戻る

前ページ   次ページ

和書 507300 (292)



神の花―カルビア
販売元: 文芸社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






神の火〈上〉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

冷戦時代の終末期、<北> を含む国際的諜報戦が渦巻く中、自ら東のスパイとなった原子力研究者を主人公として、明日をも知れぬ孤独な日々を生きる人間達の運命を綴ったサスペンス小説。

原子力発電所の設備や制御システムに関する精緻な描写には、いつもの事とは言え驚かされる。また、作者の生まれ故郷とは言え、大阪の雑然とした街の描写の臨場感には圧倒される。反面、<北> 、ソビエト、アメリカの描き方は類型的か。また、人間ドラマとしては物足りない面があり、主人公に深い影響を及ぼす江口との関係が不鮮明。更に、何故主人公がスパイとなる道を選んだのかが不明な点に不満が残る。こうした漠とした人間関係の中で、"良"の純真さと薄倖が胸を打つ。

それにしても、体制の崩壊の兆し、国家間の政治バランスの変化が個の人間を翻弄する様を重厚な筆致で描く手腕は見事という他はない。それも、"個"を描く事によって、国家の思惑を映し出すのだから、卓越した技量である。

上巻だけでも読み応えがあったが、作者がどんな結末を用意しているか下巻への期待が膨らむ。




神の火〈下〉 (新潮文庫)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

上巻の質感溢れる濃密な物語から、下巻に期待したが、期待外れだった。全体構想に問題があるのではないか。

下巻の前半は主人公の感傷が延々と語られる。"良"との偽装交換劇の後の展開は、更にセンチメンタリズムの嵐である。本作の結末が原子力発電所襲撃に収斂する事は誰の目にも最初から明らかだが、それを決行する主人公と友人の心理が不透明で感情移入できない。"良"の死から、いきなりの原子力発電所襲撃は展開の飛躍が過ぎよう。襲撃シーンを慌てて最後に詰め込んだかのようである。発電所の設備や襲撃計画の描写は相変わらず精緻で、「黄金を抱いて翔べ」を思わせるが、それが却って読む者に空疎感を与える。コンクリートで囲まれた原子炉の蓋の解放が物質社会への風刺に繋がり、それが主人公の心の解放の象徴となる意図は理解できるが、如何せん、襲撃計画が唐突過ぎて違和感が拭い切れない。

上巻の曖昧模糊としながらも濃密なサスペンス劇と下巻の性急過ぎる襲撃計画がアンマッチで、構想の混乱を感じさせる作品。




神の火 (新潮ミステリー倶楽部)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

始めて読んだのが中学一年のとき、東と西と北があるのにどうして南がないんだ!と思ったのを思い出します。
冷戦を知らない、ましてや原子炉の構造もそれを取り巻く情報の国際的な奪い合いも知るはずのないお馬鹿な子供でも夢中になって読みました。

専門用語がごろごろ出てくるし、長いし、重いし、理解できない部分のほうが多いくらいなのに、面白くてたまらない。
小説を読む醍醐味を教えてくれる作品だと思います。
何度読み返したか分かりませんが、そのたびに自分の人生のふがいなさにため息が出ます。
出てくる人皆格好良いこと!




神の火 (新潮ミステリー倶楽部)
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

鉛色の海に面した巨大な原子力発電所。複雑な制御回路と鉄壁の保安設備を誇るこのハイテク施設の爆破をもくろむ男がいた。彼の名は島田。元原子力技術者でUNIXシステムのエキスパートが自らの知性と体力でこの難問に取り組んでいく。彼の裏にちらつくのは電力潮流制御システムにハッキングを試みる謎の組織「プラトン」、アメリカの秘密組織、親友の日野。これらの人間関係が複雑に絡み合いながら目的に向かって島田は突き進んで行く。原子力理論の専門用語やunixシステムの知識、原発のセキュリティや爆発物の薬品名など専門書に匹敵する内容で読む者を圧倒する。はたして臨界に達した原子炉圧力容器の運命は。島田の命は。




神は沈黙せず
販売元: 角川書店

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

昔読んだ本。
何だか否定的な意見が多いようで不安になるけど、楽しくって一晩で読んでしまった記憶がある。
昔気質のSFを現代風にポップにした感じかな。
(SF的な超常現象的な)設定とかその周りのこまごましたものを書くのが凄い。
それで物語として世界観を築いている。
叙述が上手いのかな。
知識に誤謬や時代遅れ感があっても、感情移入は出来たよ。
キャラクターが現実離れしているって意見もあるけど、キャラクターによってたつ物語じゃないから問題ないと思う。
語り部としての主人公の葛藤や心の動きもまあ表現できていると思う。
(カタログ本+小説)÷2ってことで。

僕は凄い好きだな。




「カミさんと私」の物語
販売元: 新潮社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






遣唐使を呪殺せよ (神語部遺文)
販売元: ネスコ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






龍神月下を飛ぶ―神語部遺文 (神語部遺文)
販売元: ネスコ

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)






神々の午睡〈下〉 (講談社文庫)
販売元: 講談社

Amazonのカスタマーレビュー(口コミ)

 このお話は、世界三大宗教をベースにした歴史改作小説として面白いお話です。その中でも、この下巻では宗教戦争がどのようにして起こるのかを中心に話が展開され、ひいては世界滅亡を引き起こすことになる事を警告しています。

 そして世界史の知識を持ってる方ならば、この本が本当のところで言いたいメッセージを面白おかしく読み解いていく事が出来るでしょう。まぁ、モデルとされた宗教の信者の方には顰蹙ものかもしれませんが。


前ページ   次ページ

戻る

仮想世界 - シューティング/レース/電車ゲーム フライトシミュレータ