和書 507300 (50)
きつねのはなし
販売元: 新潮社
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短編集なのだが、どの作品もいくつかのキーワードで世界が繋がっているところが面白い。
森見作品には珍しいホラーなのだが、戦慄するような恐ろしさではなく肌にまとわり付くような湿り気を帯びた冷気を窺わせる上質の"怪談"である。
私個人としては『果実の中の龍』が面白かった。ある短編のメタファーになっているところは驚かされた。
きつね峠 (新風舎文庫)
販売元: 新風舎
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きのうの世界
販売元: 講談社
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冒頭の第一章から、かなり特徴がある。ある町の風景を、通常の小説のように鳥瞰図のように客観的に説明するのではなく、訪れた人物の目線を追う形で語る。これが、個人的には非常に読みづらかった。もちろん、この部分は物語の重要な部分なので、しっかりと読まなければならないのだが、ここで、なんだか、不思議な感覚に襲われる。更に、語り手がどんどん変わり、しかも、超常現象的なテーマも含まれ、物語はどんどん拡散してゆくような印象を与える。いわゆる「殺人」「謎解き」というつくりではなく、謎は舞台となる町の存在自体へと拡大してゆく。
後半、一気にすべてが展開し、最後にすべてが明らかになるが、謎解きの部分はスッキリと腑に落ちる、という感じではなく、読んだあとの爽快感もない。事件が終わったあとに、何が残るのかというと、何も残っていないようにも感じられる。
作者の引き出しの多さがよくわかる。ただ、よくできてはいるけれど、好き嫌いが分かれる作品ではある。
きみがいた時間 ぼくのいく時間-タイムトラベル・ロマンスの奇跡-
販売元: 朝日ソノラマ
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「タイムトラベルロマンスの軌跡」
という副題がついているのはダテではない
まさにロマンス小説でした。
読後感はちょっと酸っぱい。
普段はハードな設定重視のSFものが好きですが
ロマンスが絡むとこういったゆるい感じもいいですね
ハリウッド映画のSFものを見て
つっこみを入れずにいられる人には
なんの違和感もなく読めると思います。
きみの血を (ハヤカワ文庫NV)
販売元: 早川書房
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あまりにも特殊な吸血鬼物ですね、これは。まず構成から変わっていて、ラストの真相が明かされるところまで吸血鬼も登場しなければ、それらしい場面も出てこない。事件を探る軍医と陸軍大佐との往復書簡や、渦中の人物による手記などが綴られていくのですが、とりたてて何も起こらないんです。しかし、何かある。どこかおかしい。裏に何か大きなものが隠れている。真相がどうなのか早く知りたい。しかし読ませますねえ。めっぽう読ませる。そしてラストの1対1の診断場面。いやあ、こういう事だったのかあ。なんかスゴイよ、この小説。薄い本で、大きな山場もなく、派手な装飾もない。しかし、なんだこの迫力は。すべての謎が氷解して、ようやく見えてくる手記の真相。けっこうグロいことになってんじゃん。これ、生理的にうけつけない人も多いんじゃないでしょうか。でも、それが生々しく描写されずに読者の想像に委ねてあるところが、この本のミソなんですね。う~ん、ウマいなあスタージョン。
きょうも世界は平和である
販売元: 文芸社
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きんのゆびわ (新風舎文庫)
販売元: 新風舎
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くくり姫 (ハルキ・ホラー文庫)
販売元: 角川春樹事務所
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くさり―ホラー短篇集 (角川文庫)
販売元: 角川書店
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現実と夢の境がはっきりしない話をいくつも
つむいだ内容です。
短編集なのでさくさく読めるのはいいと思いますが、
夢をそのまま書きなぐったような感じで、
個人的には「ふーん」以外の感想のない作品でした。
くたばれスネイクス! (ハヤカワ文庫SF―ホーカ・シリーズ)
販売元: 早川書房
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