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和書 507300 (97)



悪を呼ぶ少年 (角川文庫)
販売元: 角川書店

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綾辻行人の「暗闇の囁き」のあとがきで、
この作品の映画を下敷きに作品を書いたようなことが書かれていたので
読んでみました。

翻訳物なので、文章がこなれていない感じがしますが、
自分以外のものになりきるごっこ遊びの描写は良かったです。
蛍の視点でみた世界の描写は綺麗。

ただ、「暗闇の囁き」を先に読んでいると
楽しさが半減とはいいませんが、ちょっと・・・。
(これを読んで私の中の「暗闇の囁き」に対する評価は下がりました。)

映画も見たい気がしますがビデオは品切れ、DVDはないようです。




悪の扉〈上〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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悪の扉〈下〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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アクアポリスQ
販売元: 朝日新聞社

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この作者の話は難しいのが多いけど、これならと
母にすすめられて読みました。
話のリズムがよくてぐいぐい読めました。
大人の人よりも子どもに向いていると思いました。
おもしろかったです。




アクアリウム (新潮文庫)
販売元: 新潮社

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 亡くなった友人の死の謎、その恋人への秘めた思い、
暗く危険な地底湖とそこにいる不思議な生物で物語の
初期は楽しく読める。エアが十分ない時の脱出劇も
はらはらして面白い。
 しかし、中盤からは物語の質がガラッと変わる。
環境問題デモの説明的な文が始まることで、主人公の
細やかな心情の機微が失われ、説明的になってくるのだ。
文章のリズムが失われ、徐々に独りよがりな行動をする
主人公に共感はしづらい。
 最終的には何も解決しないし、不思議な生物が何なのか
の説明もない。友人が死んだ理由も曖昧。伏線の使い方が
雑で納得感がない。人間関係に配慮がないために、様々な
人物が物語にとって不必要に見える。ひとりひとりの心情
に対する心配りがないために、生き生きとしていない。
 導入が面白かったので残念だ。





悪意 (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

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 作家達が繰り広げる殺人劇が、登場人物達の手記や告白により全て一人称で語られる。解説で桐野夏生が指摘するように、文字に書かれた「記録」や人の語る「記憶」の曖昧さ、信用できなさを、そのままトリックに使った着想は見事だし、殆ど「文学」的ですらあると思う。

 一方で、「文学」作品の代表作である漱石の「こころ」なんかもそうなんだが、登場人物達が書く「手紙」「手記」により話の大部分が構成される小説というのは、その肝心の「手記」が妙に長くなってしまうところにリアリティが無くなってしまい、形式自体が弱点になったりする。(こんな長い手紙を書くもんかいな、と。)

 また、この小説の場合、語り手達は全体の構成の中でシナリオをもらってそれを演じる役者のようで、その心情描写には深みがない。いや、心情描写という点では、このタイトルにもなっている、人間の持つ「悪意」の根本的な不条理さがこれでもかというくらいに書かれており、唯一その点での心情描写には成功していると思う。ただ、これをミステリーでやると犯人の動機は結局言語・理屈で解析できない、ということになり、謎解きにはならない。そういう意味で、この小説はメタ・ミステリーとして機能しており、ミステリー作家としては相当巧い作家じゃないと、こういう手法は取れないだろう。

 メタ・ミステリーの構図を構成するためにだけ描かれた登場人物達に魅力が無くて感情移入しにくいのに、それでも人間のドロドロした感情(=「悪意」)が上手に伝わってくるという、不思議な結果オーライの作品。




悪意 (講談社文庫)
販売元: 講談社

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 作家達が繰り広げる殺人劇が、登場人物達の手記や告白により全て一人称で語られる。解説で桐野夏生が指摘するように、文字に書かれた「記録」や人の語る「記憶」の曖昧さ、信用できなさを、そのままトリックに使った着想は見事だし、殆ど「文学」的ですらあると思う。

 一方で、「文学」作品の代表作である漱石の「こころ」なんかもそうなんだが、登場人物達が書く「手紙」「手記」により話の大部分が構成される小説というのは、その肝心の「手記」が妙に長くなってしまうところにリアリティが無くなってしまい、形式自体が弱点になったりする。(こんな長い手紙を書くもんかいな、と。)

 また、この小説の場合、語り手達は全体の構成の中でシナリオをもらってそれを演じる役者のようで、その心情描写には深みがない。いや、心情描写という点では、このタイトルにもなっている、人間の持つ「悪意」の根本的な不条理さがこれでもかというくらいに書かれており、唯一その点での心情描写には成功していると思う。ただ、これをミステリーでやると犯人の動機は結局言語・理屈で解析できない、ということになり、謎解きにはならない。そういう意味で、この小説はメタ・ミステリーとして機能しており、ミステリー作家としては相当巧い作家じゃないと、こういう手法は取れないだろう。

 メタ・ミステリーの構図を構成するためにだけ描かれた登場人物達に魅力が無くて感情移入しにくいのに、それでも人間のドロドロした感情(=「悪意」)が上手に伝わってくるという、不思議な結果オーライの作品。




悪意
販売元: 双葉社

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 作家達が繰り広げる殺人劇が、登場人物達の手記や告白により全て一人称で語られる。解説で桐野夏生が指摘するように、文字に書かれた「記録」や人の語る「記憶」の曖昧さ、信用できなさを、そのままトリックに使った着想は見事だし、殆ど「文学」的ですらあると思う。

 一方で、「文学」作品の代表作である漱石の「こころ」なんかもそうなんだが、登場人物達が書く「手紙」「手記」により話の大部分が構成される小説というのは、その肝心の「手記」が妙に長くなってしまうところにリアリティが無くなってしまい、形式自体が弱点になったりする。(こんな長い手紙を書くもんかいな、と。)

 また、この小説の場合、語り手達は全体の構成の中でシナリオをもらってそれを演じる役者のようで、その心情描写には深みがない。いや、心情描写という点では、このタイトルにもなっている、人間の持つ「悪意」の根本的な不条理さがこれでもかというくらいに書かれており、唯一その点での心情描写には成功していると思う。ただ、これをミステリーでやると犯人の動機は結局言語・理屈で解析できない、ということになり、謎解きにはならない。そういう意味で、この小説はメタ・ミステリーとして機能しており、ミステリー作家としては相当巧い作家じゃないと、こういう手法は取れないだろう。

 メタ・ミステリーの構図を構成するためにだけ描かれた登場人物達に魅力が無くて感情移入しにくいのに、それでも人間のドロドロした感情(=「悪意」)が上手に伝わってくるという、不思議な結果オーライの作品。




亜空間要塞 (ハルキ文庫)
販売元: 角川春樹事務所

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亜空間要塞の逆襲 (ハルキ文庫)
販売元: 角川春樹事務所

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