存在がアンドロイドに憑依し超生命体として進化させる奇想SFだ。そして表題作「いのちのパレード」では、地球上の死に絶えた生き物が延々と行進を続ける。行進の観察者も既に死者であることを暗示させ、書評子はロッド・サーリングの傑作TVシリーズ「ミステリー・ゾーン」なども思い浮かべた。





いのち明かり
販売元: 大和書房

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いま、殺りにゆきます (英知文庫)
販売元: 英知出版

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後味が悪いですね。
実話なのでいつ自分に降りかかるかもしれない
という恐怖からでしょうか、気持ち悪さが残ります。
在り来たりな作り物のホラーに飽きた人には
良いかもしれないですね。




いま、殺りにゆきます(2)
販売元: 英知出版

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前作の時と同様「これ、本当に実話なの…?」というのが読後の感想。俄かには信じ難い、身の毛もよだつ恐怖体験談集だった。やはり、死んだ人間よりも生きている人間の方が数百倍も怖いのだ。女性にはオススメ出来ません。




いまわしき砦の戦い―サルカンドラ 地球編 (別世界物語)
販売元: 原書房

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キリスト教擁護論者のルイスが神学をSFで描いて見せたものです。

●サルカンドラ:金星でサタンとの戦いに勝利した主人公が地球へ帰還します。再度<科学的な立場を利用した>地上の悪の勢力と、主人公と神を信じる仲間が霊的な戦いに勝利します。(悪はどこまでも卑しく、ただ魂を滅ぼす存在となっています。)それぞれの惑星の責任者?の天使と神、宇宙と天国の関係などが面白いです。予知を夢見る女性や古の大魔法使いマーリンの登場など、背景にアバロン神話(キリスト教以前のケルト神話)も盛り込まれていますが、矛盾なくまとまっています。
ルイスは、神からの「サイン」を古代神話や伝説の中にも見い出していたのかもしれません。

ついでに(^^;) 神学的SF三部作を一気に紹介!

●マラカンドラ!:神から地球を任されていた天使が堕落したために、地球と他の惑星と断絶したことが主人公の冒険を通して説明されます。アダムとイヴの堕落による人間の悲惨、未だ堕落を知らず「罪の存在しない火星種族」と人間の違いが描かれます。

●ペレカンドラ:金星のイヴを堕落させようとする地球の堕天使のもくろみと阻止しようとする主人公の肉体的精神的な戦いが描かれます。実際に創世記のイヴはこのような誘惑を受けたと実感できますし、キリストの死の現場(贖いの十字架)にいたと絶叫する堕天使はのセリフは本当にこわーいしリアルでした。




いやな時代こそ想像力を (岩波ブックレット (No.504))
販売元: 岩波書店

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今を描く事で定評のある作家高村氏と過激な発言で知られる評論家佐高氏の対談なので、緊迫感溢れる対談を期待したが、常識的なものに終始している。

「今教育に欠けていること」、「横ならび社会という呪縛」、「宗教と現代社会」、「「ヤドカリ神話」を崩す」の4つのパートから成る。まずは、国というものをどうして行くべきか、ビジョンがない事を指摘する。その下で、自分の頭で判断する事をせず、情緒に流される危険性を述べる。現在の"ゆとり教育"も情緒によるもので、それによる学力低下を深刻に危惧する。高村氏の作品に良く出て来る諜報戦ではないが、まず疑ってみる事の重要性を唱える。「横ならび社会」では企業のトップの責任感の無さをまず指摘する。そして、日本独特の企業文化を批判するが、対談中で褒められている、ソニーとゴーン氏の日産が現在苦境に立っている事を想うと、皮肉を感じる。宗教問題では、高村氏がオウム真理教に対して、着地点だけが悪く、オウムの存在自体は否定できないと述べているのは、大いに疑問。私は存在そのものが悪だと思う。最後の「ヤドカリ(会社に巣食う意)」論は、冒頭の繰り返しで、若者を中心とする情緒的反応と戦略を持つ必要性を論じる。

全体として、佐高氏が高村氏の論調に合わせて話が進むので、穏やかな対談となった。内容は冒頭で述べた通り、常識の範囲を逸脱するものではないが(オウムを除く)、高村氏には今度"ヤドカリ"として生きられない人間を主人公にした小説を書いて欲しいと思った。


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