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和書 507300 (51)



くだんのはは (ハルキ文庫)
販売元: 角川春樹事務所

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

あえてタイトルを平仮名にしているのは、おそらく発表当時には「くだんのはは」から「九段の母」(という歌があるのだ。若い方々はご存じないと思うが)を連想させることで、読者をミスリードさせる意図があったと思う。
その意味から言えば、本書はカバーイラストからしてネタバレであり、書籍編集の面では失敗していると思う。ちょっと残念だ。
なお、「新潮カセットブック」版(表題作1編のみ朗読)は、少なくとも私の所有しているものには「完全朗読版」等の表記が無く、差別語とされる言葉が用いられた1行がカットされている。
視覚障害者が聞く場合に配慮したためと思われるが、結果的に、重要な伏線のひとつが無くなった状態になっており、取り扱いには注意が必要である。




くもはち
販売元: 角川書店

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 のっぺら坊になってしまった駆け出しの挿絵画家むじなが、怪談作家くもはちと赤坂の紀伊国坂で出会うところから物語は始まる。その日は怪談で有名な小泉八雲の葬儀が行われていた。三流怪談作家であるくもはち小泉の死を怪談仕立てにした小説を書かねばならないため、二人は葬儀を取材する必要があったのだ。二人は首尾よく葬列に紛れ込むが、むじなが葬列を監視する男を発見する。男はなんと神経症のあまり小泉八雲に雇われた探偵に追われていると錯覚する帝大教師夏目金之助だった。
 売れない二人は怪談の種を、出版社とのつてを、また小遣い稼ぎにと東奔西走するが、その度に奇妙な人々と出会う。怪談の種を売ろうとする不気味な文学青年に、不思議な力を持つ法制局参事官、大手出版社博文館の編集主任にして女学生に取り憑かれた自然主義文学の先駆者。そして妻が妖精にさらわれたという英国人アーサー氏。二人の妖怪をめぐる冒険が始まる。

 妖怪というと恐ろしさを感じさせるために殺伐とした描写が多くなりそうなものだが、内容は表紙のイラストのようにユーモラスそのもの。歴史的事実かどうかはさておき、裏付けがなされた文士たちは一人一人特徴的でどのキャラクターも印象的である。また、登場する妖怪たちもいかにも『出そう』な時代が与えられた上、様々な資料から推し量られた妖怪の正体や能力は荒唐無稽な存在に一定のリアリズムを与える事に成功している。
 とにかく読んでいて飽きさせられるところがない。また、最後でもたらされるとある人物の正体とそれをめぐる事件は、貴方に再び本書を手に取らせることだろう。




くらげの涙
販売元: 愛育社

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大人向け童話ファンタジー全27話の短編集。装丁が美しかった事から手に取ったのが出会いのキッカケとなったのですが、一話一話全てが2・3ページの物語で、毎日楽しみに就寝前に一話ずつ大事に読ませて貰いました。どれもこれも心温まる素敵な物語で胸がキュンとなる。あっと驚く物語設定だったり、結末だったりで、展開も良くて、まるで美しい星空でも眺めているかのような気分にさせてくれる本。個人的には「大きなサツマイモ」「相合傘」「桃のつぼみ」「小さな景色」の四本が特に心に根強く残りました。久し振りに「この本は何があっても手放してはいけない」と思える本に出会えた。




くらやみの速さはどれくらい (海外SFノヴェルズ)
販売元: 早川書房

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大江 健三郎の作品には脳に発達障害がある若者が描かれる事がありますがその場合、その若者は物語の後半で超人的な力を発揮するか超人その物になるようなストーリーが多かったかと思います。
余談ですが「個人的な体験」では主人公がその歩く姿勢が鳥が枝にとまっている姿に似ていると言う理由でバードと呼ばれているくだりがあり私も密かにその姿勢を研究しました。

本作品も大江作品に似た流れですが作中の人物がそれを欠点と考えている物は実はとてつもない強みでありその強みに気がつきストーリー後半からその力を有効に活用しようとする描写は読んでいてゾクゾクする魅力があります。自閉症者が優れたパターン認識を示すと言う話は『マーキュリー・ライジング』と言う映画にもありましたが自閉症者が聡明で知的に優れている事が多い事は良く知られた事です。ネットの世界だけで生計を立てる道が開かれた現代では自閉症はもはや働く上では障害者では無く単に優れた変わり者と言えるかも知れません。

作者エリザベスムーンの魅力は貨物船ゲイリー・トバイに乗った少女の話の方が100倍面白いので星4つにとどめました。




くらら―怪物船団 (角川ホラー文庫)
販売元: 角川書店

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くるぐる使い (角川文庫)
販売元: 角川書店

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短編集だったんですね。全部良い作品だと思います。
ただ、終わり方がやるせないというか、明るい気持ちにはなれないものが殆ど(笑)
なので、落ち込んでいる時はあまり読まない方がいいかも!
ネムキというホラー漫画雑誌に、くるぐる使いの漫画版が掲載されていて、オーケン原作なんだ!と初めて知り、読んでみたくなって購入しました。
いやあ〜今更ながら、オーケンは多才ですね・。*゜




くるみ割り人形とねずみの王様 (河出文庫―種村季弘コレクション)
販売元: 河出書房新社

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シュタールバウム家の兄妹フリッツとマリーは、今年もたくさんのクリスマスプレゼントに瞳を輝かせていた。贈り物が次々と開けられる中、マリーは1つの人形を見つける。それは、素敵な衣装に身をつつみ、ギョロギョロした表情にも愛嬌の感じられるくるみ割り人形だった。・・・
『くるみ割り人形』といえば、クリスマスの時期に世界中で公演されるバレエでお馴染みですが、原作はあまりきちんと知られていないのではないでしょうか。この種村季弘さんの翻訳では、時にはいかめしい文体を用いながらもユーモアたっぷり、わかりやすく読みやすくて、あっという間に幻想的なファンタジーの世界へ引き込まれてしまいました。
そしてホフマンの限りない想像力の豊かさには舌を巻いてしまいます。楽しいクリスマスからくるみ割り人形とねずみの王様の戦い、そしてマリーがくるみ割り人形に連れられて訪れるお菓子の国、その描写の1つ1つが甘く可愛らしく、時には不気味でスリル満点、バレエとはまた違った『くるみ割り人形』の世界を存分に楽しめます!
併録されている『見知らぬ子ども』『大晦日の夜の冒険』も、おとぎ話のようなファンタジーの中にも、悪夢のような不気味さが潜んでいて、たまらない魅力を醸し出しています。オススメです!




くれない殉夜 (耽美小説SERIES)
販売元: 勁文社

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くれない焔鬼 (耽美小説SERIES)
販売元: 勁文社

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くノ一仮面 戦国編 (くノ一仮面シリーズ (第1弾))
販売元: 明窓出版

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