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和書 507300 (161)



詩人(うたびと)たちの旅―デイルマーク王国史〈1〉 (創元推理文庫)
販売元: 東京創元社

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ジョーンズの物語には「旅」が多く登場する。しかも徒歩や馬車といった、前時代的な旅である。
この本も、町から町へと渡り歩く吟遊詩人の家族の話だ。
いつも自分をみそっかすだと思っている、11歳のモリルが主人公。
父親で吟遊詩人のクレネンが、キアランという少年を馬車に乗せてくれるように頼まれたことから事件は起こる。
父を殺され、母は昔の婚約者のもとへ。
兄ダグナーも捕まり、モリルは姉ブリッドと共にキアランをハナートに送り届けることができるのか?

相変わらず大人も子どもも動物も、個性豊かに描かれている。
微妙に揺れ動く少年の心も、きっちりことばにしてある。
その視点もとてもジョーンズらしい。
今までに翻訳された作品よりも、読んでいて振り回される印象は少ない。
初期の作品ということもあるだろうが、その分ドタバタも少ないので、
ひねったものが読みたい方には物足りないかも。
逆にジョーンズ初心者という方には、格好の入門書となりそうだ。

巻末のデイルマーク用語集を読むと、本書の疑問が解けるだけでなく続巻がますます楽しみになってくる。
モリルが旅する世界も、わたしたちが旅する世界も、ひとつではないようだ。




内なる宇宙〈上〉 (創元SF文庫)
販売元: 東京創元社

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ガニメアンシリーズの最終話。
前作の架空戦争で敗北を喫し、ガニメアンの管理下になった惑星ジュヴレン。平和に向けて進んでいるのかと思いきや、ジュヴレン人の中では妙な新興宗教が次々に発生しお互いに対立を始めた。対応に苦慮したガルースは遥か地球の友人ハント博士の助けを求めた。かくしてハントはダンチェッカーとともにジェヴレンへ赴く。

シリーズ初期の頃はこれ以上ないというほど純SF作品だったが、だんだんリアルな科学検証のシーンが減ってエンターテイメント色が濃くなってきた。だから作品が面白くなくなったかといえば、全くそんなことはないが、毛色が変わってくるのは「星を継ぐもの」ファンとしては少々寂しい気もする。

今作では宗教や種族の溝が事件のきっかけになっている。ガニメアンは相互理解を深めようといろいろ手を打つが、ジェヴレン人には全く通用しない。両者の間には根本的な世界観の違いがあって、それが大きな障害なのだが、お互いそんなことは知る由もなくただ不満を募らせるばかり。なんだかそれってどこかで聞いたような話だ。読みながら、現実に起こっている世界各地の紛争に考えがいってしまった。地球人同士だって理解しあうのは並大抵のことではないのだから、宇宙人でしかも争った過去があり現在権力的に上下になっていれば、いくらガニメアンが温厚な種族といったって無理がある。ジェヴレン人は何やらよからぬことを企んでいるようだし、下巻で話がどう転ぶか楽しみだ。

ちなみに人口頭脳ジェヴェックスの幻想を体験したいのだが、これって現実逃避だろうか…。




内なる宇宙〈下〉 (創元SF文庫)
販売元: 東京創元社

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書き方が女性関係なども登場して変わった感じがする。
訳者の訳し方も変わったのかな?
このシリーズ好きなので今度は原文で読んでみたい。




宇宙一杯のバレンタイン―それゆけ!宇宙戦鑑ヤマモト・ヨーコ〈opt.4〉 (富士見ファンタジア文庫)
販売元: 富士見書房

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宇宙エレベータ500階、太陽下り出港します!! (新風舎文庫)
販売元: 新風舎

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宇宙海兵隊ギガース〈2〉 (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

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宇宙海兵隊ギガース〈3〉 (講談社ノベルス)
販売元: 講談社

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宇宙救助隊2180年―宇宙年代記全集〈1〉 (ハルキ文庫)
販売元: 角川春樹事務所

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宇宙航路―猫柳ヨウレの冒険 (ハルキ文庫)
販売元: 角川春樹事務所

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宇宙航路〈2〉猫柳ヨウレの冒険 激闘編 (ハルキ文庫)
販売元: 角川春樹事務所

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