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和書 507300 (355)



玉座への道 絹の女帝 第三部 (ランダムハウス講談社文庫)
販売元: ランダムハウス講談社

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絹交易の利権。盗まれた秘宝の行方。引き裂かれた恋人達。欲望渦巻く権力闘争。複雑に絡んだ人々の運命と思惑が終結を迎える完結巻。

歴史上の人物で、この物語のメインキャラの一人である則天武后が、単に野心溢れ奸智に長けた猛女でなく、一方で情に厚く信心深い、これと見込んだ者には惜しみなく助力と愛情を注ぐ女傑に描かれているのが印象的です。
エピローグで彼女が浮かべた笑顔は、限りなく美しいものに思えました。

官能小説じゃないんだから…と思うような描写も多々ありますが、この作者の作風は気にいりましたので、今後も期待します。




玉蘭 (文春文庫)
販売元: 文藝春秋

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過去と現在、東京と上海が交錯する不思議な物語だった。女性の強さと弱さがうまく表現されていると感じた。自分の置かれている立場を理解して次に踏み出す勇気は男にはなかなか持ち合せていない潔さだと思う。時代を超越して登場する伯父の生き方や有子に未練を残して上海に会いに行く元恋人は、色んな柵と過去を引き摺る男の弱さの典型のようであった。




玉蘭
販売元: 朝日新聞社

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桐野夏生さんは、女性を描くのがほんとにうまい人だな〜と思った。主人公有子の優等生ならではの生きにくさ、かたくなさ・・・浪子の奔放でいてしたたかないやらしさ。そして何より私が感動(?)したのは上海の寮を取り仕切っている光代(だったかな名前は)に対する浪子の嫌悪感!男の人にはきっとこの光代の嫌さはいまいちわからないかもしれないが、女の私には「そうそう!こういうおばさんいるいる!」とうなってしまった。
このあまりにうますぎる人物描写のため一人一人の人生をもっと深く読んでみたくなってしまい、オムニバス形式のように4人の視点で話が進んでいくのがちょっと散漫な感じがしてなじめなかった。
とはいえ、だれか一人を深く掘り下げて書かれるとすごく濃くなりすぎて読みにくくなったかも。時代や国境を越えて人々がシンクロしてる感じがこの小説の醍醐味だったのかな。





魚鱗荘の惨劇―弁護士魁(さきがけ)夫婦の推理 (C・NOVELS)
販売元: 中央公論社

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玉座に舞う妖精
販売元: 新風舎

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議論の余地しかない
販売元: PHP研究所

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森氏の作品からその台詞をひいている第2弾.
第1弾と同じように写真も氏自身による.
これらの台詞を読むと,その小説のその場面がぱっと浮かぶ.
しかし,台詞だけを改めて読み直すと,そこに秘められた含蓄が浮かび上がり,
一つ一つが穏やかに染み入るように心に投影されていく.
さらに装丁の良さも台詞を引き立てる.




疑惑の月蝕―グイン・サーガ(77)
販売元: 早川書房

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ようやく出ました。待ちに待った新刊です。前巻末で著者最愛の登場人物が亡くなりましたが、今回必ずや蘇えるはずという予想を覆し、まだ死んだまま(?)です。とうとうもう一人の鍵を握る人物まで欺いて、いつになったら復活するのやら。○ァ○○○○も戻ってきたし、次巻では活躍してもらわないと困るのですが。何となく陰謀の影がちらつくままに謎解きは次巻に繰越しとなりました。




疑惑の墓標
販売元: 講談社

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銀の海 金の大地〈10〉 (コバルト文庫)
販売元: 集英社

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ついに牙を向いた佐保一族の霊威那智と、那智を息づかせた速穂児。
真秀との凄まじいとしか言いようのない戦いは本当に圧倒的な場面です。死へと向かう御影と神々の愛児である真澄もろとも、真秀は守り抜くことができるのか。
滅びの子と永遠に生かす子。

抗うことを許さずに押し流す運命の果てに、明かされた真実のもたらす衝撃は言葉にできないほどのショックを私自身にも投げかけてきました。本当に命をめぐる鋭さを感じさせられる一冊。
どれだけ時間がたっても、すばらしさは朽ちることはありません。




銀の海 金の大地〈11〉 (コバルト文庫)
販売元: 集英社

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青春時代、一般的に言われる日本語の乱れを率先して作っていた世代ですが。
この作品を読んで大和言葉の美しさにやられました。
客人=まれびと、まろうど、主人公の名前、真秀=やまとはくにのまほろば、に由来。
その他諸々、一行読むたびに古代の畏れが息づく闇(月)の銀の海、稲穂の広がる
陽の金の大地が瞼裏に広がる、非常に深層風景を揺さぶられる作品でした。
母音が心地よい大和言葉の美しさにひたすら酔いしれる、土着的な試練満載ストーリー
とは裏腹な、美しい言霊に彩られた物語です。
転生ファンタジーというサブタイトルからは、本当は続編が紡がれていたはずなのですが
先はすべて、天上に住まいを移された筆者の心の中にしまわれたままなのでしょう。
もっともっとこの先を読みたかった。


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