戻る

前ページ   次ページ

和書 507300 (192)



王の眠る丘 (ハヤカワ文庫JA)
販売元: 早川書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

牧野修のファンタジー小説。初版は93年に単行本として発行されているが、文庫化されたのは2000年とかなりたっており、一部の読者に知られるのみになっていたようだ。惜しいと思う。

作品は粗製濫造されたファンタジー小説ではない、きちんと描写された世界設定と濃密な描写、表一遍ではない人物造形がよい。ストーリー上、これ以上の発展、続編の可能性がないのが残念。ラストは意外だったが作品世界の広がりをとめてしまう内容であるためこの手のファンタジー小説として正解だったかは疑問が残る。
今後の期待を込めて4ツ星




王の眼〈第3巻〉
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






王狼たちの戦旗 (下) 〈氷と炎の歌 第2部〉 (氷と炎の歌 (2))
販売元: 早川書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

七王国全土で戦は起こっていた。スターク家のものたちも運命に翻弄されていく。いまや、一家の主となったロブは、"北の王"として、兄でも、息子としてでもなく、軍勢を率いていく。母ケイトリンは、そんな息子を頼もしく思いながらも、まだ若輩のロブを子供として見る事をやめられない。「母」として子供を守りたい彼女と「為政者」であるロブの想いはすれ違う。長女サンサは未だラニスター家の虜囚であり、王の許嫁でもある。父を殺したジョフリーに既に愛情はないものの、「スターク家の長女」である彼女の人質としての存在は大きい。次女アリアは、王都を抜け出せたものの、未だ誰の庇護も受けぬまま逃亡を続ける運命にある。サンサよりよほど武に長ける彼女であっても、乱立する勢力の中で頼りにできる味方を探し当てることは容易ではない。彼女の存在は敵味方に大いなる影響力を持つのだから...そして、ウィンターフェルに残る幼いブランとリコンにも過酷な運命はせまりつつあった,,,

為政者の子として育ったスターク家の子供たちは、それぞれ、より過酷な運命にさらされることになります。そして、海の向こうで自分が得るはずだったものを得ようとするターガリエン家のデーナリスも...支配者として育てられるから支配者になるのか、能力があるから他者を従えるのか。どちらも本当でいて、そして、時の運にはそのすべてが覆されていく中、みなが自分の大事なものを抱えてあがく様にとてもひきつけられます。個人的には、「アリア」と「デーナリス」、それから「ティリオン」。けっして主役にはなれない彼・彼女の想いが、今後がとても気になります。ティリオンとデーナリスは多少はましになったようですが、「アリア」ももうちょっとましに扱われて欲しいです。次が楽しみです。




王狼たちの戦旗 (上) 〈氷と炎の歌 第2部〉 (氷と炎の歌 (2))
販売元: 早川書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

少年だったロブは「北の王」となり、ジョンは夜警団に、サンサはジョフリーの虐待に合い、アリアはサバイバル中、ブランはウィンターフェルでロブの代わり、とスターク家の子供たちは支配者階級の辛い部分をますます押し付けられるようになって行きます。話の始まりでは子供だった彼らは、運命に弄ばれてどんどん成長しました。そして、王であり夫であったドロゴと子供を失ったデーナリスはこの先どうなるのか、とても気になります。いくら、ドラゴンが三匹いても、まだ卵から孵ったばかりだし、彼女には何の力もないし。でも、なーんかやってくれそうなんですよね。今のところ強さ加減で行くと、(1)デーナリス、(2)アリア、(3)サンサですが、これら3人の女性がどう動いていくのか、王様四人より気になりますね。まぁ、あっさり殺されるという可能性もありますが...




桜花爛漫
販売元: 碧天舎

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






鴨涯雑記
販売元: 筑摩書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

長い間、フランスの長編小説を読み、それを翻訳してきた高齢の翻訳者の随筆集である。含蓄は深い。ビュフォンの「文体論」の有名な言葉を引いて、生島はこう書く。「欲望だけで語ろうとして生まれるのは子供のおしゃべりの類で、文章ではない。」パソコンのキーボードから打ち出される小説は、妙に「おしゃべり」になっていないか。原稿用紙にあった、白紙の面積という物理的な限界を越えて、ほぼ無制限に書くことの欲望を解放できる。考えるべき問題があることを、静かに教えてくれる一冊である。




王国を継ぐ者 (ハヤカワ文庫FT―リフトウォー・サーガ)
販売元: 早川書房

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

3年くらい前に初めて読んだにしては物凄い印象を残している作品。
とにかく強盗ものにしても夢のある内容で、手口も普通な術とは一線を画した常軌を逸したもの。他の方も書かれている通り緻密すぎるが故の説明口調が長々続くところはあるがそこは飛ばし読んでしまえばよい。大阪の街の構造を知らない人にとっては面白くない描写がながなが続く箇所もありますが知っている人からしたら頭の中で場所を思い出しながらより一層楽しめる。




黄金を抱いて翔べ
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

これは同タイトルの小説が、雑誌「小説新潮」から作者本人による改稿を経て単行本化されたものです。ご存じの方もいらっしゃることでしょうが、とにかく高村薫は本の形態が変わるたびに改稿するんですね。ご多分に漏れず、これも内容が所々変わっています。特に雑誌から比べると、結末までもが読む側の捉え方によっては全く異なったものとなってしまいます。但し、文庫から比べるとさほどの違いは見受けられません。つまり雑誌→大幅な改稿→ハードカバー版(本書)→少しの手直し→文庫版、となるわけです。

雑誌の方はもう既に殆ど入手不可能となっているシロモノですので(何せ12年以上前)、これを考えに入れないとすると、文庫を持っている方ならばあまり読む必要はないかも知れませんね~。値段は高めのファンアイテムみたいなものですから。黄金の大ファンだとか、タカムラーを名乗りたいなら一見の価値はありますけどね。とくに春樹に愛の方。ただでさえ少ない彼ののセリフが文庫版では更に削られてますから…。
参考までに、改稿された箇所を幾つか。

文庫:p89L1、単行本(本書):p76L6
文庫:【「何とでもほざけ」】単行本:【「放っとけ!」と幸田は言い、「え?」と北川はすっとぼけた。】
文庫:p102L18、単行本:p88L6
文庫:【幸田は~モモの顔を見た。】、単行本:~の所に【、改めて】が入ります。

文庫:p134L1、単行本:p115L14~15
文庫:【「何も目に入らないような顔して、人の目つきだけはきっちり見てるんだな~」】単行本:~の所に【。頭に来るぜ、全く……】

ここに挙げたのは、あくまでほんの一部、他にも探せばわんさかわんさか出て来ます。

でもやはり大きいのは例の12月15日、幸田のアパートでの出来事を含む一連の場面で遂にモモさんが女装しっぱなし(!)だったり、北川兄の「特別な仲」「惚れたというのも意外~」発言がないためモモと幸田の関係が曖昧なことでしょうか…。

いずれにしろ、文庫とそう大差ありません。黄金を読むのがこれからなら、どちらからでもいいと思います。(値段と内容の差異を考えて、個人的には文庫の方がオススメ)
もちろん、「たとえ少しの違いでも気になるってのおんどりゃア!!」という素敵な方は、両方買って女王様の印税に貢献しましょう♪




黄金伝説 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 「黄金伝説」というと古文書の解釈と伝説に彩られたテレビの特番を連想してしまうが、本書は政治の裏の権力に縄文式土器、UFOと絡めている点が独創的で、どういう展開になるかが興味深かった。
 人間関係は血縁中心で複雑だが狭い印象だった。しかし途中から本格化する発掘物語でスケールはぐんと大きくなる。特に「戸来」の有名な「キリストの墓伝説」の新たな解釈には感心した。
 黄金というロマンをめぐる伝奇SFエンターテインメントで、あきさせない魅力がある。



前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ